ほほえむ印仏 / Smiling Inbutsu

Bibliographic Details

Title
Smiling Inbutsu / ほほえむ印仏
Author
Anonymous / アノニマス
Year
Edo Period / 江戸時代
Size
h106 × w62
Binding
One print with simple mount / 簡易台紙付き版画一枚
Printing
Wood Stamp / 木版画
Materials
Japanese paper / 和紙
Edition
Unique / 一点物
Condition
Well preserved for Hundreds of years / 数百年の保存状態

朱印
阿弥陀如来
江戸時代

阿弥陀如来の印仏で江戸時代のもの。印仏は、平安時代にたくさん刷られた手製版画で仏像の胎内に納められることが多く、本作品も胎内仏として製作されたものと思われます。

浄瑠璃寺印仏と同じように、「千体仏」を供養する信仰によって制作されたものでしょう。この朱印は、どこかほほ笑みを浮かべているような愛らしい印象です。

それぞれの仏さまがもつ印象と印仏特有の反復するおもしろみが相俟って、親しみやすい作品です。

Text by 櫨木 脩(潮音堂)