egg|澄敬一

澄敬一のエッグコレクション
「egg」を刊行します。

おそらく世界のだれよりも卵の形をしたものをコレクションしている澄敬一の「エッグ・コレクション」が一冊になりました。デザインは山口信博さん。卵を割ってたべるような、フラジャイルな造本です。出版を記念して、恵比寿のPOSTで展示と販売をおこないます。会期中、展示替えや作品販売などご用意しています。そして、著者の澄敬一と編集と発行を手がけた櫛田理でトークイベントを開催します。どうぞお運びください。

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この本に収めた160点の偽卵は、いずれも19世紀末から21世紀初頭にかけて世界各地で産まれている。偽卵といっても、鳥の産卵を抑制するためのものはごく一部で、玩具や健康グッズ、オーナメントや手品道具、調理器具や食品サンプルなど、いまとなっては探し出せないありとあらゆるフェイクエッグが登場する。工場で大量生産されたものから、ひとつだけ机の上で縫われたものまで、ぼくにとってこの本は忘れられたカルチャーのスコアブックのようなものなのです。

澄敬一
(あとがきより抜粋)

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澄さんの「エッグ・コレクション」からセレクトした50種類の偽卵でポストカードブックもつくりました。はがせる糊で製本しているので、一枚いちまい切り離して、葉書として使用できます。egg <postcard book> はこちらから→


eggの特装版として「エッグ・コレクション」の中から、タグ付きの偽卵1個をおすそわけしてもらい、本といっしょに澄さんが作った木箱に収めます。このマルチプルは9箱限定です。egg [special edition]はこちらから→

POSTでの展示に合わせて、グラフィックデザイナーの山口信博が「egg」のポスターも制作しました。限定100部。egg posterはこちらから→

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出版概要

egg
澄 敬一

編集+発行:櫛田 理
AD:山口信博
デザイン:山口信博+玉井一平
写真:大友洋祐
製作進行:田川いちか
協力:松澤紀美子
刊行日:2025年11月1日
発行元:FRAGILE BOOKS
価格:7,700円(税込)

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展示

2025.11.1(土) → 11.30(日) 
11時~19時 ※月曜日定休
オープニングレセプション:11.1(土) 17時→19時
会場:post / 東京都渋谷区恵比寿南2-10-3

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トークイベント

登壇者:澄 敬一+櫛田 理(聞き手)
日時:11月8日(土)16時→17時30分
時間:15:30受付開始→16:00トーク開始→17:30終了
会場:post/東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
定員:25名・参加費:1,000円
申込方法:こちらからご予約ください

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Profile

澄敬一 / Keiichi Sumi
1964年、北海道函館生まれ。父はトラピスチヌ女子修道院の修繕や増改築を手がける工務店を経営していた。18歳で上京し、早稲田大学工学部建築専門学校で学ぶ。その後、設計事務所を3年で退社。それからおよそ10年間、ビルの窓拭き清掃員として働きながら、ヨーロッパや中近東などを放浪する。2002年、自ら内装したインテリアショップ「push me pullyou」を池尻大橋に開店。ファッションブランド「vêtements」、ギャラリー「LA GALERIE DES NAKAMURA」、セレクトショップ「Haberdashery」、撮影スタジオ「Lion Building」、「折形デザイン研究所」など数多くの内装やインテリアデザインを手がける。2004年、パートナーの松澤紀美子と「petitcul」を早稲田に開店し、現在に至る。