{"product_id":"mutilaties","title":"Mutilaties by Irma Boom","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\n\u003cstrong\u003e古い本の損傷が音を立てて\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e聞こえてくる。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eこの本は、私がもっとも好きなイルマ・ボームの仕事の一つです。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eオランダの紙の文化遺産保存プログラム「Metamorfoze」の創設20周年を記念して制作された、紙の文化遺産へのオマージュです。イルマ・ボームがデザインと装丁を手がけ、2017年に刊行されました。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eこの本は、古い紙資料がもつ美しさとその損傷の痕跡に光を当てています。それを伝えるために、イルマ・ボームは全てのページに半円形の切り込みを入れ、ページをめくるたびに、バリバリと音を立てながら、小さな円窓が半分ずつ開くようにしかけました。図版ページもテキストページも関係なく、全てのページにです。さらに、モノクロとカラーのページが交互にやってくるように編集することで、アナログとデジタル、過去と現在の対比を浮上させています。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eどの国でも同じことですが、紙の資料の保存には、デジタル化が欠かせません。オランダでは、Metamorfozeの国営活動がその取り組みを長年にわたって推進してきたわけです。そのような背景がありながら、この活動を記念する出版物を、デジタル化ではけっして再現できない「紙の本」としてラディカルに追求したところに、イルマ・ボームのらしさが爆発しています。この本は、絶対にPDFにできないのですから。その読書体験は、実際に手に取り、ページをめくりながら、本そのものが変化していく過程を体感することでしか得られないのです。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eオランダ語のタイトル『Mutilaties』は、英語では Mutilations と訳され、「損傷」「切断」「破壊」を意味します。本に施された機械的な切り込み（＝傷）のことを指すと同時に、収録されているティス・ゴールドシュミット（Tijs Goldschmidt）のエッセイの題名にも由来しています。作家であり進化生物学者でもあるゴールドシュミットは、このエッセイのなかで文化的進化と生物学的進化の共通点と相違点を考察しながら、オリジナルの紙資料を目の前にしたときの感覚について綴っています。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eエッセイは、次の一文で締めくくられます。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e「地球上の生命は、複製の仕組みを完成へと近づけるために35億年もの歳月を費やしてきた。一方で、書くこと、印刷すること、そしてデジタル化することを行う人類の歴史は、まだ始まったばかりである――そう考えると慰められる。」\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":55610566738088,"sku":null,"price":25000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/IrmaBoom_Mutilations_001.jpg?v=1781355340","url":"https:\/\/www.fragile-books.com\/products\/mutilaties","provider":"FRAGILE BOOKS","version":"1.0","type":"link"}