《 開催概要 》

おじいちゃんの封筒 復刊記念展
Grandfather's Envelopes: Exhibition

大工の棟梁だった神前弘さんが、
身近にあって不用なものでつくった紙の封筒。

それを自ら「紙の仕事」と呼び、発表するでも、売るわけでもなく、
95歳で亡くなる日まで、朝から晩まで毎日続けた封筒づくりは、
膨大な数に及びました。

封筒の魅力を見逃さなかった孫の藤井咲子さんと
それにひと目惚れをした坂田和實さんとの出会いによって
書籍『おじいちゃんの封筒』は誕生しました。

それから15年の月日が経ち、長らく絶版となっていた本書。
初版のデザインも手がけた山口信博さんとのご縁から
このたび新装復刊することが叶いました。

もともと大好きな本で、思えばこの本がきっかけで
古道具坂田を訪問するようになったのでした。
編集者冥利に尽きます。山口さん、ありがとうございました。

復刊にあたり、3/17と3/18には
100冊限定の特装版を展示販売するイベントを、
4/29からはmuseum as it isで復刊記念展を開催します。
詳細は下記の通りです。

本と同様にハガキとフライヤーのデザインも
山口信博さんと山口デザイン事務所の玉井一平さんに
手がけていただきました。


1.  限定百冊展

古道具坂田のあった場所で開催する本展は、おじいちゃんの封筒にならい、手作業で剥がした厚紙を表紙に使用した100冊限定の特装本を展示販売します。この特装本は、坂田敏子さんのご協力で、一冊ずつ mon sakata の残布でつくる「本の上着」に包んでお渡しします。無くなり次第、販売終了となります。ご予約はお受けできませんのでご了承ください。

日時：2023年3月17日(金) - 18日(土) 11:00-18:00
場所：mon Sakata studio 隣　坂田ハウス
住所：161-0033 東京都新宿区下落合3-18-9

2.  おじいちゃんの封筒・復刊記念展

藤井咲子さんが所蔵する「おじいちゃんの封筒」コレクションから書籍で掲載された貴重な実物を展覧します。また、会期中には、おじいちゃんの封筒に合わせて、坂田和實の古道具コレクションの一部も展示することになっています。

日時：2023年4月29日(土) - 11月26(日) 10:30-16:00 ※土・日のみ開館
場所：museum as it is
住所：297-0154 千葉県長生郡長南町岩撫41

問い合わせ先：
FRAGILE BOOKS
info@fragile-books.com

Credit

書名／おじいちゃんの封筒 ［新装版］
著者／藤井咲子
アートディレクション＋デザイン／山口信博
企画＋編集／櫛田 理
初版企画／藤井咲子＋坂田和實＋山口信博
写真／島 隆志
DTP／玉井一平
制作＋取次／FRAGILE BOOKS
協力／無印良品 MUJI BOOKS
発行／BON BOOK
定価／通常版: 2,500円（税込） 特装版: 5,500円（税込）