フラジャイル博覧会|リヴォトルト・ピーシーズ展


《 開催概要 》

紙々の断章
Passage of Paper Textile
by Rivotorto Pieces

期間:2023年4年1日-4月30日
場所:フラジャイル博覧会|オンライン展示室

Rivotorto Pieces(リヴォトルト・ピーシーズ)による初めての個展「Passage of Paper Textile / 紙々の断章」を開催します。作家のふたりが幼少より恋い慕ってきた先人たちの名を冠した「紙のテキスタイル」による作品群です。聖人や絵本作家や建築家など、古今東西からこんな人たちが登場します。アッシジの聖フランチェスコ、須賀敦子、レオ・レオニと小島悳次郎、シャルトルのベルナルドゥス、ティントレット、ダンテ、ジョット、白井晟一、俵屋宗達、ウィリアム・モリス、エドゥアール・ヴュイヤール、ピエール・ボナール、ムンタネー、ミケランジェロ、ヘルメス、ディオティマ、バーバラ・サンソニ、エルジェ、吉野弘、ルソー、フリードリヒ2世、シモーヌ・ヴェイユ、アルド・マヌーツィオ、ピカソ、マスダジル洞窟にいた人。作品ごとに付いてくるそれぞれの人との出会いを綴ったメッセージもなかなか。


Open Day / 作家在廊

FRAGILE BOOKSのアトリエを2日間だけ開放し、新作の「紙々の断章」を巡り作家のおふたりと語らいます。お申し込み方法はこちらから。先着順、参加費は無料です。

1日目:2023年4月9日(日)13:00 / 15:00 / 17:00 →満席となりました。
2日目:2023年4月10日(月)13:00 / 15:00 / 17:00 → 満席となりました。

 



Message

この人のことは知っているけれど、いつどこで知ったのだろう。過去に生きた人たちのことを頭に浮かべ、ふと思う。知っている、とは不思議なものだ。勉強して思い入れのある人もいれば、詳しくないけれど思い出と繋がっていて多くの情感を蓄積している人もいる。はたまた本人のことは知らないのに、その人が作ったものから知った 気になることもある。その程度はさまざまでも唯一の事実、その人たちと出会ったということを大切にしたい。この紙片は、記憶の中の彼らの住処を再訪問し綴った本の1ページであり、彼らを少しでも知ることができた証でもある。

リヴォトルト・ピーシーズ



Profile

Rivotorto Pieces / リヴォトルト・ピーシーズ
紙を編む、という独自のスタイルで、アートとも工芸とも取れるさまざまな「Paper Textile(紙のテキスタイル)」を展開するアートプロジェクト。ふだんはデザインから染織まで幅広く活動する小島沙織と島田耕希によるユニット。

小島沙織 / Saori Cojima
1987年、生まれ。千葉県出身。2013年、東京藝術大学デザイン科修士課程を修了。デザイナー。祖父小島悳 次郎の影響から型染め作家としても活動。

島田耕希 / Koki Shimada
1986年、生まれ。埼玉県出身。2012年に東京藝術大学デザイン科を卒業。デザイナー。フライヤー、書籍、 WEBなど主にグラフィックデザインを小島と協業するとともに、創作行為の探求として作品制作を続ける。

Web site : https://shimaads.com/
Instagram :@rivotorto_pieces


主催:FRAGILE BOOKS