パブロ・レーマン(Pablo Lehmann)は、好きな書物のことばを独自のカリグラフィーで紙に彫刻する。南米ブエノスアイレスを拠点に、ミゲル・デ・ウナムーノ、フリオ・コルタサル、ホルヘ・ルイス・ボルヘス、ジョージ・オーウェル、ミシェル・フーコー、ロラン・バルト、バートランド・ラッセルなど、自身が溺れるように読んだ哲学者、小説家、科学者の世界を透かし彫る。その技法は、日本の型紙や、中国の剪紙にも通じる。FRAGILE BOOKSが注目しているアーティスト。
Pablo Lehmann(パブロ・レーマン) 1974年、アルゼンチン生まれ。アルゼンチン国立芸術学校を卒業後、2000年からUniversidad Nacional delas Artes の教授を務めながら、南米、北米を中心に独自の作品を発表。現在、ブエノスアイレス在住。