{"title":"読む本","description":"吸うように、噛みしめるように、潤すように、浴びるように、溺れるように読みたい本たち。","products":[{"product_id":"die-forelle","title":"Die Forelle","description":"\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cstrong\u003eもしも、本が水だったら。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e« Die Forelle »\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e2014\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e「水」というコンセプトから生まれた、太田泰友の代表作。フランツ・シューベルト（Franz Peter Schubert, 1797年1月31日 - 1828年11月19日）の歌謡曲『鱒（Die Forelle、1817年）』の詞を題材とした作品です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e綴じられた背の部分を持って、左右に振ってみると、全体がしなやかにまるでさざ波のように揺れ、いまにも水滴とともに鱒が飛び出して来そうなほど。竹簡を模した白いページの上には、リノリウム版画で表現された鮮やかな鱒がページをめくる度に輝き、シューバルト（Christian Friedrich Daniel Schubart、1739年3月24日 - 1791年10月10日）の作詞した歌詞が、ドイツ語で作品全体に散りばめられています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e「水」の表現手法として作者が選んだのは、構造でした。古代中国で用いられていた竹簡と西洋の伝統的な本の形を連想させるコプティック製本の両方を用いて、これまでにない独自の構造を生み出すことに成功しています。紙を3枚貼り合わせることで、竹のように丈夫で竹よりも軽くしなやかな仕上がりを実現し、本来巻物状に収められる竹簡を、敢えて綴じることでまったく新しい書物のかたちを立ち上がらせました。一方の端を綴じたことで軸が発生し、安定して自立するため、ページごとに自由自在に角度を変え、その造形美をたのむことができます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e« Die Forelle »の制作工程で最も特徴的なのが、1枚の竹簡（短冊）の構造です。1枚のページの強度を保証するため、また、印刷の工程の問題を解決するためには、3枚の紙を貼り合わせる必要がありました。印刷工程では、8mm幅の短冊の中で、わずか1mmでも中心がずれると大きな影響が出てしまいます。特に、文字の入るページにおいては、小さい文字が必ず短冊の中心に合わなければ成立せず、それぞれの面を印刷した後に、自らの目と手をもって両面を合わせて貼る以外に方法はありません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本来、竹簡が示すのは中国や日本に代表される縦書きの方向性です。本作は、この規範に反して、ドイツ語で書かれたシューバルトの「鱒」の歌詞を、そのまま横書で採用しました。その結果、構造と内容の相互の進行方向が、文字通り戯れ、交差することで、新たな本とタイポグラフィのアプローチについて可能性を導き出しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eその構造と内容の交差から、文字の進行方向について思考させられる本作では、縦書き用のフォーマットに横書きのドイツ語を乗せることで、文字の進行方向を強く意識させられます。「鱒」の歌詞は、基本的には竹簡の短冊の中で下から上に向かって進行しており、中のページは左から右に向かって進みます。この方向性は、ドイツ語の本の背中にタイトルを縦長に入れる場合、一般的には下から上に向かって読むように配置されることに起因しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本作は、作者の最大の特徴とも言える、身体的な本の捉え方が最も突出している作品のひとつで、日本の繊細な感性や、精度の高い技術性をうかがい知ることが出来ます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003ciframe title=\"YouTube video player\" src=\"https:\/\/www.youtube.com\/embed\/knEiVGVWyPY\" width=\"560\" height=\"315\" allowfullscreen=\"\" allow=\"accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture\" frameborder=\"0\"\u003e\u003c\/iframe\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42113826881704,"sku":"","price":300000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_DieForelle_02.jpg?v=1648605453"},{"product_id":"茶室ー趣味-空-数寄の場所","title":"茶室","description":"\u003ch2\u003e\n\u003cstrong\u003e岡倉天心の『茶の湯』が\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e折りたたまれた\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eティーバッグ。\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h2\u003e\n\u003cp\u003e茶室をテーマにした本作は、大きなティーバッグのかたちをしています。ティーバッグを開くと、左右に二つの和紙の束が現れます。全体のふんわりとした印象は、和紙ならでは。ティーバッグの紐の部分を和綴じの糸から展開させている点でも、日本の感性を感じさせられます。所謂和風の作品は決して多くない作者ですが、こうした細部から滲み出すアイデンティティの背景には、紛れもなく日本という存在があります。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eテキストは、岡倉天心『茶の本』（岩波文庫）の第四章「茶室」から抜粋した文章を使用しています。茶室の畳の間取り図を、墨の代わりに茶葉の色で描画したものが右側のページに、その図に合わせて日本語・英語・ドイツ語の3ヶ国語を組み合わせたタイポグラフィーの表現をしたものが左側のページに配置されています。左右の束は対になっているので、左右のページを同時に読み進めていくことが出来ます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e建築と本の間を行き来しながら創作を続ける作者が選んだ「茶室」。茶室の構造は、西洋建築の壮麗さとも寺院建築の重厚さとも真逆の極致を示していると言えます。茶室の建築は「数寄屋建築」と言われますが、「数寄屋」の意味について、岡倉天心が次のような解釈を行っています。１つ目は、空き家と書いて「空家（すきや）」。四畳半などの狭い空間でも、そこにいろいろなものを並べたり詰めたりしてしまえば、余地はなくなる。但し、空っぽにしておけば、そこにはあらゆるものが入る可能性がある。空っぽであればどんなものでも入る。あるいは、その中が自由な空間になる。２つ目は「好き家（すきや）」。好みの部屋であること。茶会であれば、日ごと自分や客人の好みに合わせて、生ける花によっても空間が変わる。機会ごとに変わる好みを取り入れる。３つ目は「数寄屋」。「偶数」対「奇数」の意味で「数寄」を紐解きます。具体的には、「違い棚」を例に挙げ、東洋の茶室建築では、違い棚のような不規則な非均衡で、不安定な景色を取ることで、流動性、すなわち動きが出てくるからだと岡倉天心は言っています。左右対称では、動きが固定されてしまう。それに対して、違い棚は、心の動きを呼び起こすことができる、と。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e美術作品としての本の歴史が脈々と受け継がれるドイツで、技術と思考を身につけた作者は、自らの文化背景である日本の建築様式と茶の湯の哲学を掛け合わせ、発酵させました。本作は、ブックアートの未来に、大いなる可能性を感じさせる傑作です。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE 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data-mce-fragment=\"1\"\u003eこの本の長さはなんと66cm。サラブレットにしては少し短めな脚ですが、日本の在来馬の脚の長さとしてはちょうど平均値。馬の脚が入る本棚はありませんが、本作も本棚には収まりそうにありません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e芥川の『馬の脚』について、ごくごく簡単に解説をしておきます。『馬の脚』は、1925年（大正14年）初出の綺談で、「大人に読ませるお伽噺」という一節からはじまります。大正時代の北京在住の商社マンの「忍野半三郎」は、手違いの死で幽冥界に来てしまったため蘇生されたものの、そのとき既に脚が腐っていたので、自分の脚の替わりに馬の脚をつけてこの世に送り返される羽目に。移植された馬の脚は主人公の意志と関係なく、本能のままに駆け回り、遂には白いズボンの下から覗く毛だらけの馬の脚を妻に見られてしまい、やがて彼は姿を消します。フランツ・カフカの『変身』を彷彿とさせる奇想天外なストーリーです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e真っ白な表紙なのに、表情、或いは体温のような生きものを手触りを感じます。中のページを開いて驚くのは、本文の配置。ズボンの型紙の輪郭にそって日本語とドイツ語のテキストが流れていきますが、とても不思議な景色です。そしてテキストの下を駆け抜ける蹉跌の跡。視覚的なそのイメージから、鑑賞する人は馬の足音や馬が蹴った土埃を連想せずにはいられません。大きく、物語性に富んだ本だけに、ページをめくる度に本の中に吸い込まれそうな錯覚に囚われます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e表紙と蹄鉄のグラフィックに用いた白い紙は、主人公「忍野半三郎」が履いている白いズボンから構想を得て選択されました。一見普通の紙に見えますが、実際に触ってみると毛のような、動物の皮のような人肌のようにも感じられる特殊な手触りの紙です。表紙には、紙の質感を強調するように、日本語とドイツ語のタイトルが、強めに空押しされています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本文は、ズボンの型紙の形に文字が配置されています。作中で、天国からこの世へ送り返される際に移植された馬の脚が、主人公の太ももから下に接続されていることから、テキストは型紙上方の日本語に、型紙下方のドイツ語が接続されるように組まれています。また、二重折になって印刷されている和紙の中には、蹄鉄にインキをつけて直接押してできたグラフィックを挿入しているため、一冊として同じ本はありません。型紙というモチーフに和紙を組み合わせることで、実際に型紙として用いられることもある和紙という素材の可能性にも迫っています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cstrong\u003e『馬の脚』について：\u003c\/strong\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e発表は大正十四年。芥川龍之介が自ら命を絶つわずか二年前のことです。『馬の脚』は中年男性が馬の脚を自分の太ももから先に移植されてしまう奇想天外な物語。蘇生や移植といった出来事は「再生」を、自分の意思と関係なく本能のままに駆け回る馬の脚は「狂気」を象徴しています。この頃、芥川龍之介は既に精神を病んでいました。主人公「忍野半三郎」は、芥川龍之介自身だったのかもしれません。\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42113861419176,"sku":"","price":180000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_PFERDEBEINE_02.jpg?v=1648608123"},{"product_id":"frucht-i","title":"Frucht Ⅰ","description":"\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e \u003cstrong\u003e まるごとレモン１個分。\u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e\u003cstrong\u003e«Frucht Ⅰ»\u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e\u003cspan style=\"color: #808080;\"\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e2017\u003c\/span\u003e \u003c\/span\u003e \u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e見るだけでビタミンＣを摂取した気分になるような、レモン色のキューブには、レモンが丸ごと入っています。三方の小口に現れるレモンの輪郭は、作家自ら購入し2mmずつにスライスしたその個体そのものの輪郭が映し出されたもの。近づいてみると、その輪郭を浮き上がらせているのは、わずか2mmの幅に書き出されたドイツ語の文字。そこには個体の情報、レモンの概要、そしてレモンを使用したレシピが、一面ごとに記されています。ページを開くと紙の厚み2mmと同じ厚みにスライスされたレモンの断面図が現れ、ページを進めるごとに直径をわずかに変えながら展開していきます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e黄色の表層は、実は白い紙に黄色の印刷を施しています。テクスチャを含め、あくまでもレモンらしさにこだわったアプローチ。経年変化で、小口側の縁の黄色が剥げ、一部だけ白っぽく色褪せるのも、少し皮の削げたレモンの様です。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e«Frucht Ⅰ»は、本以外のものを本の中に移し替えるという行為的直感性と、薄い層状のものの積み重なりが、本というオブジェクトを想像させるという視覚的効果の二面性を結実させた作品となっています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong data-mce-fragment=\"1\"\u003eFruchtシリーズについて、作家はこのように説明しています：\u003c\/strong\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e「\u003cem\u003eひとつのオブジェクトを薄い層状に切ると、たくさんのスライスができあがる。そのスライスをまた積み重ねると元のオブジェクトの形が立ち現れる。スライスとオブジェクトの関係が、私には折丁と本の関係に見える。また、一つのオブジェクトの詳細を観察する方法であるCTは、物体の断面を見ることによってその目的を達成している。私は、オブジェクトの詳細を観察するために、折丁一枚と同じ厚さにスライスしてみた\u003c\/em\u003e」\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e「\u003cem\u003e2mmというのは、私が本づくりにおいて頻繁に使う単位だ。ぺらぺらとした紙を使う時、もっと言うと、紙に印刷をするとき、平面で捉えることが多いが、実際には紙は\"厚み\"を持っている。このプロジェクトでは、通常複数枚の紙が重ねられ折られてできている折丁を、ボール紙から作った一枚で構成することによって\"厚み\"が強く意識させられる。私は2mmという厚みの中に宇宙の広がりを感じる。フルーツのスライスの2mmの中にもたくさんの興味深いことが起きているし、本を作る過程においても、2mmの中に本当にたくさんのドラマがある。2mmともっと付き合いたくて、2mmの可能性をもっと知りたくて、このプロジェクトでは一枚の折丁の厚みの中に文字としての情報を入れた\u003c\/em\u003e」と作者は語っています。\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e本作はドイツ時代に制作した最後の作品で、2017年に日本に拠点を移し、新たな創作へ向かうことになりましたが、本作を通じて「対象物に近づく」、「身近なものを本にする」、「本を身近なものに寄生させる」という意識がより高まり、これらの思考は現在に至るまで創作の大きなテーマとなっています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003ciframe src=\"https:\/\/www.youtube.com\/embed\/sCIlDKJnobU\" title=\"YouTube video player\" width=\"560\" height=\"315\"\u003e\u003c\/iframe\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42113900544168,"sku":"","price":215600.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota2201_041.jpg?v=1647498477"},{"product_id":"frucht-iii","title":"Frucht Ⅲ","description":"\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e まるごとトマト１個分。\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e« Frucht Ⅲ »\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e2017 \u003c\/span\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eトマト色のキューブには、トマトが丸ごと入っています。三方の小口に現れるトマトの輪郭は、作家自ら購入し2mmずつにスライスした個体そのものの輪郭が映し出されたもの。近づいてみると、その輪郭を浮き上がらせているのは、わずか2mmの幅に書き出されたドイツ語の文字。そこには個体の情報、トマトの概要、そしてトマトを使用したレシピが１面ごとに記されています。ページを開くと紙の厚み2mmと同じ厚みにスライスされたトマトの断面が現れ、ページをめくるごとに直径をわずかに変えながら展開していきます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e一見、赤単色の表層は、実はパール地で光沢のある白い紙に赤色の印刷を施しています。テクスチャを含め、あくまでもトマトらしさにこだわったアプローチです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e«Frucht Ⅲ»は、本以外のものを本の中に移し替えるという行為的直感性と、薄い層状のものの積み重なりが、本というオブジェクトを想像させるという視覚的効果の二面性を結実させた作品です。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eFruchtシリーズについて、作家はこのように説明しています：\u003c\/strong\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e「\u003cem\u003eひとつのオブジェクトを薄い層状に切ると、たくさんのスライスができあがる。そのスライスをまた積み重ねると元のオブジェクトの形が立ち現れる。スライスとオブジェクトの関係が、私には折丁と本の関係に見える。また、一つのオブジェクトの詳細を観察する方法であるCTは、物体の断面を見ることによってその目的を達成している。私は、オブジェクトの詳細を観察するために、折丁一枚と同じ厚さにスライスしてみた\u003c\/em\u003e」というその言葉通り、作家は驚くべき偉業を成し遂げています。その表現方法もさることながら、実物のトマトを2mm厚に均等に端から端までスライスするのは、至難の技です。我こそは、と思った方は是非挑戦してみていただきたい。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e「\u003cem\u003e2mmというのは、私が本づくりにおいて頻繁に使う単位だ。ぺらぺらとした紙を使う時、もっと言うと、紙に印刷をするとき、平面で捉えることが多いが、実際には紙は「厚さ」を持っている。このプロジェクトでは、通常複数枚の紙が重ねられ折られてできている折丁を、ボール紙から作った一枚で構成することによって\"厚み\"が強く意識させられる。私は2mmという厚みの中に宇宙の広がりを感じる。フルーツのスライスの2mmの中にもたくさんの興味深いことが起きているし、本を作る過程においても、2mmの中に本当にたくさんのドラマがある。2mmともっと付き合いたくて、2mmの可能性をもっと知りたくて、このプロジェクトでは一枚の折丁の厚みの中に文字としての情報を入れた\u003c\/em\u003e」と作家は語っています。\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e本作はドイツ時代に制作した最後の作品で、2017年に日本に拠点を移し、新たな創作へ向かうことになりましたが、本作を通じて「対象物に近づく」、「身近なものを本にする」、「本を身近なものに寄生させる」という意識がより高まり、これらの思考は現在に至るまで創作に欠かせない大きなテーマとなっています。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42114335146152,"sku":"","price":215600.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_Frucht3_02.jpg?v=1648606807"},{"product_id":"frucht-ii","title":"Frucht Ⅱ","description":"\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cstrong\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e まるごとキウイ１個分。\u003c\/span\u003e\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e« Frucht Ⅱ »\u003c\/span\u003e\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e2017\u003c\/span\u003e\u003c\/strong\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e鈍い薄緑色のキューブには、キウイが丸ごと入っています。三方の小口に現れるキウイの輪郭は、作家自身が購入し2mmずつにスライスしたその個体そのものの輪郭が映し出されたもの。近づいてみると、その輪郭を浮き上がらせているのは、わずか2mmの幅に書き出されたドイツ語の文字。そこには、個体の情報、キウイの概要、そしてキウイを使用したレシピが一面ごとに記されています。ページを開くと紙の厚み2mmと同じ厚みにスライスされたキウイの断面が現れ、ページをめくるごとに直径をわずかに変えながら展開していきます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e薄緑色の表層は、キウイの果実の色をイメージして選定した既成の洋紙。テクスチャを含め、探し回った挙げ句に見つけた紙の名前には「キウイ」が含まれていました。綴じに使用した糸は、皮が茶色く毛状の繊維に覆われていることから、薄茶色の蝋引き紐を使用しています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e« Frucht Ⅱ »は、本以外のものを本の中に移し替えるという行為的直感性と、薄い層状のものの積み重なりが、本というオブジェクトを想像させるという視覚的効果の二面性を結実させた作品です。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cstrong data-mce-fragment=\"1\"\u003eFruchtシリーズについて、作家はこのように説明しています：\u003c\/strong\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e「\u003cem\u003eひとつのオブジェクトを薄い層状に切ると、たくさんのスライスができあがる。そのスライスをまた積み重ねると元のオブジェクトの形が立ち現れる。スライスとオブジェクトの関係が、私には折丁と本の関係に見える。また、一つのオブジェクトの詳細を観察する方法であるCTは、物体の断面を見ることによってその目的を達成している。私は、オブジェクトの詳細を観察するために、折丁一枚と同じ厚さにスライスしてみた\u003c\/em\u003e」\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e「\u003cem\u003e2mmというのは、私が本づくりにおいて頻繁に使う単位だ。ぺらぺらとした紙を使う時、もっと言うと、紙に印刷をするとき、平面で捉えることが多いが、実際には紙は「厚さ」を持っている。このプロジェクトでは、通常複数枚の紙が重ねられ折られてできている折丁を、ボール紙から作った一枚で構成することによって\"厚み\"が強く意識させられる。私は2mmという厚みの中に宇宙の広がりを感じる。フルーツのスライスの2mmの中にもたくさんの興味深いことが起きているし、本を作る過程においても、2mmの中に本当にたくさんのドラマがある。2mmともっと付き合いたくて、2mmの可能性をもっと知りたくて、このプロジェクトでは一枚の折丁の厚みの中に文字としての情報を入れた\u003c\/em\u003e」と作家は語っています。\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e本作はドイツ時代に制作した最後の作品で、2017年に日本に拠点を移し、新たな創作へ向かうことになりましたが、本作を通じて「対象物に近づく」、「身近なものを本にする」、「本を身近なものに寄生させる」という意識がより高まり、これらの思考は現在に至るまで創作の重要なテーマとなっています。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42114353561768,"sku":"","price":215600.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_Frucht1_08.jpg?v=1649316756"},{"product_id":"abc-symbole","title":"ABC SYMBOLE","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e \u003cstrong\u003e活字がうたう\u003cbr\u003e紙上のアルファベット。\u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e\u003cstrong\u003e«ABC SYMBOLE» \u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e\u003cstrong\u003e2014\u003c\/strong\u003e \u003c\/span\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eアルファベット文字が持つシンボル性をテーマにした作品です。\u003cbr\u003e手のひらにしっくりと馴染む大きさとクロス布の質感、どこかやわらかさを帯びた表題のABCのかたちが、親しみを感じさせます。中を開くと、パタパタと子供のしかけ絵本のように軽やかな展開に、心躍ります。木活字のやわらかな印象と、版画の示す味わいのあるシンボルは、大人の絵本のような世界観をつくり出しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e中身に記されているのは、 AからZまで全てのアルファベットにそれぞれ「シンボル性に合わせた版画」「シンボルとしての働き」「アルファベット文字」「そのアルファベットが表す単語」の4つの要素。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e表紙を捲り、まず最初に見開きで左側のページに見えてくる「版画」を捉え、すぐ右側のページに「シンボルとしての働き」を見ます。次に、見開き中央に向かって折れているページをめくると、木活字で印刷された力強い「アルファベット」と「そのアルファベットが表す単語」が現れます。例えば「C」のページでは、最初の見開きで「版画」そして「温もりを感じるために」という文章が配置され、更に折れているページを開くと、アルファベットの「C」と「セ氏温度」という単語が現れます。それぞれのシンボルとしての働きを記述した短いテキストは、明確に定義づける辞書のような説明的な文章ではなく、「C」の例のように、人それぞれに異なる景色を連想できるような、含みを持たせた詩的な表現を用いています。この構造から、次の展開を推測しながら順にページを開く、という読む側の思考的たのしみを自然、且つ円滑に誘導することに成功した作品と言えます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e大きなアルファベットの活字は木活字、そのほかのテキストは鉛活字、版画はリノリウム版画を採用しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本作で重要な機能を担う製本方法は、胡蝶装（「胡蝶装／こちょうそう」、別名「粘葉装／でっちょうそう」 。本文用紙の字面を中に折って谷折りに重ね、用紙の折り目の部分で糊付けしたもの）１枚ずつ開くと蝶が羽を開いたようになる構造をベースに作家自身がアレンジたものです。ページをパタパタと開く度にどこか羽のような軽快さを感じるのは偶然ではなさそうです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e一冊の本の厚み、そしてその大きさというのは、本の外側を形づくる最も重要な要素です。本書はその構造故に生まれた必然的な厚みと、歴史の一端を担ってきた木活字の大きさ故に100mm × 100mmという文庫本よりもう一回り小さな本になりました。限りなく機能美という言葉に近づいた一冊といえるのではないでしょうか。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42114460287144,"sku":"","price":154880.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_abc_02.jpg?v=1648605050"},{"product_id":"いろは引紋帳","title":"いろは引紋帳","description":"\u003cbr\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42115948871848,"sku":"","price":40000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/DSC_6267_2.jpg?v=1648616662"},{"product_id":"土木工要録","title":"土木工要録","description":"\u003ch1 style=\"text-align: left;\" data-mce-fragment=\"1\" data-mce-style=\"text-align: left;\"\u003e\n\u003cstrong\u003e 150年前の名もなき人が\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e水害から守るために考案した\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e３次元の本。 \u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eいたって簡素な表紙。しかもテーマが「土木」。外側も内側もこの上なく地味。市場でなぜまた手にとる気になったのか、いまでは全く思い出せないのですが、しかしとりあえず開いてみて、驚いたのがこの本との最初の出会いでした。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e何にそんなに驚いたかと云えば、その解説図のつくりです。要は完成した段階では隠れてしまう構造をどのようにすれば伝えられるかという一点で、果敢に攻めた本とでもいいましょうか、一番上に貼り付けた完成図をめくると一段階前の状態が図示され、その図をめくればさらにそのひとつ前の段階が現れるという、透視図のようなつくりとなっています。現在であればパソコンのソフトでレイヤーを分けて作図するところを、約150年前の人は、紙と筆という最低限（当時の最大限）の道具で工夫を凝らし、なんとか完成させたのです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e     \u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e「江戸時代の幕府普請方の技術にお雇い外国人から学んだ洋式工法を加味した，土木施工便覧である。工事の基礎から仕上がりまで幾枚もの絵図を積み上げ，透視図風に貼り込んだ手作りの労作として評価が高い。」（\u003ca href=\"https:\/\/www.lib.muroran-it.ac.jp\/kityou\/dosen\/syomei\/dobokukouyouroku.html\" title=\"https:\/\/www.lib.muroran-it.ac.jp\/kityou\/dosen\/syomei\/dobokukouyouroku.html\" target=\"_blank\" rel=\"noopener noreferrer\"\u003e室蘭工業大学付属図書館サイト\u003c\/a\u003eより）\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e『土木工要録』は治水に関連した土木技術書です。天・地・人の本文に全ページ解説図で構成される附録2巻がついた全５巻からなるもので、ここでご紹介するのは附録のうちの1冊です。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e３次元の事物をどのように２次元のツールで伝えるか。ITの飛躍的な発展以前、視覚文化のテーマには、長らくこの課題がついて回っていたものです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e江戸時代の「茶室起こし絵」という立体絵本があります。「起こし絵」はひろげて、また折りたためるという点は驚異的ではあるものの、あくまで模型。２次元の平面内に留まりながら、正しい情報の伝達を志したこの『土木工要録』 の方が、なんだか潔いようにも思えてきます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e21世紀の今日でさえ、河川のもたらす災害をみずにすむ年はありません。治水は日本の宿命ともいうべき永遠の課題です。この1冊におさめられたギミックは、水によって奪われる人・モノ・コトと真摯に向き合った、いまは名もなき人たちの叡智の結晶でもあるのです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e『土木工要録』は土木学会附属土木図書館による「戦前土木名著100書」にも選ばれています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e※下記の通り\u003ca href=\"http:\/\/library.jsce.or.jp\/Image_DB\/s_book\/jsce100\/pdf\/24084\/24084_01.pdf\" title=\"大聖牛之圖- 中聖牛右淮木品重蛇籠寸間見 - 土木学会\" target=\"_blank\" rel=\"noopener noreferrer\"\u003e土木学会附属土木図書館デジタルアーカイブス\u003c\/a\u003eと異なる点があります。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e枠出之図=貼込1図欠、腹籠之図=貼込2点有(アーカイブは貼込なし)、 地杭打タル図=3図欠 \u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 佐藤真砂\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42147732848808,"sku":"","price":55000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/dobokukoyouroku_00.jpg?v=1649219966"},{"product_id":"水貼りシール","title":"百貨店の水貼りシール","description":"\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cstrong\u003e絶滅した小さな紙片、\u003cbr\u003e百貨店の水貼りシール。\u003cbr\u003e戦前〜1960 年\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e丸形、四角形、菱形など、目にたのしいこれらの小さな紙片は、戦前から1960年頃まで、主にお店先で包装紙の端を止めるために使われていたシールです。今回は、大切にファイルに収められていたこの上ない状態のコレクションをご紹介します。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eエンボス加工や型抜きなど、小さな紙片にしてはデザインに工夫を凝らしたものが多く、人気のある紙モノのひとつ。還暦前後の人間が実際に使われているのを記憶している最後の世代ではないでしょうか。百貨店からチェーン店ばかりか個人商店まで使っていた水貼りシールですが、便利な印刷セロテープにとってかわられ、残念ながら、現在ではまったく見かけなくなった、正真正銘の絶滅危惧種です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e意外に縁が深いのが古本屋で、水貼りシール仕様の値札用のストックがいまも残っているというお店の話もちらほらあるようです。また、古本屋で販売している本の後ろ表紙に貼りついている水貼りシールを目当てに、古書を求める方も居るとか。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e水貼りシールは、切手と同様、裏側に糊が敷いてあり、水をつけて使います。現在では、どの店もセロファンテープを惜しみなく使って商品を包むようですが、その昔は、大切な手紙に似合う切手をそっと貼り付けたように、用途や催事、店舗によって多くの種類が使い分けられていたようです。包みの最後にポンとひとつ貼ることで、贈る気持ちを託したのでしょう。それが証拠に、老舗百貨店の高島屋が34種、三越24種、大丸25種など、１つの店舗でも実にたくさんの種類の水貼りシールを準備していたことがわかります。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e数多ある水貼りシールの中でも百貨店のものはナショナル・ブランドとしての格にふさわしく、図版の細かさ、エンボスの高低など、細部にわたり精度の高いもの多数。包装を解く際に、破損して捨てられる運命にあるので、昔のものはほぼ残っていないのですが、今回出品するのはすべて未使用の希少品です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e水貼りシールの名称について：\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e比較的目にする紙モノですが、実は正式名称が定かではありません。「シタダシレッテル」ではないのかと云うお客さまもいらっしゃいましたが、それは例えば「亀の子たわし」のようにメーカー名で呼ぶことになるような気もします。商標レッテル、商標ラベルと呼べそうですが、こちらはもっぱらマッチラベルや瓶・缶・函などに直に貼ったり商品に添えたりするものに使われます。こうした他のラベル類とするため、日月堂では水貼りシールと呼ぶことにしています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eText by 佐藤真砂\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42148154278056,"sku":"","price":66000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/DSC_6351.jpg?v=1648553746"},{"product_id":"nederlandse-postzegels-1987-88","title":"Nederlandse postzegels 1987+88","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e 天才イルマ・ボームの\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e書物史上まれにみる\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eうつくしい失敗作。 \u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eイルマがオランダ国立印刷出版部門（Staatsdrukkerij en）に勤めていた会社員時代に手がけた本です。お相手は、オランダ国営郵便会社（PTT）で、Karel Martensなどダッチデザインのパイオニアたちが1920年から毎年のように担ってきた、歴史ある切手年鑑のしごとでした。まだ無名だったイルマが、1987年と1988年の2冊の年鑑を、手がけることになったのです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eイルマのデザイン方針は、その年に発行したデザイン切手やその年に使われた消印スタンプをもれなく収録しながら、切手図案やモチーフと関係づけられる別のイメージも連想的に並べることで、切手デザインをたくさんのイメージの上に、浮上させる試みでした。\u003cbr\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e切手デザインを多重多層に浮上させるしかけは、印刷と製本の方法に如実にあらわれています。なんといっても袋綴じの製本に、最大の特徴があります。カットされることを前提としないので、アンカットや仮綴じの製本とは違います。はじめて手にしたときは、このしかけに心底おどろきました。光に透かすと内側に印刷されたイメージが、ウォーターマークのごとく、浮かび上がってくるんです。イメージのおばけみたいに。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eイルマは、開けて見ることのない袋綴じの内側に、表とはちがうイメージを印刷しました。表に見えているページは、オフセットリソグラフィ4色で、袋の内側はスミ１色。で、カラーページを透かすと、過去の亡霊が浮かび上がるかのような効果を発揮するわけです。当時は、日本でいえば昭和のバブル崩壊前。コンピューターでデザインするよりも前の時代なので、あつめてきた膨大なイメージの素材を、ハサミで切って貼って、ゼロックスプリンターを駆使したそうです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003eこうして出来上がった２冊の年鑑は、”Brilliant Failure (素晴らしい失敗作)”と酷評され、切手コレクターからは返本と苦情が山のように返ってきたそうです。たしかに、切手を見やすく並べたカタログを求めていた人には、期待はずれだったかもしれません。これは、カタログというより、紙上の展覧会のようなものですから。しかし、イルマボームの最初の商業出版が失敗作だったとは、おもしろいことです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eとにもかくにも、この本が、世界でもっとも有名なブックデザイナーになる前の若干27才のイルマ・ボームが最初に出版したブックデザインで、受賞歴のある最初のブックデザインです。その後、イルマ・ボームが数々の名作ブックデザインを世に送り出し、「Queen of Books」と称賛されるようになった現在も、この香ばしい”失敗作”は燦然と輝いています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e最後に、ブックデザインと向き合うイルマ・ボームの姿勢がよくわかるインタビューを抜粋して終わります。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003ch3\u003e\n\u003cspan style=\"color: #000666;\" data-mce-style=\"color: #000666;\"\u003e「自分の仕事を建築と比較するとしたら、わたしは別荘を建てるのではなく、公営住宅を建てています。書物は工業的に作られるので、とても上手につくる必要があります。わたしはいわば工業的な生産のためにいます。だから、１冊だけの本というのは嫌いです。 １冊なら、何でもできてしまう。けれど、大量に印刷するには、つねに挑戦しなければならない。それはけっして芸術ではありません。決して、決して、決して。」\u003c\/span\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cspan style=\"color: #000666;\" data-mce-style=\"color: #000666;\"\u003e“I compare my work to architecture. I don’t build villas, I build social housing. The books are industrially made and they need to be made very well. I am all for industrial production. I hate one-offs. On one book you can do anything, but if you do a print run, that is a challenge. It’s never art. Never, never, never.”\u003c\/span\u003e\n\u003c\/h3\u003e\n\u003cp\u003e出典：\u003ca href=\"https:\/\/www.printmag.com\/design-books\/8-snippets-of-design-wisdom-from-book-designer-irma-boom\/\" target=\"_blank\" rel=\"noopener noreferrer\"\u003e「PRINT」2018年7月31日より\u003c\/a\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田理\u003cbr\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42180762992808,"sku":"","price":55000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/postzegels_01.jpg?v=1649434101"},{"product_id":"golf-flicker-book","title":"Golf Flicker Book","description":"\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cstrong data-mce-fragment=\"1\"\u003eハロッズ社が発行していた\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eゴルフを教えるための\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eパラパラ漫画。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/strong\u003e\u003c\/h1\u003e\n\u003cp class=\"p1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/span\u003e\u003cspan class=\"s1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e高級百貨店のハロッズ社が発行していた珍しいフリッカー・ブックです。\u003cbr\u003eこのパラパラ漫画は、いまからおよそ100年前の英国で、スポーツと百貨店と映画の揺籃期に誕生した、手のひらの上で動く教材でした。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本の内容は、当時の英国アマチュアゴルフのチャンピオン、シリル・トーリー（C.J.H.Tolley）が「ドライバー」と「アイアン」をスイングするお手本を、まるで動画教材を見ているように見せてくれるというもの。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e現在のようにオンラインの無料動画もなければ、DVDやVHSもなく、映像を複製して誰かとシェアすることが困難だった時代のアイデアです。これがヒットした。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e当時の習慣だったのか、長袖の白いシャツを着て、ネクタイをしめたシリル・トーリー本人が実際に「ドライバー」と「アイアン」をスイングしている数秒間のシークエンスです。定点撮影した数十枚の写真がコマ送りのように印刷されていて、両面印刷なので、パラパラする方向によって「ドライバー」と「アイアン」のどちらかを楽しめるしかけになっています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこの本を制作した会社が、その名もずばり「Flicker Productions」というロンドンの会社。1920年代に「FLICKERS Teach the Game」のスローガンを掲げて、フリッカーブックをつくりはじめた。狙いははっきりしている。各分野を代表するトッププレーヤーたちの一挙手一投足をコマ送りで自由に再生させることができたら、それは国境をこえて、すべてのスポーツ愛好家がほしがるはずだ、と考えたわけです。それで、ハロッズを巻き込んで出版事業としても成立させるわけですから、サイズは小さくても、スケールの大きな本です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eシリーズの最初はクリケットで、その次はテニス、そして次にゴルフでした。本書は、12冊目のフリッカーブックにあたります。その後も、ラクロス、サッカー、水泳、ホッケー、ビリヤード、グレイハウンドレースなど、イギリスで当時人気のあったスポーツが続々と登場します。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eラインナップを見ると「フォーム」が大切なスポーツばかり。トップ・オブ・トップのプロと同じように体が動けば、かならず上達するというわけです。しかも、「理想のフォーム」だけに着目した企画力は理にかなっています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこのシリーズを仕掛けた張本人が、のちのイギリス映画産業の大立者であることは、愉快な偶然です。このフリッカーブックシリーズの背景で、撮影しているカメラマンでもあるその人が、スコットランドの実業家、ノーマン・ルードン（Norman Loudon）です。彼は当時珍しかった高速度写真を実験的に試して、フリッカーブックを実現させました。そして、この本のシリーズが大ヒットしたからかどうかは分かりませんが、直後の1931年に、サリー州シェパートンの貴族から広大な敷地を購入し、撮影スタジオ「シェパートン・スタジオ」（Shepperton Studios）を設立します。ここで、のちのち「時計じかけのオレンジ」から「エイリアン」まで、20世紀を代表する数々の映画が撮影されることになるのです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eホッチキス留めの小さな本で、とりわけ「使う本」だったので、状態のよいものはほとんど見かけません。それでも、20世紀初頭の英国でうなりをあげた珍書として、興味深い一冊です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e※※「Flickers teach the game」シリーズのタイトル一覧\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eCricket\u003cbr\u003e└By Don Bradman\u003cbr\u003e　 No.1 Drives\u003cbr\u003e　 No.2 Cuts\u003cbr\u003e　 No.3 Pull\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e└By C.V. Grimmett\u003cbr\u003e　 No.4 Leg Break\u003cbr\u003e　 No.5 Googley\u003cbr\u003e　 No.6 Overspin\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eTennis\u003cbr\u003e　By Miss Betty Nuthall\u003cbr\u003e　 No.7 Drives\u003cbr\u003e　 No.8 Service and Volley\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e　By H.W. Austin\u003cbr\u003e　 No.9 Drives\u003cbr\u003e　 No.10 Service and Smash\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eGolf\u003cbr\u003e　By Bobby Jones\u003cbr\u003e　 No.11a Drive and Mashie\u003cbr\u003e　 No.11b Brassie and Iron\u003cbr\u003e　 No.11c Out the Rough and Putt\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e　By C.J.H. Tolley\u003cbr\u003e　 No.12 Drive and Iron Shots\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eFootball\u003cbr\u003e　By Gallacher and Cheyne\u003cbr\u003e　 No.14 Goal and Header\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eSwimming\u003cbr\u003e　By AMERICAN GIRL CHAMPIONS\u003cbr\u003e　 No.15 High Dives\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eHockey\u003cbr\u003e　By Miss K. Doman\u003cbr\u003e　 No.16 Fielding, etc.\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eGreyhound Racing\u003cbr\u003e　 No.20 Hurdling\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eBadminton\u003cbr\u003e　By Mr. J.F.Devlin\u003cbr\u003e　 No.21 Smash and Drop Shot\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eSkating\u003cbr\u003e　By Miss Sonja Henie\u003cbr\u003e　 No.22 Spreadeagle Jump\u003cbr\u003e　 No.23 One Foot Spin\u003cbr\u003e　 No.24 Spin and Jump\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eShooting\u003cbr\u003eMr. R. Churchill\u003cbr\u003e　 No.25 Shooting\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eJUNIOR SERIES\u003cbr\u003e　 No.31 Monkeys\u003cbr\u003e　 No.32 Pelicans\u003cbr\u003e　 No.33 Polar Bears\u003cbr\u003e　 No.34 Eagles\u003cbr\u003e　 No.35 Flip the Frog\u003cbr\u003e　 No.36 Mickey Mouse - Cheese-Trap\u003cbr\u003e　 No.37 Mickey Mouse - Cat-Catcher\u003cbr\u003e　 No.38 Greyhounds\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42180768268456,"sku":"","price":24000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/golf_01.jpg?v=1649434325"},{"product_id":"only-box-lonely-scombroid","title":"only-box «Lonely Scombroid»","description":"\u003ch1\u003e空のまま投函し、\u003cbr\u003eスレやキズや消印によって\u003cbr\u003e空中で完成するアート。\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eonly-boxシリーズは、詩人の平出隆がさまざまな切手やシール、ときにはスタンプ類をレイアウトして作る「本の箱」です。中身が空のまま投函し、スレやキズや消印によって完成します。同一のものはありません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこの«Lonely Scombroid» は、国産魚の古い切手を貼って、消印で仕上げた本箱です。活字は、Jean-Luc。2016年にトロントで開催された「平出隆展」のために国際交流基金トロント日本文化センターへ宛てて投函したもの。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e平出隆は、詩人で作家、そして装幀家です。『胡桃の戦意のために』など数々の詩書を刊行するものの、そうそうに詩壇や出版界に見切りをつけ、本に切手を貼って送る «via wwalnuts» 叢書を主宰するなど、みずから版行する別の可能性を探求しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこのonly-boxシリーズは、窯のなかで作品が予想外の窯変をとげるように、赤いポストに投函してからの偶然のキズや郵便局員さんの消印によって、完成します。実際に届いてみないと、分からない。そこが面白いところです。箱のおもてにはあらかじめテキストが刻印されていて、ここでも郵便＝出版としての版行を重ねているのかもしれません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cimg src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/only-box-01a-h-624x416_480x480.jpg?v=1649683493\" alt=\"\" data-mce-fragment=\"1\" data-mce-src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/only-box-01a-h-624x416_480x480.jpg?v=1649683493\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eonly-box «Lonely Scombroid» \u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003ebox for 9 brochures of via wwalnuts.\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003elimited to 1.\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003etype: Jean-Luc\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003especially designed with semi-old Japanese stamps of fishes \u0026amp; the postal cancellation mark.\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003efirst sent to Japan Foundation Toronto for TH's exhibition in Autumn of 2016.\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003ethen to you as a book post in crystal parcel after the exhibition.\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42180776689832,"sku":"","price":44440.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/onlybox_01.jpg?v=1649434695"},{"product_id":"sent-a-letter","title":"SENT A LETTER \/ ダヤニータ・シン","description":"","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42180781244584,"sku":"","price":165000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/sentaletter_01.jpg?v=1649435010"},{"product_id":"isegoyomi-shimacho","title":"伊勢暦に貼り付けた縞帳","description":"","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42180811227304,"sku":"","price":200000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/isegoyomi_06.jpg?v=1661249990"},{"product_id":"le-corbeau","title":"LE CORBEAU","description":"","brand":"FRAGILE 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data-mce-fragment=\"1\"\u003e丈夫な外箱の表と裏面には、庫淑蘭が自分の化身として創作した剪紙の神様「剪花娘子」と、生命樹の２つの作品が印刷されています。庫淑蘭の代表作ともいえる、色鮮やかで滋味深いそのイメージに、圧倒される人は数知れず。スリーブ式の箱の中には、ソフトカバーの本が２冊入っています。１冊目は、庫淑蘭独自の剪紙創作プロセスを解説。まずは作品からモチーフや文様を抽出し、分類。密着取材で捉えた創作工程を図解にしたり、１つのモチーフにも多様な表現手法、技法があることなど、実例を挙げながら提示してくれる内容です。２冊目の前半は、庫淑蘭自身の物語、黄土高原の文化風俗をテキストで伝え、後半は晩年に制作した作品とそれぞれの作品に関連する歌の歌詞を紹介しています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e剪紙とは、中国に古くから伝わる切絵のことで、庫淑蘭が暮らした黄土高原では、農業の合間に女性たちが剪紙を切る伝統があります。祝いの剪紙、弔いの剪紙、治療の剪紙など、年間行事から人生の節目まで、黄土高原の人々にとって、剪紙は暮らしに不可欠な要素でした。悠久の歴史を経て、中国全土で地域ごとにさまざまな発展を遂げた剪紙は、「１枚の紙から図像を切り出す」、「単色の紙のみを使う」あるいは「白い紙を切り出した後に筆で彩色を施す」、「モチーフは縁起が良いとされる限られた動物やシンボル」など、大きな概念はどの地域でも共通しています。しかし、庫淑蘭だけは例外でした。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e制作面では、色紙を多様し、それぞれのパーツごとに切り分け、重ねたり、自家製の糊で貼り合わせたりしながら、それまで誰も見たことのない彼女だけの剪紙世界を築き上げました。取り上げるモチーフも、縁起の良し悪しや伝統に則らず、日常に在る食器や家具、庭木や果実、自分の夢告体験や宗教画まで、自分が切り出したいものをひたすら切りつづけたのです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eもうひとつ、特記すべきなのは、彼女はいつも歌を歌いながら剪紙を切っていたこと。本書中、黄土高原の民謡から、自分でアレンジを加えたあそび歌まで、その歌詞が紹介されています。貧しい暮らしの中で、その現実から逃避するように、幻想が現実に化けるように、剪紙を切つづける行為は、彼女の祈りを捧げるひとつの手法だったのかもしれません。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e初版は、1997年に台湾で刊行された繁体字中国語版。本書は2019年に刊行された繁体字の第二版です。2009年には中国本土で中国語簡体字版が刊行されています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u2028\u003cstrong\u003e漢聲について：\u003c\/strong\u003e　\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e台湾で生まれた漢聲雑誌は、世界に類例のない刊行物です。粘り強い編集力と創意あふれるブックデザイン。取り組む主題は中国民衆のエネルギーに支えられた民間文化。「漢聲」の試みは、中国文化の枠を超え、アジア全域の心ある人びとに強い衝撃を与えています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42182056083624,"sku":"","price":12000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/Hangsheng_a_01.jpg?v=1649478359"},{"product_id":"漢聲雑誌116-117-曹雪芹風箏圖譜","title":"曹雪芹紮燕風箏圖譜","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e弱きもののために\u003cbr\u003e«紅楼夢» の曹雪芹が伝えた\u003c\/strong\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cstrong\u003e幻の燕凧指南書。\u003c\/strong\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e箱は燕凧の輪郭が型抜きされ、表紙で虹色の空に燕型の凧が泳ぎ、73種もの鮮やかな燕型凧が、ページを捲る度に現れる様子は迫力満点。中国独自のエキゾチックな魅力と大胆な民族性を感じさせることから、海外からの評価も高く、2007年にはドイツ・ライプツィヒで行われた世界で最も美しい本コンクール(\u003ca href=\"https:\/\/www.stiftung-buchkunst.de\/en\/best-book-design-from-all-over-the-world\/the-competition\/\" title=\"https:\/\/www.stiftung-buchkunst.de\/en\/best-book-design-from-all-over-the-world\/the-competition\/\" rel=\"noopener noreferrer\" target=\"_blank\"\u003eBEST BOOK DESIGN FROM ALL OVER THE WORLD\u003c\/a\u003e)にて大賞を受賞しています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e『曹雪芹紮燕風箏圖譜』は、視覚的な美しさが際立つ本ですが、実は奥深い精神的な美しさを持ち合わています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e２冊セットの１冊目は『曹雪芹紮燕風箏圖譜』。名前の通り絵図を軸に全73点の燕凧を彩色で紹介、構造やつくり方のコツはもちろん、凧の系譜（家系図のようなもの）まで記された内容の豊富さは、ほかに類例がありません。本来玩具である凧を擬人化させ、老若男女や体型、相互関係から系譜を編み出している点から、曹雪芹自身が燕凧を大切にしていたことが伺えます。２冊目は『曹雪芹扎燕风筝考工志』。考工誌とは、中国最古の技術書の名称で、現在でも楽器の製造や都市計画など、構造・規格・製作技術に関する専門書に用いられる言葉です。この本では主に燕凧づくりに欠かせない「歌訣（がけつ）」すなわち「うた」を紹介。１冊目が視覚的な美しさとすれば、２冊目がこの本の精神的な美しさの源泉と言えます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eそもそも、曹雪芹は当時（刊行年不明、そもそも刊行されていない可能性がある）原著『南鹞北鳶考工記』を全８シリーズ『廃藝斋集稿』の内の１冊として刊行しました、全シリーズに共通したコンセプトは、生活弱者のための職業指南。障害を持った人や貧しくて教育を受けられない青少年、高齢者など、社会的に弱い立場の人に向けて、同情よりも技術を託し、自活力を養うことこそが、彼等の生活環境の改善につながる、という志のもと書かれた実用書だったのです。同シリーズは、ほかに調理や造園、篆刻や染織などそのテーマは多岐に渡ります。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eテーマの1つに燕凧づくりを選んだきっかけは、曹雪芹の友人が脚を患い、生活が立ち行かなくなり、曹雪芹に助言を求めたことでした。曹雪芹は手に職を持つことが根本的な改善になると考え、もともと手の器用だった友人に燕凧のつくり方を伝授し、富裕層に売りに行くように指導しました。計画は見事に成功し、翌年この友人はたくさんの御礼の品を携えて曹雪芹を訪ね、感謝の意を伝えました。この出来事をきっかけに、曹雪芹は自分も得意だった燕凧づくりの基本とコツを絵と歌にまとめ、一冊の本として綴じたのです。本書の発行者であるHuang Yongsongは、特にこのきっかけを突き止めたことで、本書の刊行を決意したのだと、熱っぽく話してくれました。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eシリーズを通して特筆すべきは「歌（歌訣）」にあります。シリーズ中、説明、解説はすべて歌として記されているのです。これは、文字の読めない人でも、目の悪い人でも、子供でも、歌を口ずさむことで、その技術を自然と習得することができるように、という曹雪芹のやさしさ、配慮でした。この歌は、日本の短歌や和歌に似て、ドレミのような音階はなく、中国語独自のリズムや韻を踏む詩歌のようなものです。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cstrong\u003e底本『南鹞北鳶考工記』と『廃藝斋集稿』シリーズについて：\u003c\/strong\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eつい数年前まで著者が曹雪芹なのかさえ確証がなかった底本は謎多き幻の本です。正式に刊行された記録は残されておらず、実物を見たことがあるのは、戦時中に現中国美术学院の前身、国立芸術院及び国立芸術専科学校で教鞭をとっていた日本人教師、高見嘉十と、その生徒数名、そして原著の所有者とされる金田という日本人のみ。高見嘉十たっての希望で、金田に燕凧づくりの原著の貸し出しと写本の許可を申し込み、１ヶ月という限られた時間の中で写し終えた一部が、『曹雪芹紮燕風箏圖譜』の底本です。残念ながら同シリーズのほか７冊については、わずかな記録も残されていません。更に悔やまれることに、1945年終戦と同時に金田は原著を持って日本へ帰国、その後の行方はわかないまま、幻の本となってしまいました。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42182064636072,"sku":"","price":12000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/Hangsheng_b_01.jpg?v=1649478606"},{"product_id":"漢聲雑誌87-88-美哉漢字","title":"美哉漢字","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e 美しい字は、字にあらず、\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e文化をうつす人である。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e中国の漢字民藝。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e中国を中心に日本や韓国を含めた漢字文化圏に残る「美術字」をテーマにまとめた本。デザインに興味のある方、書が趣味という方、民芸好き、何より若い世代や子どもたちに是非手にとって欲しい一冊です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e漢字は、日本人にとっても身近なもの。美術字というとピンときませんが、たとえば、ヘノヘノモヘジに代表される文字絵（もじえ）は、文字を組み合わせて絵を作る江戸時代の遊びでした。染織工芸家であり、民藝運動の中心的人物の１人でもあった、芹沢銈介（1895-1984）も文字絵を独自に展開し、グラフィカルな作品へと昇華させています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e漢聲の刊行物にしては地味に感じる黒を基調とした外箱の蓋を開けると、吉祥紋である雲紋の型抜きが現れます。箱から本体を取り出すと、黄色地に龍の頭を持つ「龍」の字と、裏表紙には龍と対になる「鳳」の字がそれぞれ画面いっぱいに描かれています。ページを捲っていくと、一枚の絵に見えて、実は漢字が隠れているだまし絵のような作品や、カリグラフィーのように漢字でモチーフの輪郭を描いているもの、漢字そのものが縁起の良い草花として描かれる花文字まで、あらゆる漢字のアートが所狭しと配置されています。合計230ページの本体はずっしりと重く、気軽には持ち歩けないほどです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e漢聲のHuang Yongsong（黄永松）編集長曰く、美術字は「百姓の字」であり、学校に通えず字の読めない子どもから知識人まで、中国人ならば誰もが理解できるシンボルなのだだとか。本書では、美術字研究の第一人者である張一道教授を中心に「字と図から派生した美術字」という筋道を辿りながら、膨大な文献と図版を根拠に美術字の美しさを伝えています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e民族や地域によっても美術字に異なる趣向が反映されており、『美哉漢字』に於ける独自の分類については、中国の漢字文化史にとっても貴重な資料として評価されています。効率化、デジタル化の波に呑み込まれ、統制のとれた無機質な漢字ばかりが飛び交う現代中国で、美術字の持つ人格的な美しさは過去のもの。中国国内でも失われつつある美術字は、本書の刊行をきっかけに、各地が行政主体で後継者を育てる試みが始まっているようです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e日本も、文字絵を過去の産物として邪険に扱わず、デザインに興味のある学生や、書道に精通する先生方、文字の概念を学んでいる最中の子どもたちなど、さまざまな観点から現在の文字絵を描いてみると、面白いのではないかと勝手に想像してみたりしています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42182070436008,"sku":"","price":12000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/Hangsheng_c_01.jpg?v=1649478905"},{"product_id":"阿修羅帖","title":"阿修羅帖 \/ 伊東忠太","description":"\u003ch1\u003e\u003cstrong\u003e奇想の建築家\u003cbr\u003e伊東忠太が描く\u003cbr\u003e魑魅魍魎の風刺画。\u003c\/strong\u003e\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e今回ご紹介するのは、日本を代表する建築家、また建築史学者である伊東忠太の風刺画集『阿修羅帖』です。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e東京随一の奇想建築、築地本願寺の建築家として有名なあの伊東忠太が、愛嬌溢れるキャラクターで第一次世界大戦を巡る当時の状況を風刺した極私的な「漫画」とも、\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e忠太の個人的な\u003c\/span\u003e「絵日記」ともいえる本です。第一巻の前書きで、そもそも出版するつもりがなかった旨、\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e忠太\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e自身が\u003c\/span\u003e記しています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e『阿修羅帖』の\u003c\/span\u003e原型となったのは忠太が描いた大量の絵ハガキ。第一次世界大戦の刻々と変化する戦況の報せを元に、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eハガキの絵柄面には激動する当時の社会を\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e魑魅魍魎の姿をかりて\u003c\/span\u003e描き、宛名面には風刺の対象となる事件や統計データなどを記録していったもの。この全五巻からなる\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e『阿修羅帖』\u003c\/span\u003eは絵柄面のみを使い、宛名面は掲載がありません。（興味のある方は、\u003ca title=\"http:\/\/news-sv.aij.or.jp\/da2\/hagakie\/gallery_3_hagakie2.htm\" href=\"http:\/\/news-sv.aij.or.jp\/da2\/hagakie\/gallery_3_hagakie2.htm\" rel=\"noopener noreferrer\" target=\"_blank\"\u003e日本建築学会建築博物館のウェブサイト\u003c\/a\u003eをご覧ください。）ちなみに、伊東忠太は1950年（昭和25）まで絵葉書を描きつづけて、その総数なんと3717枚。上述のHPで、その全貌を閲覧することができます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eこの膨大な風刺画を絶賛し、出版しようと企画を持ちかけたのは、国粋出版社という木版専門の版元。国粋とは少々物騒な名前ですが、『国粋』という自社発行の版画雑誌を刊行しており、大正９年、『国粋』の創刊号には、泉鏡花・宇野浩二・吉田絃二郎・大泉黒石・三上於兎吉といった面々が名を連ね、表紙は竹久夢二、本文中の作画は、織田一麿、伊東忠太、松田耕輔と錚々たるメンバーが参画し、喜多川歌麿の浮世絵の翻刻なども試みた版元でした。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eさて、本書の内容はというと、伊東忠太が大正3年（1914年）から大正8年（1919）のあいだに絵葉書として描き綴った500枚の木版絵をもとに、編集を任された杉村楚人冠（そじんかん 本名：杉村廣太郎）が広汎な記事・文献・資料などにあたって選んだ言葉や文を添えたもの。つまり、「一賛一画」形式で構成された二人の共著というべき内容です。杉村楚人冠は、在日アメリカ公使館の通訳を経て、東京朝日新聞に入社したジャーナリストで、海外のニュースを翻訳したり、特派員として欧米諸国に赴任した人物で、海外事情に通じた豊かな知見を活かし、東京朝日新聞社では調査部創設、縮刷版発行、アサヒグラフ創刊などにも関わり、新聞メディアの近代化にかなり貢献した傑物です。本書では、世界情勢に精通した杉村\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e楚人冠\u003c\/span\u003eの編集力が遺憾なく発揮されています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e本の仕様は、五巻共通で巻頭に伊東忠太もしくは\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e杉村\u003c\/span\u003e楚人冠の前書きがあり、本編は楚人冠が選んだ言葉(=賛)と忠太の風刺絵(=画)を毎ページごとに上下一対で配置。すべての図版は、\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e国粋出版社\u003c\/span\u003eが得意とした多彩色木版刷りで、各巻に100点の画賛を収録しています。巻末には、お題と\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eページ数\u003c\/span\u003e、そして賛文の作者名からなるインデックスがまとめられており、索引の機能も果しています。巻ごとに異なる前書きの内容は、それだけでも読み応えがあるもので、本編の彩色とは対象的に実直な一色刷り木版画。力強い日本語の書き文字は、その内容とともにグッとくるものがあります。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eこの本には、何がどのように描かれているのか? \u003cbr\u003e\u003cbr\u003e第一巻の巻頭１つ目を例に挙げると、お題は「塞墺開戦」。第一次世界大戦のきっかけとなったサラエボ事件がその画題です。賛には大正時代に政治家として活躍した平田東助の書が対置されています。忠太の絵には、ふんどし姿をした７人の男が描かれています。人物にはそれぞれ丸囲された「仏（France）・露（Russia）・英（UK）・塞（Serbia）・墺（Austria）・伊（Italy）・独（German）」の漢字を付けて、関係諸国を示しています。華奢で赤らんだ肌色の子鬼のようなセルビアが、年老いた小太りのオーストリアと取っ組み合いをしている。セルビアの背後にはイギリス、フランス、ロシア。オーストリアの後ろにはドイツ、少し離れたところには景気の悪そうな顔をしてイタリアが立っています。こんな調子で、全ページが展開されている本書は、当時の複雑な国際情勢を分かり易く図解していて、『マンガで読む世界史』さながら、遠く離れた日本人にとってはあまりピンとこない第一次世界大戦開戦当時の世界情勢を一通り楽しく学習できてしまえそうです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eところで、伊東忠太は「造家」という言葉を「建築」という言葉に改めた人物であり、日本の建築史を創始した人です。建築史学者として外遊を重ね、法隆寺をギリシャと対比して論じ、建築家として社寺から近代的な建築まで幅広い設計を引き受け、ときにガーゴイルのような怪奇な動物たちを建築意匠化し、さらには風刺漫画言家としての才能をも発揮した。実に多彩な顔を持つ人物でした。生涯をかけて建築学を一つの科学として築きあげた伊東忠太が設計した建築物は平安神宮、明治神宮、大倉集古館、築地本願寺など100を超えます。現在でも見に行ける伊東忠太の建築は「\u003ca href=\"https:\/\/www.biz-lixil.com\/column\/pic-archive\/inaxreport\/IR168\/no168_p04p14.pdf\" title=\"https:\/\/www.biz-lixil.com\/column\/pic-archive\/inaxreport\/IR168\/no168_p04p14.pdf\" rel=\"noopener noreferrer\" target=\"_blank\"\u003eINAX REPORT No.168 生き続ける建築2 伊東忠太\u003c\/a\u003e」に詳しく紹介されています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eこの本を提供してくれたブックハンターの佐藤真砂さんにとっては、「はじめて仕入れた木版画の本」として忘れられない出会いなのだそうです。（今回のものは再入荷品）まだ、人文系や学術系のアカデミックな古本も仕入れていた駆け出しの時期に、古本市場で１巻だけのはぐれ本に遭遇。著者名から「あ、築地本願寺の人だ」と外装の豪華さ、内容の面白さに惹かれて、深い調査や売れる目算もないまま、ひとめ惚れで落札。落札後に、先輩筋から「ニチゲツさん、それホントは５冊あるの。知ってる？」と教えられて「しまった！」と反省すると同時に、こんな木版画本を５冊もつくってしまう伊東忠太に驚愕したのだとか。達者な絵であり、巧みな風刺画だということだけは、充分伝わってきたということです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eしばらく在庫になることを覚悟したこの１冊に、しかし、想像以上に短期間で買い手が見つかり、名前が通った人の刊行物に対する信頼や、木版画のもつ魅力や価値に気づくきっかけとなった１冊だったといいます。実物を手に取ってみれば、ついつい手を出してしまった佐藤さんの衝動買いにも納得するはず。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e戦闘をこととする鬼「阿修羅」の名を付けたこの本は、本来であれば第一次大戦の終結により完全に「歴史の産物」となるはずでした。本書が刊行されてから約100年を経たいま、もし伊東忠太が生きていたら、彼は一体どんな風刺画を書くのでしょうか。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e第一巻の巻頭の楚人冠の前書きに面白い表現を見つけました。本書の編集を依頼された楚人冠、すぐには首を縦に振らず、版元に三度に渡って交渉され、仕方なく承諾したという内容で、この「三」という数字がどうも世の中にとって肝なようだと、いくつもその例を挙げ、「一體三とは面倒臭き数なり」と結んでいます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eロシアによるウクライナ侵攻によって、第三次（大惨事！）世界大戦勃発の可能性を口にする知識人が現れた始めた今日、楚人冠の言葉を借りて、戦闘機のエンジン音よりも大きな声で叫びたい。\u003cbr\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e「一體三とは面倒臭き数なり、地球を滅ぼす前に自らの愚行に気づけよ！」と。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42357552578728,"sku":"","price":77000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ashuracho_top2.jpg?v=1654298595"},{"product_id":"suna_secchin","title":"砂雪隠","description":"\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\n\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cstrong data-mce-fragment=\"1\"\u003e数寄屋おこし絵図\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003esukiya-okoshi-ezu\u003c\/strong\u003e\u003c\/h1\u003e\n\u003cp style=\"text-align: left;\" data-mce-fragment=\"1\" data-mce-style=\"text-align: left;\"\u003e茶室の誕生からおよそ400年間に実在した利休や織部や光琳の名茶室から、雪隠、水遣、中潜など茶室の周辺まで、創意あふれる「起し絵図」をご紹介します。折りたたまれた紙を起こし、紙の爪を差し込むことで糊をつかわずに自立するように工夫されています。数寄とは「好き」ということ。寸法や材料が細かく描き込まれ、建築の知識や技術がない数寄者が常識に囚われない「好み」を表現するのを大いにたすけました。この小さな茶室模型は、茶匠から工匠（数寄屋大工）に手渡され、工匠がそれを読み解いて施工しました。いまから90年前に、茶道家に伝来する「起こし絵図」を集めて限定出版した三昧社版『数寄屋おこし絵図』（1931年刊行）から、いずれも１点限りのご案内です。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003ca title=\"数寄屋おこし絵図\" href=\"https:\/\/www.fragile-books.com\/collections\/sukiya-okoshi-ezu\" data-mce-fragment=\"1\" data-mce-href=\"https:\/\/www.fragile-books.com\/collections\/sukiya-okoshi-ezu\"\u003e\u003cspan style=\"color: #2b00ff;\" data-mce-fragment=\"1\" data-mce-style=\"color: #2b00ff;\"\u003e→「数寄屋おこし絵図」商品一覧をみる\u003c\/span\u003e\u003c\/a\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42463099781288,"sku":"","price":11000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/SO_220628_50.jpg?v=1656917150"},{"product_id":"homo-faber","title":"ホモ・ファーベル \/ フィリップ・ワイズベッカー","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e暮しが仕事、仕事が暮し。\u003c\/strong\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cstrong\u003eフィリップ・ワイズベッカーの\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e生活美学。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e本書は、パリを拠点に活動するフィリップ・ワイズベッカーの１日に密着した記録。\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e身の回りの日用品やオブジェを描くアーティストとして知られ、その独特の表現は日本でも人気が高い。最近では2019年にリニューアルした伊勢丹の包装紙や2020東京オリンピックの公式ポスターにも採用された。近年であ、2020年には竹中工務店のギャラリー「エークワッド」で「フィリップ・ワイズベッカーが見た日本 ― 大工道具、たてもの、日常品」が開催されたことも\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e記憶に新しい。\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eそんな\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003eフィリップ・ワイズベッカーの創作の源泉をたずねて、パリの自宅やアトリエを取材した本書には、\u003c\/span\u003e蚤の市や旅先で拾いあつめてきたオブジェや\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e古道具\u003c\/span\u003e、作品のための画材や工具、手控えのスケッチブックなどが登場する。それらが息を潜めて収納されて\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eいる「グレーの\u003c\/span\u003e家具」こそ、本書の裏テーマでもある。当方が、企画と編集を担当した。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本編の構成は、７つの章＋巻末のショートエッセイ。\u003cbr\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003e　06:00 - \u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e07:00　起床\u003cbr\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e　07:00 - \u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e07:30　アトリエへ\u003cbr\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e　07:30 - \u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e08:30　朝食\u003cbr\u003e　08:30 - 10:30　日々の雑務\u003cbr\u003e　10:30 - 13:00　制作\u003cbr\u003e　13:00 - 14:00　昼食\u003cbr\u003e　14:00 - 19:00　制作\u003cbr\u003e　あとがき「日常を組み立てる」\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eセーヌ川を見下ろす自宅には奥様がいて、毎朝だいたい6時に起床する。徒歩30分ほどの距離にアトリエがあり、そこで仕事をして、夜７時には自宅に帰ってくる。そんな規則正しい日々を過ごしている。朝食や昼食はじぶんで支度をする。自宅とアトリエは、スツールや収納棚、テーブルや壁掛け家具など、ご覧のとおり、自ら作ったシンプルなグレーの家具で囲まれている。「グレーに塗るのは、塗りの欠点が目立ちにくいから」と謙遜しているけれど、見ているだけで気持ちが休まるし、なにより「地」と「図」の関係でいえば、作品も食事も蒐めてきた古道具たちも区別なく、グレーの背景に浮かび上がらせれば、日常は作品になり、作品は日常になる。河井寛次郎が文字通りに生きた「暮しが仕事　仕事が暮し」のスピリットが、遠くパリの地で息づいている。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e自作のスツールは座り心地がわるい。友人たちにもそう批判されてきたけれど、それでも、じぶんらしくて気になっている、のだそう。帯文を執筆した葛西薫さんを交えたオンライン対談では「家具が簡素であることで、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e静けさ、静寂に向かうことができる」と、語っていた。そうなのだろう、と得心した。\u003cspan style=\"color: #0054ff;\"\u003e\u003ca href=\"https:\/\/bon-book.jp\/publishing\/8\/\" title=\"対談（フィリップ・ワイズベッカー、葛西薫、櫛田理）\"\u003e対談の詳細はこちらへ\u003c\/a\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本書は、パリ在住（\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e当時）の宮本敏明さんが撮影した写真で構成されている。収録できた写真はほんのわずかで、削ることにたいへん苦労した。本人の語りをおこした言葉も、秀逸（翻訳を担当したのは、マネジメントも手がける貴田奈津子さん）。とくに気に入っているのは、10時30分からの「制作」の章に寄せたことば。少し長いけれど、ここに引用する。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eひとりでにやってくることもあれば、\u003cbr\u003e求めてもなかなか来てくれない時もある。\u003cbr\u003e誘い出すのに手段は問わない。\u003cbr\u003eよい紙を見つけ、よい定規を使い、\u003cbr\u003eよい鉛筆を選んでも何も起こらない時は、\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e最後の手を使う。\u003cbr\u003eアトリエに棲みついている、\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e蓄積されたインスピレーションの源に\u003cbr\u003e鼻を突っ込んでみるのだ。\u003cbr\u003e（同書 p.51）\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本書のハード面では、テキスタイルデザイナーの須藤玲子さんの監修で、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003eゆらぎのある網目模様の布張り装丁が実現した。日本の蚊帳でつかわれる「紗の布」を黒い薄紙で裏打ちした。造本設計は、数々のアートブックを手がけてきた田中義久。印刷製本は、出版レーベルBONBOOKを発行する図書印刷株式会社。本書は\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003eBONBOOKとして\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e８冊目の刊行にあたり、これまでに漫画家の高野文子さん、詩人の平出隆さん、FRAGILE BOOKSのロゴもデザインした服部一成さんなど、ジャンルを超えてさまざまな著者を迎えている。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eまた、本書がきっかけとなって、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003eフィリップ・ワイズベッカーの「自作の家具」をあつめた「HANDMADE ハンドメイド」展が2022年春に開催された。会場となった\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e無印良品銀座６階 ATELIER MUJI GINZA はおおいに賑わいました。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003cimg alt=\"\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/2_f7c258c8-bd80-4047-8980-39790ddba355_1024x1024.jpg?v=1658716600\" style=\"float: none;\" data-mce-style=\"float: none;\"\u003e\u003cimg style=\"float: none;\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/DSC01868-1024x683_1024x1024.jpg?v=1658716667\" alt=\"\" data-mce-style=\"float: none;\"\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eちなみに、本書のタイトルになっている「ホモ・ファーベル（Homo faber）」とは、道具を作りそれを使う創造的活動のこと。それこそが他の動物と区別できる\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e人間的活動の本質ではないか、と唱えたフランスの哲学者アンリ・ベルグソンの造語を採用した。自作の家具に囲まれて過ごし、生活と創作が分かち難く結びついているフィリップ・ワイズベッカーの日常は、創造的人間とはかくあるべしと静かに実証している。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003ch6 style=\"text-align: center;\" data-mce-style=\"text-align: center;\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cimg src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/portrait_480x480.jpg?v=1658569633\" alt=\"\" data-mce-fragment=\"1\" data-mce-src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/portrait_480x480.jpg?v=1658569633\"\u003e\u003cbr\u003ePhoto by Toshiaki Miyamoto\u003c\/span\u003e\u003c\/h6\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003eフィリップ・ワイズベッカー\u003cbr\u003ePhilippe Weisbecker \/ 1942年、フランス生まれ。パリのフランス国立高等装飾美術学校を卒業し、1968年にニューヨーク移住。アメリカの広告やエディトリアルのイラストレーションを数多く手がけながら、アートワークも制作。2006年、フランスに帰国。日本との縁は深く、2000年にクリエイションギャラリー G8で初個展。2002年、アンスティチュ・フランセ日本が運営するアーティスト・イン・レジデンスで京都のヴィラ九条山に4カ月間滞在。2021年には公益財団法人 竹中大工道具館で個展を開催。東京オリンピック2020の公式アートポスターも手がけた。現在はパリを拠点に活動し、欧米や日本で作品の発表を続けている。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42541306970280,"sku":"","price":3300.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/homofaber_02.jpg?v=1658562634"},{"product_id":"pictures_before_a_picture_book_ryoji_arai-2","title":"絵本になる前の絵本 \/ 荒井良二","description":"\u003ch1\u003e\u003cstrong\u003e\u003cimg src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/RyojiArai_pictures_before_a_picture_book_3cover_abc2_1024x1024.jpg?v=1665811734\" alt=\"\" data-mce-fragment=\"1\" data-mce-src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/RyojiArai_pictures_before_a_picture_book_3cover_abc2_1024x1024.jpg?v=1665811734\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eだれにもたのまれなかっただけで\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eぼくはずっと暗い色の絵を描きたかった。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e—\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e—\u003c\/span\u003e 荒井良二\u003c\/strong\u003e\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e絵本作家の荒井良二さんが描き下ろした23枚の原画集が誕生しました。どの１枚も絵本が生まれてくる予感で溢れ、荒井さん自身と”会ったことのない誰か”の記憶が混ざり合うような、なつかしい暗さと光で満ちています。巻末には、インタビューを収録しました。選べる３種類の表紙は、初版のみの限定です。（内容は同じです）\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e\u003cspan style=\"color: #2b0245;\" data-mce-style=\"color: #2b0245;\"\u003e＜３種類の表紙＞\u003c\/span\u003e\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cspan style=\"color: #2b0245;\" data-mce-style=\"color: #2b0245;\"\u003e\u003cstrong\u003eA：バレリーナ \/ ballerina\u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cspan style=\"color: #2b0245;\" data-mce-style=\"color: #2b0245;\"\u003e\u003cstrong\u003eB：オバケ \/ ghost\u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cspan style=\"color: #2b0245;\" data-mce-style=\"color: #2b0245;\"\u003e\u003cstrong\u003eC：おさげ髪の少女 \/ a girl with pigtails\u003cbr\u003e\u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cspan style=\"text-decoration: underline;\" data-mce-style=\"text-decoration: underline;\"\u003e\u003cspan style=\"color: #2b0245; text-decoration: underline;\" data-mce-style=\"color: #2b0245; text-decoration: underline;\"\u003e\u003cstrong\u003e\u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e絵本作家の荒井良二さんとつくったのは、新作絵本！ならぬ「絵本になる前の絵本」。この本のために描き下ろしてもらった23点の絵を収めた原画集です。全体を貫くひとつの物語はないけれど、それぞれの絵からたくさんのあたらしい物語が生まれそうな気配が感じられる、そんな奥行きのある１冊です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e絵に共通するテーマは、会ったことのない誰かに通じる「懐かしさ」。作品のタイトルには、まるで日記を歌にしたような名前がつけられています。最初のページにある「ゴールドの絵」は、荒井さんが絵を描きはじめるときに最初に塗る下地です。ゴールドのページをめくると、順番に作品が登場し、巻末には荒井さんの特別インタビューを収録。シンプルな構成ですが、このページネーションにたどり着くまでには、試行錯誤がありました。大切にしたかったのは、原画の質感と原画を目にするまでのプロセスです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e下地のゴールドや絵の具の立体感やツヤ感、これをどのように再現できるか。平らな紙に印刷された書籍では到底伝えきれない「実物」の魅力をどのように読者の皆さんへ届けるか。考えた末、荒井さんにも内緒で原画を思い切ってトリミングし、全体像が分からないくらいぐっとディテールに寄ったページを原画ページの前に置いてみることにしました。すると、ゴールドの輝きや紙の質感、絵の具の立体的なディテールがより鮮やかにでてきました。また、そのさらに手前に薄紙をはさみ、そこにローマ字の作品タイトルを配置して、たどたどしい時間をあえて経由することで、やっとのことで１枚の原画へたどりつくような体験を工夫しました。荒井さんは巻末のインタビューでこんなふうに話しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan\u003eロウソクの灯りの向こう側に見える景色を描いていたように思う。眼の前の机や窓もじーっと見ていると、だんだんその向こうに別の世界が見えてきて、それが消えないうちに急いで描き留めた、という感じ。その景色って、 もしかしたじぶんだけのものではなくて、ほかの誰かのものかもしれないよ\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003eね。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cspan style=\"font-size: 7.000000pt; font-family: 'KoburinaGoStdN';\" data-mce-fragment=\"1\" data-mce-style=\"font-size: 7.000000pt; font-family: 'KoburinaGoStdN';\"\u003e———『絵本になる前の絵本』荒井良二　巻末インタビューより\u003c\/span\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e荒井さんの言葉を受けて、読者にも、ぼんやりとしたロウソクの向こう側の景色を、ゆっくりじっくり味わって欲しいという思いで、白い本文用紙の間に、モヤモヤとした半透明の紙を挟みながら、見えそうで見えないあやふやな世界の入り口をこしらえました。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eこの本にはもうひとつ、特記すべき事柄があります。それは、今回描き下ろされた絵の裏テーマが「暗い色の絵」だということです。荒井さんといえば、明るく鮮やかな色づかいの作品が多いため「色の人」と呼ばれることもあるそうですが、そんな荒井さんが冗談交じりに、今回は「暗い良二」で！と。この裏テーマが決まるのには、それほど時間を要しませんでした。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e初めての打ち合わせの日、都内某所の喫茶店で編集部はドキドキしながら荒井さんの登場を待っていました。赤色のリュックを背負って、誰よりも軽快に現れた荒井さん。はじめての打ち合わせは「どんな本にしようか」という相談から始まり、これまでに描いた絵をまとめた作品集、物語のある絵本、荒井さんが日課にしている模写を１冊に、などいろいろアイデアを交わしているうちに、編集部が持ち込んだ何冊かの参考本の中から「茂田井武」のはなしになりました。巻末で、こんなふうに話しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003eぼくは茂田井武という童画家が好きで、以前ギャラリーの企画展でほとんど模写したような絵を 描いたこともある。茂田井武の絵を言葉にするのは難しいけれど、気持ちが入ってるというか、絵から気持ちの重さを感じとることができる。 暗い色味の絵を描いているのに、暗いけど明るい、という感覚になる。それになにより、一枚一枚の絵を描くことを大切にしている、その気持ちが絵から伝わってくるよね。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eぼくも、一枚一枚の絵を描いて、その絵だけで一冊をつくろうと思った。それも、絵本のように始まりと終わりをしっかり決めることをしないで、これまで描いた原画をただ集めるのでもなく。あとで一枚の絵から一冊の絵本がつくれるくらいの、そんな絵を描いてみたいなぁって。そういえば、ずっと暗い色の絵が好きだったし、でも描く機会がなかったから、今回は暗い色を使う「暗い良二」で行こうと思った。結局、それほど暗い色にはならなかったけれど。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"font-size: 7.000000pt; font-family: 'KoburinaGoStdN';\" data-mce-fragment=\"1\" data-mce-style=\"font-size: 7.000000pt; font-family: 'KoburinaGoStdN';\"\u003e———『絵本になる前の絵本』荒井良二　巻末インタビューより\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e茂田井武が好き、という荒井さん。描いているものや内容は暗くないのに、重たい暗い色を使った、この時代の独特な表現が好きだというお話しから、いつもの絵本は出版社の要望もあって、明るい色で描くことがほとんどという現状も知ることになりました。ならば、今回は「暗い色」でやりましょう、と。普段は明るい環境で本を楽しむ方が多いと思いますが、この本は、是非、ロウソクの灯りをたよりにページをめくってみてください。心の奥にそっと灯るやさしい光を感じてもらえると思います。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e表紙の手触りも魅力のこの本は、同シリーズの\u003ca href=\"https:\/\/www.fragile-books.com\/products\/homo-faber\" target=\"_blank\" data-mce-href=\"https:\/\/www.fragile-books.com\/products\/homo-faber\"\u003e『ホモファーベル \/ フィリップ・ワイズベッカー』\u003c\/a\u003eと同じく、ゆらぎのある網目模様の布張り装丁は、テキスタイルデザイナーの須藤玲子さんの監修で、日本の蚊帳でつかわれる「紗の布」を使い、あずき色の薄紙で裏打ちしたものです。造本設計は、数々のアートブックを手がける田中義久さん。印刷製本は、出版レーベルBONBOOKを発行する図書印刷株式会社。本書はBONBOOKとして9冊目の刊行で、これまで漫画家の高野文子さん、詩人の平出隆さん、FRAGILE BOOKSのロゴもデザインした服部一成さんなど、ジャンルを超えてさまざまな著者を迎えています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eその昔、一日の始まりは日没だったといいます。光は闇の中にこそ生まれるのでしょう。どうかこの本がくたびれた世界の闇に、やさしい光を届けられますように。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003chr\u003e\n\u003ch4\u003e《 連動企画 》\u003cbr\u003e\n\u003c\/h4\u003e\n\u003ch1\u003e\u003cstrong\u003eフラジャイル博覧会\u003cbr\u003e荒井良二 原画展｜絵本になる前の絵本\u003c\/strong\u003e\u003c\/h1\u003e\n\u003ch4\u003e\n\u003cspan\u003e期間：2022年11月5日〜11月30日\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan\u003e場所：\u003c\/span\u003e\u003cspan style=\"color: #232e39;\"\u003e\u003ca style=\"color: #232e39;\" href=\"https:\/\/www.fragile-books.com\/collections\/ryoji-arai-painting\" title=\"原画展｜絵本になる前の絵本\"\u003eフラジャイル博覧会｜オンライン展示室\u003c\/a\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e今月のフラジャイル博覧会は、絵本作家の荒井良二さんによる原画展です。『\u003cspan style=\"color: #273340;\"\u003e絵本になる前の絵本\u003c\/span\u003e』のために描き下ろされた23枚の原画は、どの一枚も絵本が生まれてくる予感で溢れ、荒井さん自身と”会ったことのない誰か”の記憶が混ざり合うような、なつかしい暗さと光に満ちています。今回は特別に荒井さんと選んだアンティーク調の\u003ca href=\"https:\/\/www.fragile-books.com\/products\/custom-frames-by-ryoji-arai\" target=\"_blank\" data-mce-href=\"https:\/\/www.fragile-books.com\/products\/custom-frames-by-ryoji-arai\"\u003eオーダーフレーム\u003c\/a\u003eも販売します。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e「一枚一枚の絵を描いて、その絵だけで一冊をつくろうと思った。それも、絵本のように始まりと終わりをしっかり決めることをしないで、これまで描いた原画をただ集めるのでもなく。あとで一枚の絵から一冊の絵本がつくれるくらいの、そんな絵を描いてみたいなぁって。」 （『絵本になる前の絵本』荒井良二　巻末インタビューより）\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h4\u003e\n\u003ch4\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/h4\u003e\n\u003cdiv\u003e\u003ca href=\"https:\/\/www.fragile-books.com\/collections\/ryoji-arai-painting\" title=\"原画展｜絵本になる前の絵本\"\u003e\u003cimg src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/arai_ryoji_sq01_1024x1024.jpg?v=1667637523\" data-mce-src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/arai_ryoji_sq01_1024x1024.jpg?v=1667637523\"\u003e\u003c\/a\u003e\u003c\/div\u003e\n\u003chr\u003e\n\u003ch4\u003eProfile\u003c\/h4\u003e\n\u003cp\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003ch6 style=\"text-align: center;\" data-mce-style=\"text-align: center;\"\u003e\n\u003cimg alt=\"\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/2022-10-1419.08.29_480x480.jpg?v=1665742130\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #808080;\" data-mce-style=\"color: #808080;\"\u003ePhoto by Masako Nagano\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h6\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #404040;\" data-mce-style=\"color: #404040;\"\u003e荒井良二  Ryoji Arai　\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan style=\"color: #404040;\" data-mce-style=\"color: #404040;\"\u003e絵本作家。1956年山形県生まれ。日本大学藝術学部美術学科を卒業後、絵本を作り始める。1999年に『なぞなぞのたび』でボローニャ国際児童文学図書展特別賞を、2005年には日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど、国内外で数々の絵本賞を受賞。美術館での キューレーションから展覧会、NHK連続テレビ小説「純と愛」のオープニングイラスト、「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」の芸術監督など多方面で活動。主な絵本に『はっぴぃさん』、『ねむりひめ』、『きょうはそらにまるいつき』、『きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ』、『こどもたちはまっている』など。日本を代表する絵本作家として知られ、海外でもその活動が注目されている。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Ａ.  バレリーナ ballerina","offer_id":42824964669608,"sku":"3SKU-A","price":3300.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true},{"title":"Ｂ.  オバケ ghost","offer_id":42824964702376,"sku":"3SKU-B","price":3300.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true},{"title":"Ｃ.  おさげ髪の少女 a girl with pigtails","offer_id":42824964735144,"sku":"3SKU-C","price":3300.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/20221028_056_2ebe713b-52a8-4703-9320-ad82788ccc98.jpg?v=1667617707"},{"product_id":"paper-cats","title":"Paper Cats \/ 服部一成","description":"\u003cdiv title=\"Page 1\" class=\"page\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cdiv class=\"layoutArea\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cdiv style=\"text-align: start;\" class=\"column\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003ch1 class=\"c-text l-spaceVertical\"\u003e\n\u003cstrong\u003eたしかにそんなことが\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e一回起きたよね\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eという偶然のデザイン。\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp class=\"c-text l-spaceVertical\"\u003eFRAGILE BOOKSのロゴやケアマークなどキーデザインの一切を引き受けてくださった服部一成さんの一冊。アートディレクターとして、\u003c\/p\u003e\n\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\n\u003cp class=\"c-text l-spaceVertical\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eグラフィックデザイナーとして、\u003c\/span\u003eやさしいのに鋭い独自のデザイン観をしぜんに展開している服部さんは、雑誌『流行通信』や『真夜中』や\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e『here and there』\u003c\/span\u003e、旺文社『プチ・ロワイヤル仏和辞典』や『仲條 NAKAJO』など、数多くのブックデザインを手がけてきたわりに、意外にも自著装丁本は一冊もなかったという。本書は、服部一成が企画、撮影、デザイン、執筆のいっさいを仕上げたアーティストブックになっている。\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"c-text l-spaceVertical\"\u003e\u003cbr\u003eこの本には、ハサミで切り抜いて、写真に撮った23匹の「紙の猫」が登場する。ワンテーマをシンプルに貫いた一冊で、だれでも真似ができそうで、なかなかこうは仕上げられない、いかにも服部さんらしい小品集といえる。48ページのハードカバーを青色の表紙で包んだその佇まいは、さながら洋菓子の包装のよう。発行元は、老舗印刷会社がはじめたBON BOOK出版レーベル。編集は当方が担当した。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e「たぶん、ぼくは写植を経験した最後の世代」と言っていた服部さん。1988年入社のライトパブリシティ時代から2001年の独立を経て現在に至る、およそ30余年のあいだに、文字組や組版から印刷出版のしくみまで、デザイナーを取り巻く環境はガラガラと変わっていった。道具が飛躍的に進化していくなかで、服部さんは、いやちょっと待てと立ち止まって、数値で測ったように仕上げていくデザインワークに抗った。抗うというと、ちょっと大袈裟だけど、嫌だったのだと思う、予定された通りにこなすデザインは。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\n\u003cp class=\"c-text l-spaceVertical\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eそうやって\u003c\/span\u003e偶然のデザインを取り込んだ「キユーピーハーフ」の広告や雑誌『流行通信』など、服部さんの代表的な仕事が生まれた。そして、本書である。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e西麻布にある服部さんの事務所を訪問した最初の打ち合わせで、本書の骨子はだいたい決まってしまった。ときどき鋭いツッコミをときどき入れつつ、相手の意図を汲み取り、じぶんのデザインに置き換えるのがとてつもなく早い人なのだ。途中であれこれ寄り道しない、悶々とした雑談もない。とくに今回は「じぶんの身体でデザインする」ことへの渇きが、服部さんを突き動かしていた、ようにおもう。\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"c-text l-spaceVertical\"\u003e\u003cimg style=\"float: none;\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/hattori_kazunari_papercats_prototype_480x480.jpg?v=1674359278\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003e猫がモチーフになったのは、たまたま。とはいえ、企画の草案として、平凡社のPR誌「月刊百科」の表紙で服部さんがデザインしていた42匹の猫を一冊に、という切り口から入った。ただ、パソコンで完結してしまう方向には興味を示さず、代わりに、猫になるかどうかはわからないけど、と前置きをしながら、紙で即興的につくってみるプランを提案された。\u003cbr\u003e \u003cimg style=\"float: none;\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/hattori_kazunari_480x480.jpg?v=1674359318\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003eこの本に登場する23匹の猫は、服部さんがまっさらな紙に即興でジョキジョキとハサミを入れて切り取った紙の猫である。それを事務所の片隅に置いて、フラッシュを焚いて撮り下ろした。だれよりも、服部さんが身体を動かして、偶然のデザインをたのしむように出来上がっている。表紙と見返しをNTラシャの「るり」色で包んだのも、服部さんのアイデア。ちなみに、BONBOOKシリーズで、『Paper Cats』の後に刊行された『うたのほん』の著者で漫画家の高野文子さんは「服部さんが青なら、わたしはきな粉をまぶしたような色がいい」と言って、黄色い本になった。高野さんの『ドミトリーともきんす』（中央公論新社）を装丁したのが服部さんだった。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本書をつくった動機や背景について、詳しくは刊行時のインタビューも合わせてご覧ください。「カメラでグラフィックデザインする」のくだりは、とくに服部さんのデザイン観がとてもよく表れていると思います。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003ca title=\"Interview with Kazunori Hattori on publishing Paper Cats\" href=\"https:\/\/bon-book.jp\/publishing\/5\/\" target=\"_blank\"\u003e＞BONBOOK刊行インタビュー\u003c\/a\u003e\u003ca href=\"https:\/\/bon-book.jp\/publishing\/5\/\" title=\"Interview with Kazunori Hattori on publishing Paper Cats\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/a\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\n\u003cp class=\"c-text l-spaceVertical\"\u003e\u003cspan\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"c-text l-spaceVertical\"\u003e【お届けについて】\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"c-text l-spaceVertical\"\u003e注文が集中しており、お届けまで時間を要しております。お急ぎのお客さまは別途ご連絡をいただけましたら、できる限りで対応させていただきます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。\u003c\/p\u003e\n\u003ch6 class=\"c-text l-spaceVertical\"\u003e\n\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #404040;\"\u003eProfile\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #404040;\"\u003eはっとり・かずなり　グラフィックデザイナー。1964年東京生まれ。1988年東京芸術大学美術学部デザイン科卒。ライトパブリシティを経てフリーランス。主な仕事に「キユーピーハーフ」「JR東日本」の広告、雑誌『流行通信』『真夜中』のアートディレクション、エルメス「petit hのオブジェたち」の会場デザイン、「三菱一号館美術館」「弘前れんが倉庫美術館」のロゴタイプ、ロックバンド「くるり」のアートワーク、『プチ・ロワイヤル仏和辞典』『仲條 NAKAJO』の装丁など。主な書籍に『服部一成グラフィックス』『服部一成（世界のグラフィックデザイン）』。毎日デザイン賞、亀倉雄策賞、ADC賞、原弘賞、東京TDCグランプリなどを受賞。\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cimg src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/portrait_87c3b2bb-2c50-499c-95c1-14a4b3109431_480x480.jpg?v=1670212544\" alt=\"\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h6\u003e\n\u003cdiv class=\"l-container-border l-spaceVertical\"\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/div\u003e\n\u003c\/div\u003e\n\u003c\/div\u003e\n\u003c\/div\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42949218664616,"sku":"","price":1980.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/bb_papercats01b.jpg?v=1670211993"},{"product_id":"kuki-no-okashi","title":"空気のお菓子 \/ 土谷未央","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003eフワフワでスカスカな\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eおいしいお菓子は\u003cbr\u003eほとんど空気でできている\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e三度の飯よりお菓子が好きな菓子作家、土谷未央の妄想と偏愛と願望が一冊になりました。マシュマロ、メレンゲ、シフォンケーキ、綿菓子、ポップコーン、生クリーム。空気をたっぷりと抱き込んだフワフワでスカスカな８種類の空気のお菓子を「見立て」「物語」「レシピ」の３つの側面から紹介するのがこの本です。\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e古今東西お菓子ならば何でも食べる（カステラ以外）という土谷さんが、今回空気のお菓子にこだわった１番のきっかけは、空気の価値にありました。\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e空気は無料。そして、目に見えないものなので、材料に「空気」と書かれることはありません。けれども空気は、とりわけ空気のお菓子においては、レシピの材料の一番上に書かれてもよいほどに材料として「美味しさ」を作り出しています。\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e重さと価値は比例する、という事実は製菓以外でも認められています。重い＝中身がぎっしり詰まっているから。はてさて、それでは空気のお菓子に当てはめてみてはどうでしょう？というのが土谷さんの着眼点でした。フワフワ、スカスカだからこそおいしいお菓子たちから空気を抜いてしまったら、そのおいしさはどうなってしまうのか……答えは是非、書籍の中で探してみていただければ幸いです。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eそれでは、この本の３つの側面をご紹介しましょう。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e【１】みたて\u003cbr\u003e土谷さん曰く、「みたて」は土谷さんが菓子作家として活動する上で、とても大切な考え方なのだそう。2012年にたったひとりではじめたcineca（チネカ）では、一本の映画を、ひとつのお菓子に見立てるという新しい表現方法を見出しています。本書では「\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eもしもお菓子にすり替わったら、あれもこれも、食べることができたりして\u003c\/span\u003e」という言葉の通り、土谷さんは私たちの普段のくらしの中にあるものを、空気のお菓子に見立てています。ベッドの上にはフワフワな綿菓子のお布団、ダンボールの中にはマシュマロの発泡材、本を読む人…の首元にはシフォンケーキの首枕、といった具合に、夢のような冗談のような景色をおたのしみいただけます。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e【２】ものがたり\u003cbr\u003e土谷さんがエッセイの手法で書き下ろした８編は、どれも小気味よいリズムで、それぞれ珈琲一杯で読み切れるちょうどいい長さの読みもの。歴史上の人物や、お馴染みのスイーツ、土谷さん縁の浅草の街が登場するなど、お菓子が大好きという真っ直ぐな感情と、菓子作家ならではの鋭い視点が混ざり合い、どんな人でもきっと新しい発見があること間違いなし。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e【３】レシピ\u003cbr\u003e土谷さんが菓子作家として活動をスタートして以来、10年という月日が経っていますが、実はこれまでレシピ本は未発表。今回は、本書前半に登場する８種類の空気のお菓子のレシピを紹介しています。レシピの特徴はもちろん、材料として空気が含まれていること。上手に空気を取り込んではじめて、おいしい空気のお菓子が出来るからです、これはきっと世界初の試みでした。主に精製された材料を使う製菓は、作り方も構造も料理よりずっと化学的。土谷さんの一言メモでは、お菓子を化学的な視点で解説しているので必見です。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eこの本は、おそらく世界ではじめて「空気」をレシピの材料に書き込んだ本。土谷さんの「おいしいところ」をすべて詰め込んだ１冊をつくりたい、と試みたのが本書です。本書のまえがきにはこんな一節が綴られています：\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e何気ない日常の風景が、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eもしもお菓子にすり替わったら、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eあれもこれも、食べることができたりして\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e妄想か、過ぎた偏愛か、はたまた願望か。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e空気のお菓子と生活がふうわりと混じりあい、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e刻が一瞬甘くなる。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e空気は、無味で無臭で無料で\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eとっても謙虚な存在だから\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e意識することなんてほとんどないけれども、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e今日の一日がしのげるのも\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eみんな空気のおかげなのだと思ったりもするのです。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e土谷さんはいつも考えています。いつのまにかあたりまえになっていた毎日を、もっとおいしく、もっと可愛く、もっとおもしろくできないか。この本は、空気のお菓子をきっかけに、「あたりまえ」を信じて疑わないわたしたちの日常へ向けて、問いかけを贈ります。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e \u003cspan style=\"text-decoration: underline;\"\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003chr\u003e\n\u003ch4\u003eProfile\u003c\/h4\u003e\n\u003ch6 style=\"text-align: center;\" data-mce-style=\"text-align: center;\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cimg data-mce-fragment=\"1\" alt=\"\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/miotsuchiya_mono_480x480.jpg?v=1671159062\" data-mce-src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/miotsuchiya_mono_480x480.jpg?v=1671159062\"\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/h6\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003e土谷未央  \/ Mio Tsuchiya\u003cbr\u003e菓子作家。東京都生まれ。多摩美術大学卒業。グラフィックデザインの仕事に関わったのちに都内製菓学校で製菓を学ぶ。2012年に映画をきっかけに物語性のある菓子を制作するcineca（チネカ）を創める。製菓において、日常や風景の観察による気づきを菓子の世界に落とし込む手法をオリジナルのものとする。2017年頃からは企画や菓子監修、アートワーク制作・執筆業なども手がける。最近の仕事に、東京国立近代美術館『ピーター・ドイグ展』（2020）オリジナル菓子監修・制作、LUMINE 全館クリスマスフェア 2019『POWER CAKES』菓子監修など。2022年春には、間が表象する造形に焦点をあてた「あわいもん」を立ち上げ、店主として製菓と店づくりを行う。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003ecineca\u003c\/strong\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003ehttp:\/\/cineca.si\/\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003einstagram　@cineca\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cstrong\u003eあわいもん\u003c\/strong\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003ehttps:\/\/www.awaimon.shop\/\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eInstagram　@awai_mon\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42974867292328,"sku":"","price":1980.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/pc_kuukinookashi_01.jpg?v=1671185738"},{"product_id":"空気のお菓子-本とマシュマロの発泡材set","title":"『空気のお菓子』＋マシュマロの発泡材（限定50セット）","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003eダンボールで届く荷物を\u003cbr\u003eたいせつに守っていた発泡材。\u003cbr\u003eあとはお役御免なんて\u003cbr\u003e\u003c\/strong\u003e\u003cstrong\u003eせつないから、ぜんぶ\u003cbr\u003e食べてしまえたらいいのに。\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan\u003e三度の飯よりお菓子が好きな菓子作家、土谷未央の妄想と偏愛と願望が一冊になりました。マシュマロ、メレンゲ、シフォンケーキ、綿菓子、ポップコーン、生クリーム。空気をたっぷりと抱き込んだフワフワでスカスカな８種類の空気のお菓子を「見立て」「物語」「レシピ」の３つの側面から紹介するのがこの本です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e今回は特別に数量限定で食べれる「マシュマロの発泡材」をFRAGILE BOOKS限定で販売します。手のひらサイズの小さな段ボールに、ぎっしりと詰まったやわらかなマシュマロ。もちろんお召し上がりいただけます。そのまま食べても、バナーでほんのり焦がしてクッキーに挟んでも、寒い日にはココアに投入してもおいしいので是非。小さなコワレモノを忍ばせてサプライズギフトにも喜ばれそうです。今回特別に作ったマシュマロの切手と共にお届けいたします。是非、マシュマロを頬張りながら、『空気のお菓子』を読んでみてください。書籍本体のみお求めご希望の方は\u003ca href=\"https:\/\/www.fragile-books.com\/products\/%E7%A9%BA%E6%B0%97%E3%81%AE%E3%81%8A%E8%8F%93%E5%AD%90\" rel=\"noopener noreferrer\" target=\"_blank\"\u003eコチラから\u003c\/a\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e【お届けについて】発送は12月26日頃を予定しております。\u003c\/p\u003e\n\u003chr\u003e\n\u003cp\u003e書籍『空気のお菓子』について\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e古今東西お菓子ならば何でも食べる（カステラ以外）という土谷さんが、今回空気のお菓子にこだわった１番のきっかけは、空気の価値にありました。\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e空気は無料。そして、目に見えないものなので、材料に「空気」と書かれることはありません。けれども空気は、とりわけ空気のお菓子においては、レシピの材料の一番上に書かれてもよいほどに材料として「美味しさ」を作り出しています。\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e重さと価値は比例する、という事実は製菓以外でも認められています。重い＝中身がぎっしり詰まっているから。はてさて、それでは空気のお菓子に当てはめてみてはどうでしょう？というのが土谷さんの着眼点でした。フワフワ、スカスカだからこそおいしいお菓子たちから空気を抜いてしまったら、そのおいしさはどうなってしまうのか……答えは是非、書籍の中で探してみていただければ幸いです。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eそれでは、この本の３つの側面をご紹介しましょう。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e【１】みたて\u003cbr\u003e土谷さん曰く、「みたて」は土谷さんが菓子作家として活動する上で、とても大切な考え方なのだそう。2012年にたったひとりではじめたcineca（チネカ）では、一本の映画を、ひとつのお菓子に見立てるという新しい表現方法を見出しています。本書では「\u003cspan\u003eもしもお菓子にすり替わったら、あれもこれも、食べることができたりして\u003c\/span\u003e」という言葉の通り、土谷さんは私たちの普段のくらしの中にあるものを、空気のお菓子に見立てています。ベッドの上にはフワフワな綿菓子のお布団、ダンボールの中にはマシュマロの発泡材、本を読む人…の首元にはシフォンケーキの首枕、といった具合に、夢のような冗談のような景色をおたのしみいただけます。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e【２】ものがたり\u003cbr\u003e土谷さんがエッセイの手法で書き下ろした８編は、どれも小気味よいリズムで、それぞれ珈琲一杯で読み切れるちょうどいい長さの読みもの。歴史上の人物や、お馴染みのスイーツ、土谷さん縁の浅草の街が登場するなど、お菓子が大好きという真っ直ぐな感情と、菓子作家ならではの鋭い視点が混ざり合い、どんな人でもきっと新しい発見があること間違いなし。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e【３】レシピ\u003cbr\u003e土谷さんが菓子作家として活動をスタートして以来、10年という月日が経っていますが、実はこれまでレシピ本は未発表。今回は、本書前半に登場する８種類の空気のお菓子のレシピを紹介しています。レシピの特徴はもちろん、材料として空気が含まれていること。上手に空気を取り込んではじめて、おいしい空気のお菓子が出来るからです、これはきっと世界初の試みでした。主に精製された材料を使う製菓は、作り方も構造も料理よりずっと化学的。土谷さんの一言メモでは、お菓子を化学的な視点で解説しているので必見です。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan\u003eこの本は、おそらく世界ではじめて「空気」をレシピの材料に書き込んだ本。土谷さんの「おいしいところ」をすべて詰め込んだ１冊をつくりたい、と試みたのが本書です。本書のまえがきにはこんな一節が綴られています：\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan\u003e何気ない日常の風景が、\u003cbr\u003eもしもお菓子にすり替わったら、\u003cbr\u003eあれもこれも、食べることができたりして\u003cbr\u003e妄想か、過ぎた偏愛か、はたまた願望か。\u003cbr\u003e空気のお菓子と生活がふうわりと混じりあい、\u003cbr\u003e刻が一瞬甘くなる。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e空気は、無味で無臭で無料で\u003cbr\u003eとっても謙虚な存在だから\u003cbr\u003e意識することなんてほとんどないけれども、\u003cbr\u003e今日の一日がしのげるのも\u003cbr\u003eみんな空気のおかげなのだと思ったりもするのです。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e土谷さんはいつも迷っています。いつのまにかあたりまえになっていた毎日を、もっとおいしく、もっと可愛く、もっとおもしろくできないか。この本は、空気のお菓子をきっかけに、わたしたちが信じて疑わない「あたりまえ」に、問いかけを贈ります。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003chr\u003e\n\u003ch4\u003eProfile\u003c\/h4\u003e\n\u003ch6 style=\"text-align: center;\"\u003e\u003cspan\u003e\u003cimg alt=\"\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/miotsuchiya_mono_480x480.jpg?v=1671159062\"\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/h6\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan\u003e\u003cbr\u003e土谷未央  \/ Mio Tsuchiya\u003cbr\u003e菓子作家。東京都生まれ。多摩美術大学卒業。グラフィックデザインの仕事に関わったのちに都内製菓学校で製菓を学ぶ。2012年に映画をきっかけに物語性のある菓子を制作するcineca（チネカ）を創める。製菓において、日常や風景の観察による気づきを菓子の世界に落とし込む手法をオリジナルのものとする。2017年頃からは企画や菓子監修、アートワーク制作・執筆業なども手がける。最近の仕事に、東京国立近代美術館『ピーター・ドイグ展』（2020）オリジナル菓子監修・制作、LUMINE 全館クリスマスフェア 2019『POWER CAKES』菓子監修など。2022年春には、間が表象する造形に焦点をあてた「あわいもん」を立ち上げ、店主として製菓と店づくりを行う。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003ecineca\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003ehttp:\/\/cineca.si\/\u003cbr\u003einstagram　@cineca\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eあわいもん\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003ehttps:\/\/www.awaimon.shop\/\u003cbr\u003eInstagram　@awai_mon\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42980079960232,"sku":"","price":2980.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/pc_kuukinookashi_set01.jpg?v=1671236171"},{"product_id":"bucher_veronika-schapers","title":"Bücher｜Veronika Schäpers ヴェロニカ・シェパス","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e現代を代表するブックアーティストが\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e自作自装したカタログレゾネ。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e300部の限定出版。\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eヴェロニカ・シェパスが自身のブックアート作品の全記録をまとめたボックス型のカタログレゾネ。2021年に構想を立ち上げ、パンデミックによる各所への影響もあり、完成したのは2022年の秋になっていた。このボックスも自作自装の作品で、世界にたった30部しか存在しない限定版ではあるけれど、ほとんどのオリジナル作品が美術館やギャラリーに収蔵されている彼女の造本世界を垣間見ることができるまたとない機会といえる。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eブックアートの世界で総合力がもっとも高い（とわたしたちは思っている）ヴェロニカ・シェパスは、たしかな技術に裏打ちされた造本力、そして、あらゆるテキストを手がかりに、物体としての本に叙情性を内包させるセンスを兼ね備えている。なかなかいない、稀有なブックアーティストである。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e本書には、ヴェロニカが日本に滞在していた数年のあいだに制作した最初期の作品から、ドイツ在住の多和田葉子さんに声をかけて数年がかりで実現した「OKONOMIYAKI（お好み焼きをテーマにした本）」など、これまでのさまざまなブックアートプロジェクトを一望できるボックスセットに仕上がっている。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eこのアーカイバル・ボックスは、もともと書籍や古文書、版画など貴重な資料や美術品を長期保存するために開発された無酸性の保存箱で、ふだんヴェロニカ自身が作品を保管するのにアーカイバルボックスを使用していたことから、無酸性のボックスカタログを制作することになったという。軽くて丈夫、実用的で美しい。この収納手段は、やはりいかにもヴェロニカらしい。なお、この箱は、過去のカタログや出版物もすべて収まるように、設計されているらしい。箱のメーカーはドイツの\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003ca data-mce-fragment=\"1\" href=\"https:\/\/www.klug-conservation.com\/\" target=\"_blank\"\u003eKlug Conservation\u003c\/a\u003eで、図書館や博物館向けの大きなサプライヤーである。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e箱をひらくと、めくるめくヴェロニカワールドがはじまる。大学卒業後にすぐに制作した作品のドキュメントも収められている。ページをめくる度にあらわれる、まったく異なるアプローチで作られた作品群。それぞれの作品としての完成度の高さには目を見張るものがある。本をつくる職人としての技術の高さとアーティストとしての世界観の両方が、本の細部に溢れ出ている。コンテンツの充実感もさることながら、ページをめくる手の皮膚からも喜びが伝わってくる。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e過去のオリジナル作品は、もともと限定数十部しかつくられておらず、それもほぼすべて然るべき収蔵先に入っているため、あたらしく購入することはほとんど不可能。そのため、このアーカイブボックスは彼女の作品世界を一望できるまたとないチャンスなのだ。すべてのボックスには、シリアル番号とヴェロニカの直筆サイン入り。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003ch5\u003eアーカイブボックスの内容：\u003cbr\u003eボックスには2つのバージョンがあります。\u003cbr\u003eバージョンAは#2-5を、バージョンBは#1-5を収録しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e#1\u003cbr\u003eドイツのオッフェンバッハ市立クリングスポール・ミュージアムで開催された「Entgrenzt」展のカタログ。1998年以降の全作品について、多数の写真と詳細な解説に加え、ステファン・ソルテック博士、マルティナ・ヴァイス（オッフェンバッハ市立クリングスポール・ミュージアム）、ヴィオラ・ヒルデブラント・シャット博士（フランクフルト／M）、マーシャル・ウェーバー（ブルックリン）、ニナ・シュナイダー（ロサンゼルス）、滝口明子（東京）によるエッセイが掲載されている。\u003cbr\u003eデザイン　Alex Sonderegger、 Susanna Baer、so+ba（東京／チューリッヒ）\u003cbr\u003e製本　デュッセルドルフの製本所 Buchbinder Mergemeier（6頁の蛇腹折り12枚、8頁の蛇腹折り9枚）\u003cbr\u003e表紙印刷　スイス・ハーモニー・プレスパン\u003cbr\u003e本文用紙　ムンケンリンクス紙120gにオフセット印刷\u003cbr\u003e外寸　8.85 × 11.7 インチ\u003cbr\u003e発行部数　限定300部\u003cbr\u003e制作地　ベルリン オッフェンバッハ\u003cbr\u003e制作年　2014年\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eヴェロニカによる解説：\u003cbr\u003e2014年にオッフェンバッハのクリングスポール美術館で開催された大規模な展覧会のために出版されたもの。過去作品が全て展示される展覧会で、カタログにも全て掲載されています（大学時代の作品は全て含まれていません）。カタログは美術館から一部資金援助を受けていますが、制作費の大半は自費です。そのため、多くの友人が関わってくれたのですが、最も大きなサポートをくれたのは、so+ba designのスザンナ・ベアとアレックス・ソンデレッガーです。私はよく彼らの装丁を手伝い、彼らはタイポグラフィーのアドバイスをしてくれました。彼らはカタログの他の部分のグラフィックデザインにも関わっていて、同じフォントといくつかのグラフィック要素を使用しています。箱のアイデアは、2021年の新しいカタログを考えていた時に思いつきました。2014年以降、9つの新しい作品を発表し、お客様からも新しいカタログが欲しいとの要望があったためです。何冊もあらためて印刷し直すのは避けたかったので、カタログ第2弾のようなイメージで作ることは明確でした。また、2号も1号と同じような構成にしたいと思い、最終的に本文の内側に折り目がある構造にしました。私の作品にとって、素材はとても重要な要素であり、最終的にはスリップケースではなく、ボックスアッサンブラージュのようにサイズや素材の異なる本や冊子を収められる箱を作りたかったのです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e#2\u003cbr\u003e7人のアーティストの本をドイツ語と英語で、多数の図版とともに詳しく解説。\u003cbr\u003eデザイン　Alex Sonderegger、 Susanna Baer、so+ba（東京／チューリッヒ）\u003cbr\u003e装丁　デュッセルドルフのBuchbinderei Mergemeier（和綴じ76頁、内折れ7頁。白地に紺の背表紙にタイトルのエンボスが入ったしなやかなリネン装）\u003cbr\u003e本文用紙　ムンケン・クリスタル紙 90g にオフセット印刷\u003cbr\u003eサイズ　8.85 x 11.7 in\u003cbr\u003e発行部数　限定300部\u003cbr\u003e制作地　カールスルーエ\u003cbr\u003e制作年　2022年\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eヴェロニカによる解説：\u003cbr\u003e#2は、デュッセルドルフの製本会社に私のデザインで束見本を作ってもらい、オフセット印刷と製本をしてもらいました。#1も同じ製本会社で製本されました。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e#3\u003cbr\u003eRuth Rogers氏（Wellesley College, MA）のエッセイ \"From a Distance, Close Up\" とMarshall Weber氏（Booklyn, Brooklyn, NY） \"The Utility of Interpretation\" を収録したテキスト冊子。両テキストは英語のみ。さらに、ブックレットには現在のコレクションインデックスと、2014年以降の展覧会リストが掲載されている。\u003cbr\u003e本文用紙　IBO Reflex 60g デジタルプリント\u003cbr\u003e表紙用紙　EnDuro Ice 透明カバー\u003cbr\u003e表紙加工　エンボスタイトル\u003cbr\u003e製本加工　フィラメントによる手縫い\u003cbr\u003e頁数　48頁\u003cbr\u003eサイズ　4.52 x 8.7 in\u003cbr\u003e発行部数　限定300部\u003cbr\u003e制作地　カールスルーエ\u003cbr\u003e制作年　2022年\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eヴェロニカによる解説：\u003cbr\u003e#3は、小さなテキストブックレットと更新された履歴書です。近い将来、同じ大きさのテキスト冊子をもっと印刷できるように、また必要に応じて履歴書を簡単に更新できるように、カタログ#2とは別に印刷しました。この冊子はデジタル印刷で、製本は自分で行いました。表紙には、これまでいくつかの作品に使用してきたSIHLのEnduro Iceという紙でできた箔を使い、ステッチも私がよく使う極細のフィラメントで縫製しています。これらの素材もカタログに掲載することで、よりリアルにアーティストブックを感じてもらえるのではないかと思っています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e#4\u003cbr\u003e2004年5月の平壌 \/\/ 2019年9月の平壌\u003cbr\u003e壁画の写真が掲載されたリソグラフの表紙。内側には、英語とドイツ語でイラストとプロジェクトの説明が書かれた6枚のポストカードが挿入されています。リゾグラフは、透明なポリエステルフィルムでできたダストジャケットで保護され、2つの拡大鏡が挿入されています。\u003cbr\u003e本文印刷　4色刷りリソグラフ\u003cbr\u003e表紙印刷　イナカード紙250gにデジタルプリント\u003cbr\u003eサイズ　8.27 x 11.7 in.\u003cbr\u003e発行　限定300部\u003cbr\u003e制作地　カールスルーエ\u003cbr\u003e制作年　2022年\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eヴェロニカによる解説：\u003cbr\u003e#4は、私の本「Pyongyang」の小さなカタログ、あるいは趣意書のようなものです。私が平壌で見たいくつかの印刷物を想像させるために、私は4cリソグラフを使うことにした。リソグラフの技法を使うと、少しぼやけた感じで、色も人工的に仕上がり、まさに北朝鮮の出版物によく見られる特徴を再現することができました。リソグラフは色が擦れやすいので表面を保護する必要があり、透明なアーカイブ用ポリエステルフィルムで覆っています。ポリエステルフィルムは私のほかの本でもよく使っている素材です。オリジナル版は、旅行記やお土産のような印象なので、オリジナルのイメージと説明を記した6枚のリゾグラフポストカードを収めることにしたのです。#4はすべて自分で製本・制作しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e#5\u003cbr\u003e1968年5月25日の日本の音楽チャート。8ページの蛇腹折りで、英語とドイツ語でイラストと解説が書かれています。蛇腹折りは、オレンジとマットグレーの円形断裁が施された、レコードジャケットを思わせるコルボンカバーに収められている。\u003cbr\u003e本文用紙　Munken Lynx 150g、デジタル印刷\u003cbr\u003e表紙　Corvon Shimme、Corvon Mano\u003cbr\u003eサイズ　7.1 x 7.1 in.\u003cbr\u003e発行部数　限定300部\u003cbr\u003e制作地　カールスルーエ\u003cbr\u003e制作年　2022年\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eヴェロニカによる解説：\u003cbr\u003e#5はオリジナル版「The Japanese Charts of May 25, 1968」についての一冊で、Peter Handke のテキストが掲載されています。このアーティストブックには、Dirk Haubrichによる抽象的なコンポジションが収録されたレコードが付属。#5は一見レコード盤のように見えますが、スリップケースはオレンジとグレーの装丁素材（Winter \u0026amp; CompanyのCORVON）で、オリジナル版の素材と同様の触感になっています。このスリップケースもすべて私の手製です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e過去作品の一部の様子は\u003ca href=\"https:\/\/vimeo.com\/user135431023\" target=\"_blank\"\u003eコチラ\u003c\/a\u003eからご覧いただけます。\u003cbr\u003e\n\u003c\/h5\u003e\n\u003ch5\u003eContents of the Archive Box \/\u003cbr\u003eTwo versions of the box are available for purchase：\u003cbr\u003eVersion A, which includes the publications #2-#5, \u003cbr\u003eVersion B, which includes the publications #1-#5. \u003cbr\u003eAll boxes are numbered and signed. books@veronikaschaepers.net\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e#1\u003cbr\u003eVeronika Schäpers: Bücher \/\/ Books\u003cbr\u003eCatalog for the exhibition «Entgrenzt» at the Klingspor Museum Offenbach. In addition to many photos and detailed explanations of all the works since 1998, the catalog contains essays by Dr. Stefan Soltek and Martina Weiß (Klingspor Museum Offenbach), Dr. Viola Hildebrand-Schat (Frankfurt\/M) as well as Marshall Weber (Brooklyn), Nina Schneider (Los Angeles) and Akiko Takiguchi (Tokyo). The design is by Alex Sonderegger and Susanna Baer, so+ba (To-kyo\/Zurich) and the elaborate finishing was done by Buchbinder Mergemeier, a bookbindery in Düsseldorf. Twelve 6-page accordion folds and nine 8-page accordion folds.\u003cbr\u003eOffset printing on Munken Lynx 120 g.\u003cbr\u003eCover: Swiss Harmony Presspan.\u003cbr\u003e8.85 x 11.7 in.\u003cbr\u003eEdition of 300 copies.\u003cbr\u003eBerlin\/Offenbach, 2014.\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e#2\u003cbr\u003eVeronika Schäpers: Books \/\/ Books 2\u003cbr\u003eA detailed description of seven artists’ books in German and English with numerous illustrations. \u003cbr\u003eThe design is by Alex Sonderegger and Susanna Baer, so+- ba (Tokyo\/Zurich), and the binding was made by Buchbinderei Mergemeier in Düsseldorf.\u003cbr\u003e76 Japanese-bound pages and seven interior folds. Flexible linen binding in white with blue-black spine and title embossing.\u003cbr\u003eOffset printed on Munken Kristall 90 g.\u003cbr\u003e8.85 x 11.7 in.\u003cbr\u003eEdition: 300 copies.\u003cbr\u003eKarlsruhe, 2022.\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e#3\u003cbr\u003etexts\u003cbr\u003eA text booklet with essays by Ruth Rogers, Wellesley College, MA, «From a Distance, Close Up,» and Marshall Weber, Booklyn, Brooklyn, NY, «The Utility of Interpretation.» Both texts are printed in English only. In addition, the booklet includes a current collection index and a list of exhibitions since 2014. \u003cbr\u003eDigital print on IBO Reflex, 60 g.\u003cbr\u003eTransparent cover made of EnDuro Ice with embossed title, stitched by hand with filament.\u003cbr\u003e48 pages.\u003cbr\u003e4.52 x 8.7 in.\u003cbr\u003eEdition: 300 copies. Karlsruhe, 2022.\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e#4\u003cbr\u003ePyongyang in May 2004 \/\/ Pyongyang in September 2019\u003cbr\u003eA risographed cover with a photograph of a mural. Inside are six inserted postcards with illustrations and descriptions of the project in English and German.\u003cbr\u003eThe risograph is protected by a dust jacket made of clear polyester film with two inserted magnifying glasses.\u003cbr\u003e4-color risography.\u003cbr\u003eDigital print on inacard, 250 g.\u003cbr\u003e8.27 x 11.7 in.\u003cbr\u003eEdition: 300 copies.\u003cbr\u003eKarlsruhe, 2022.\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e#5\u003cbr\u003eThe Japanese Charts of May 25, 1968.\u003cbr\u003eAn 8-page accordion fold with illustrations and descriptions of the project in English and German.\u003cbr\u003eThe accordion fold is housed in a Corvon cover with circle cutouts in orange and matte gray, reminiscent of a record cover .\u003cbr\u003eDigital printing on Munken Lynx 150 g.\u003cbr\u003eCover: Corvon Shimmer and Corvon Mano.\u003cbr\u003e7.1 x 7.1 in.\u003cbr\u003eEdition: 300 copies.\u003cbr\u003eKarlsruhe, 2022.\u003c\/h5\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":43026338185384,"sku":"","price":0.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/VeronikaSchapers_catalog2_00b.jpg?v=1674091785"},{"product_id":"art-brut-the-book-of-books","title":"Art Brut. The Book of Books","description":"","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":43026368856232,"sku":"","price":13200.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/artbrut_001.jpg?v=1672468450"},{"product_id":"between-visible-tomoko-yoneda","title":"between visible","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e写真家の米田知子が\u003cbr\u003e見えるもの越しに\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e見えない世界を見る方法。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e写真家の米田知子（1965-）がもっとも早い時期から制作しているシリーズ「見えるものと見えないもののあいだ」から代表的な作品をまとめた写真集。徹底的に準備（リサーチ）をして、アスリートのように本番（撮影）をむかえるという彼女の写真を見ることは、「何を通して何を見るか」という彼女の「しくみ」に付き合うことを意味する。写真を見るのに「しくみ」が必要なのは、彼女が捉えたい対象が、そこにはもうないことに理由がある。彼女の写真は、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e見えないものを見るための装置で、写真という四角い結界のなかに面影が去来するように仕組まれている。\u003c\/span\u003eまるで、蕪村の「凧（いかのぼり）きのふの空のありどころ」を写真を使ってやるようなものなのだ。そこにずっと感心してきた。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e本書には、文豪や音楽家、建築家や科学者など20世紀を代表する\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e９人の\u003c\/span\u003e人物が登場する。登場するといっても、本人は出てこない。フロイト、ヘッセ、マーラー、ジェイムズ・ジョイス、サルトル、谷崎潤一郎、ル・コルビュジエ、ガンジー、トロツキーという９人の傑物がじっさいに愛用した「眼鏡」を通して、それぞれにゆかりある書物や手紙を覗き見る構図になっている。たとえば、マーラーの眼鏡越しに覗き込むのは、未完成の\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e交響曲\u003c\/span\u003e第10番の楽譜。フロイトの眼鏡\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e越しに\u003c\/span\u003e覗き込むのは、盟友ユングが書いた自身との決裂を匂わせるテキスト。谷崎潤一郎の眼鏡越しに見るのは、３番目の妻である松子夫人に宛てた手紙、というように。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eそれぞれの写真につけられたタイトルが、見えない関係を謎解きしてくれている。だからというわけではないが、米田知子の写真はギャラリーや美術館の白い壁よりも、書物のページで見るほうが居心地がよい。本をひらいてとじるまでのあいだの、そのまたあいだに何度も目を瞬きしながら「見えるものと見えないもののあいだ」を気ままに想像する。そんなことに耽っていられる書物のかたちが、よく似合っている。米田知子の写真は、写真の姿をした本なのではないか、とさえ思っている。\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e本書は、その点でとても好きな一冊である。\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003ch6\u003e\n\u003cbr\u003e \u003cbr\u003eTomoko Yoneda \/ 米田知子\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e兵庫県生まれ。1991年、ロイヤル・カレッジオブアート（ロンドン） 修士課程を修了し、以来ロンドンを拠点に国内外の展覧会で活躍中。主な展覧会に「残響―打ち寄せる波」（シュウゴアーツ、東京、2022）、「Tomoko Yoneda」（マフレ財団、マドリッド、2021）、「アルベール・カミュとの対話」（シュウゴアーツ、東京、2019）、第12回上海ビエンナーレ（上海、2018-19）、「アルベール・カミュとの対話」（パリ日本文化会館、パリ、2018）、「ふぞろいなハーモニー」（広島市現代美術館、2015 \/ Kuandu Museum of Fine Arts、台北、2016）、光州ビエンナーレ（2014）、あいちトリエンナーレ（2013）、「暗なきところで逢えれば」（姫路市立美術館、2014）\/ 東京都写真美術館（2013）、「キエフビエンナーレ」（2012）、「Japanese House」（シュウゴアーツ、東京、2011）、「終わりは始まり」（原美術館、東京、2008）、第52回ヴェネチア・ビエンナーレ（2007）、「震災から10年」（芦屋市立美術館博物館、2005）、「記憶と不確実さの彼方」（資生堂ギャラリー、東京、2003）など。\u003c\/h6\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default 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ダイアン・アーバス","description":"\u003ch1 class=\"p1\"\u003e\n\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e \u003cstrong\u003e残された本たちが\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e謎めいた写真家の素顔を\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eこっそり教えてくれる。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e写真家ダイアン・アーバス（1923-1971）のプライベートな蔵書コレクションを記録した一冊。蛇腹折りの仕立てで、ひらくと8メートルを超える書棚の地平がひろがる。社会から疎外された者たちをまっすぐな目で撮りつづけ、突然の謎めいた最期を迎えた彼女が、いったんどんな本を読み、手離さずにいたのか、興味が尽きない本である。\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003eかつてスーザン・ソンタグは、自分の書棚のことを「私の頭の中...私の脳の地図」と言った。その気持ち、よくわかる。個人蔵書はその人の頭のなかの延長で、それが網目のようにマッピングされた書棚は、持ち主の関心事が立体交差する地図なのだ。人によっては、プライベートな書棚を見られることは裸を見られるよりも、恥ずかしいことらしい。わたしは仕事で本を選んだり、陳列したり、書架を設計したり、出版を計画することがあり、これまでたくさんの個人蔵書をのぞき見る幸運に恵まれてきた。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eダイアンは写真家なので、書棚にはたくさんの写真集が並んでいる。ナダールやアジェ、ラルティーグやブレッソン、アービング・ペンやスティーグリッツなど、写真黎明期の名作写真集が背を連ねる。エドワード・スタイケンの『The Family of Man（人間家族）』など、ダイアン自身が関わったプロジェクトや取材記事を掲載した雑誌も点在している。それでも、献本のたぐいは少ないように見える。蔵書は、かなり厳選されていて、それぞれがゆるやかにいくつかの小さなグループに分かれている。それはダイアンがじぶんの身体の延長のように書棚と付き合い、本と深く交際してきた証だろう。友人だったアヴェドンのものは、アヴェドンがダイアンに贈った第34代アメリカ合衆国大統領アイゼンハワーの肖像写真が書棚からはみ出している。よく見れば、夫のアランや別の写真家が撮ったダイアンのセルフポートレートも本の隙間から顔をのぞかせている。不意に姿をみせるE. J. ベロック（E. J. Bellocq）の怪しい娼婦のポートレート写真や、サーカス団のアノニマス写真は、ダイアンが写真の参考にしていたイメージだったのかもしれない。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cdiv style=\"text-align: start;\"\u003e\u003cimg style=\"float: none;\" alt=\"\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/2023-01-1221.17.00_1024x1024.png?v=1674042191\"\u003e\u003c\/div\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e小説や文芸書、人文書もよく読んでいたようだ。ペーパーバックの多くは、何度も読んでいたせいか本の背が割れている。ざっと見渡すだけでも、ダンテの『神曲』、ホメロスの『オデュッセイア』、アイスキュロス『ギリシャ悲劇』、ヘンリー・ジェイムズ『鳩の翼』、プルースト『失われた時を求めて\/スワン家の方へ』、ジョルジュ・バタイユ『エロティシズム』、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』、カフカ『審判』、ボルヘス『伝奇集』、リルケの『ドゥイノの悲歌』、セリーヌ『夜の果てへの旅』、ジェームズ・フレイザー『金枝篇』、ウィトゲンシュタイン『確実性の問題』、ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』、ガルシア＝マルケス『百年の孤独』、エミール・シオラン『実存の誘惑』、アボット『フラットランド』などの原書（もしくは英語版）が目に入ってくる。アルベール・カミュの『追放と王国』には「痒みに悩まされる女性（Woman tortured by agonizing itch）」と題した記事が栞の代用品として挟まっている。こんな代用品や転用品があったり、一見無関係そうなキャンドルやトロフィーや石ころが本と一緒に並んでいる景色こそ、個人ライブラリーならではの混沌とした魅力なのだ。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cdiv style=\"text-align: start;\"\u003e\u003cimg style=\"float: none;\" alt=\"\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/DSC_3025_1024x1024.jpg?v=1674042738\"\u003e\u003c\/div\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e本の配置関係が気になって、やや俯瞰して見ると、たとえばブリューゲルとダヴィンチとゴヤの画集の隣に、マティスの切り絵が表紙を飾ったブレッソンの『決定的瞬間（The Decisive Moment）』が立て掛けてあって、その傍らには、アウグスト・ザンダーの肖像写真を切り抜いた雑誌を面陳している。ザンダーは、ダイアンが生前から比較されたり、参照されてきたドイツの肖像写真家だ。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eまたほかの一角には自ら撮影した祖母の遺影の隣に『The Tales of Genji（源氏物語）』の第１巻と第２巻があり、その隣にはジャン・ジュネの『Our Lady of the Flowers（花のノートルダム）』が、さらにその隣には兄で詩人のハワード・ネメロフの詩集『The Next Room of the Dream』が並んでいる。そうして本書のラストページには、ダイアンが亡くなった1971年の手帳がまるで墓標のように立ててある。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eう〜む、やっぱり見るたびに味わい深い一冊である。\u003cbr\u003eこの書棚の主だったダイアン・アーバスの半生を少しふりかえってみたい。\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e1923年、ニューヨークのユダヤ人家庭に生まれたダイアンは、セントラル・パーク・ウエストで育ち、裕福な家にはいつもメイドと料理人、運転手と乳母がいたという。父親のデビッド・ネメロフはニューヨークの五番街で毛皮と婦人服の専門店「ルセックス（Russek's Department Store）」を経営していた。13歳のときに父親の店に出入りしていた広告写真家のアラン・アーバス（Allen ARBUS）と出会い、ダイアンが18歳になるのを待って結婚。2人の娘を産み（1945年にドゥーン、1954年にエイミー）、子育てをしながら、夫アランのカメラマン助手として『Harper's BAZAAR（ハーパーズバザー）』などのファッション誌の撮影を手伝うようになる。映画「毛皮のエロス／ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト（FUR: AN IMAGINARY PORTRAIT OF DIANE ARBUS）」（2006年）では、この頃の内なる葛藤と写真家としての目覚めが描かれている。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cdiv style=\"text-align: start;\"\u003e\u003cimg style=\"float: none;\" alt=\"\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/2023-01-1221.16.25_1024x1024.png?v=1674042107\"\u003e\u003c\/div\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e夫のアランを介して写真と出会い、59年に離婚した後は、ベレニス・アボット（Berenice Abbott）、アレクセイ・ブロドヴィッチ（Alexey Brodovitch）、リゼット・モデル（Lisette Model）に師事しながら、写真家として自らの撮影スタイルを確立していく。1960年、雑誌「Esquire（エスクァイア）」誌にはじめてのフォト・エッセイが掲載され、1963年と1966年にはグッゲンハイム・フェロー（Guggenheim Fellowships）を受賞して、「アメリカの儀式、マナー、習慣」と題した連作写真のプロジェクトをはじめる。1967年には、ニューヨーク近代美術館（MOMA）写真部門のディレクターだったジョン・シャーカフスキー（John Szarkowski）が手がけた画期的な展覧会「New Documents」に、ドキュメンタリー写真の可能性をしめす３人のうちの１人（他の２人は、リー・フリードランダーとゲイリー・ウィノグランド）として選ばれ、これが決定的な転機となる。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eダイアンは、被写体をまっすぐにとらえた写真家だった。正方形のフォーマットに注目した彼女は、二眼レフのローライフレックスやマミヤC33を首に下げ、肩にはストロボを携帯し、ほかの人たちと変わらないあたりまえの生活をおくる「フリークス」の撮影に出かけていった。撮影スタジオに呼び込むのではなく、彼らの生活圏に足を運ぶのが彼女のスタイルだった。小人、巨人、両性具有社、精神病患者、見世物小屋芸人という奇異の目を向けられた彼らのことを、ダイアンは「精神の貴族」と呼んで、崇拝した。被写体の前に立ち、合わせ鏡のように正対のポジションを決め、まっすぐ真正面からストロボを焚いた。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cdiv style=\"text-align: start;\"\u003e\u003cimg style=\"float: none;\" alt=\"\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/2023-01-1221.03.02_1024x1024.png?v=1674042131\"\u003e\u003c\/div\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e彼女の写真には、賞賛も批判もあつまった。特に「不幸な人たちを撮影して食い物にしている」という批判が彼女につきまとう。40代半ばになると、うつ病と1966年に患った肝炎でボロボロになっていた。そして、芸術的で知的で不安定な日々に、あまりにも早すぎる幕引きがやってくる。「New Documents」展から4年後の1971年7月26日、ダイアンは日記に「最後の晩餐」という言葉を書いて、服を着たままバスタブに横たわり、手首を切った。伝説的な写真家として語り継がれている今となっては、およそ10年足らずと短いキャリアでもあった。生前に写真集は１冊もなかったが、没後に刊行された“Diane Arbus : An Aperture Mnograph\"は、現在も世界中で版を重ねている。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e補\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e写真家として初めてヴェネツィア・ビエンナーレの出品作に選ばれた快挙は、彼女の死の翌年のことだった。1972年から1975年にかけては、ニューヨーク近代美術館で大規模な回顧展が開催され、米国とカナダを巡回した。2003年にはサンフランシスコ近代美術館で大規模な回顧展「Diane Arbus Revelations」が開催され、2006年まで米国と欧州の美術館を巡回。ヨーロッパにおける大規模な回顧展は、2011年10月にパリのジュ・ド・ポーム国立美術館で始まり、2013年までヴィンタートゥール（スイス）、ベルリン（ドイツ）、アムステルダム（オランダ）を巡回した。2016年には、彼女のキャリアの最初の7年間（1956年から1962年のあいだ）の未公開写真に焦点を当てた展覧会「in the beginning」がメトロポリタン美術館の分館「メット・ブロイヤー（The Met Breuer）」で開催されて話題になった。この展覧会は、サンフランシスコ近代美術館、ブエノスアイレスのマルバ、ロンドンのヘイワード・ギャラリーに巡回。2018年には、スミソニアン・アメリカ美術館で「Diane Arbus: A box of ten photographs」展が開催された。写真が「真剣な」芸術として受け入れられる先駆けとなったダイアン・アーバスの半生は、いまも伝説として語り継がれている。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本書は、2003年から2006年にかけてサンフランシスコ近代美術館をはじめとする７つの美術館で開催された回顧展「Diane Arbus Revelations」で展示された個人ライブラリーの記録として刊行された。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e«主な出版物»\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eDiane Arbus (Aperture, 1972)\u003cbr\u003eMagazine Work (1984)\u003cbr\u003eUntitled (1995)\u003cbr\u003eDiane Arbus Revelations (2003)\u003cbr\u003eDiane Arbus: A Chronology (2011); Silent Dialogues\u003cbr\u003eDiane Arbus \u0026amp; Howard Nemerov（2015）\u003cbr\u003ein the beginning（2016）\u003cbr\u003eDiane Arbus: A box of ten photographs（2018）\u003cbr\u003eDiane Arbus Documents（2022）\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":43029555151016,"sku":"","price":12000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/thelibraries_001.jpg?v=1672545226"},{"product_id":"die-kassettenkataloge","title":"DIE KASSETTENKATALOGE DES STÄDTISCHEN MUSEUMS MÖNCHENGLADBACH","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003eドイツの美術館が\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e図録の代わりに発行した\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e「持ち帰れる美術館」の総目録。\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e1967年から1978年までの11年間に、\u003c\/span\u003e「ボックス・カタログ（通称：Kassetten）」と呼ばれる箱の本が、メンヒェングラートバッハ市立美術館から発行された。キーマンは、発行人でありプロデューサーのヨハネス・クラダースという館長さん。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eクラダースは、あたらしい美術館のスタイルを模索した先駆的なキュレーターだった。1968年には「anti-musuem（反美術館）」というエッセイで「物理的な壁を取り払い、精神的な家を構築すること」こそが来たるべき理想の美術館である、と早々宣言していた。権威的な建築物の中に置かれるから「アート」なのではなくて、人々とのコミュニケーションのなかにこそ、アートの真価を見出したかった。美術館はむしろ邪魔をしているのではないか、とさえ考えた。その後、長い時間をかけてクラダースは「anti-musuem（反美術館）」を実践する。その実践の場が、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eメンヒェングラートバッハ市立美術館からはじまる。\u003c\/span\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e1967年、クラダースはドイツのメンヒェングラートバッハ市立美術館（現・アプタイベルク美術館）の館長に就任。そして、この小さな町の市立美術館で、「反美術館」の狼煙をあげる初めての展覧会を企画する。それがヨーゼフ・ボイスの美術館での初個展だった。退役軍人のボイスは当時46歳で、ちょうどゲルハルト・リヒターやアンゼルム・キーファーを輩出したデュッセルドルフ芸術アカデミーの彫刻科教授として教鞭をとっていた時期で、アーティストとしてはほとんどまだ無名だった。しかも、ボイスは入学試験を廃止して、定員のために入学できなかった142人全員を自分のクラスに受け入れると主張して学校からクビになる寸前。とにかく20世紀を代表する芸術家としてはまだ見なされていない、そんな時期だった。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e紆余曲折あってボイスの展覧会は決まったものの、市立美術館には特別なカタログをつくる予算はなかった。できることといったら、一番安い紙に印刷するありきたりな小さなパンフレットくらい。そこで、その前の年にエディション・ルネ・ブロック（Edition Rene Block）から箱入り作品を発表していたボイスが考案したのが、展示カタログとマルチプル作品を混ぜ合わせたような、実験的でハイブリッドな出版のアイデアだった。マルチプルとは、１点しかないオリジナル作品に対する「量産されたアート作品」のことで、60年代以降にフルクサスがさまざまな方法で発表したことで一般化していった。こうして、ボイスとともに、メンヒェングラートバッハ市立美術館の伝説的な出版物「ボックス・カタログ（通称：Kassetten）」が誕生し、クラダースが館長だった1967年から1978年までの11年間で合計「35箱」の限定ボックスが続々刊行されていった。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eラインナップは錚々たる顔ぶれで、ヨーゼフ・ボイスをはじめとして、ベルント\u0026amp;ヒラ・ベッヒャー、マルセル・ブロータース、ハンネ・ダルボーフェン、ピエロ・マンゾーニ、ゲルハルト・リヒターなど、のちに20世紀を代表するアーティストとして評価される豪華メンバーと共に、箱の本は出版されていった。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eそれ自体が独立したアートプロジェクトでもあるこのボックス・カタログは、展覧会の図録カタログの要件は、ほとんど満たしていない。なかには展覧会への言及が全くないものもあるほど。それでも、美術館の外でも、家の中でも、どこでもアートを体験できることは、クラダースが実践する「anti-musuem（反美術館）」をもっとも象徴的に表現しているといる。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":43029761622184,"sku":"","price":12000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/Die-Kassettenkataloge_001.jpg?v=1672549533"},{"product_id":"an-invocation-five-hundred-and-thirty-books-from-southend-central-library","title":"An Invocation: Five Hundred and Thirty Books from Southend Central Library","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e取り壊された図書館から\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e救出した530冊の\u003cbr\u003e\u003c\/strong\u003e\u003cstrong\u003e本の本。\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eこの一冊はわたしのお気に入りの「本の本」で、5年前にベルリンの書店「Motto Berlin」で出会った。『An Invocation』という表題に「\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eサウスエンド中央図書館の530冊\u003c\/span\u003e」という副題がついている。この”Invocation”という単語はラテン語の動詞「invocare」に由来することばで、中世では儀式のはじめに唱える神への祈祷のことで、そのもっと前には精霊や悪魔を呼び出す呪文のことを指す\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eマジカルワード\u003c\/span\u003eだった。いまではそれが転じて「法の行使、ミサの祈り、コンピューターの起動」などさまざまな場面で使われている。だからこの一冊は「本を召喚するための本」という仕立てになっている。なぜこんな不思議な名前がついているのか、その背景をかんたんに案内したい。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eこの本の発端は、英国サウスエンド・オン・シーのローカルシンボルだったサウスエンド中央図書館が取り壊されたことにある。図書館の跡地には、現代アートのギャラリー「Focal Point Gallery（フォーカルポイント・ギャラリー）」を併設する新しい公共施設が建つことになった。そのこけら落としとして、2013年に英国人アーティストのマイク・ネルソンが制作したアーティスト・ブックがこの一冊である。\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e1000ページからなるこの本には、取り壊されたサウスエンド中央図書館（Southend Central Library）の除籍本の山からネルソン自身が救出した530冊の表紙と裏表紙が収められている。本の表紙のスキャン画像をそのまま綴じた一冊といってしまえばそれまでだが、マラルメが言うように「世界は一冊の本に至るために存在する」わけで、地域で唯一の図書館から本が\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e一冊\u003c\/span\u003e消えることは、未知の世界が一つ街から消滅することに等しかった。たぶん、ネルソンは\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eそんな風に\u003c\/span\u003e考えた。そこで、ネルソンが仕掛けたのは、失われてしまった本（世界）を呼び出すマジック、あるいはコンピューターでいう「起動コマンド」として、本のための本をつくることだった。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eどんな本が収録されているかというと、ジュール・ヴェルヌの『月世界旅行』、オーソン・ウェルズの『審判』、アンドレイ・タルコフスキーの『タルコフスキー日記』などの文芸書もあるにはあるが、たとえば『第三版：メキシコの硬貨ガイドブック』といったマージナルな世界の本も数多く選ばれている。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e選ばれた本は、見開きの左右にランダムに入ってくる。一応\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e、左ページには裏表紙（表４）、右ページには表紙（表１）を配置するルールになっているようだけど、その組み合わせはランダムで、そこが面白い。\u003c\/span\u003eたとえば、左ページに「スヌーピー」、右ページに「カダフィ大佐」という不思議な見開きページができあがっている。しかも、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e蔵書をスキャンするときに、\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e原寸100％にこだわったようで、\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e大きな本は途中から画像が切れている。これもなかなかできないことだけど、書誌情報の保管よりも「消えた本の消息」を保存したかったのだろう。幽かな香りだけを残すように。軽くて分厚いこの本をめくっていると、\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e図書館の書架ではぜったに隣り合わない、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003eジャンルも刊行年も作者の国籍もバラバラの本が、祝祭のようにページを連ねていく。\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eネルソンは、旧図書館から除籍された蔵書を使って、新設ギャラリーの壁の中に「隠れたインスタレーション」も制作した。壁の内側の隙間に閉じ込めてしまったので、除籍本の現物を見ることはできない。唯一見ることができる記録が、この一冊ということになっている。このインスタレーションについて説明するよう求められたネルソンは「本がインスタレーションである」と答えたそうだ。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e付録冊子「Interview」には、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eマイク・ネルソンと\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eFocal Point Gallery ディレクターである\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eアンドリュー・ハントの\u003c\/span\u003eインタビューを掲載している。インスタレーションと出版のプロセスやサイドストーリーから、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eネルソンの偏愛的な読書遍歴まで披露されている。どうやら、\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eスタニスワフ・レムやJ・G・バラードを愛読してきたネルソンは、サイエンス・フィクションの想像力にずっと魅了されてきたらしい。いわく、未だ誰も見たことがないことをどうやって視覚化するか、その方法を模索してきたのだという。見えないけれど確かにそこにある、そんな「視覚のユートピア」こそが、この出版とインスタレーションでネルソンが実現したいことだった。\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eネルソンは1967年に英国ラフバラー（\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eLoughborough\u003c\/span\u003e）に生まれ、現在はロンドンを拠点に活動している。第54回ヴェネチア・ビエンナーレ（2011年）に英国代表として参加したほか、マルメ・コンストハーレ（2012年）、テート・ブリテン（2010年）、ACCA（2006年）、ターナーコンテンポラリー（2005年）、カムデンアートセンター（1998年）などで展覧会を開催している。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default 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Oktyabrskaya poema \/ Good! October poem』の２冊の原本（ファクシミリ版）に、美術史家のミハイル・ゲールマン（Mikhail Yurievich German）による解説エッセイ「詩人の見える声」（ロシア語 \/ 英語）を付属した３冊組。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e人類史上はじめて資本主義から離脱して社会主義の道に踏み出した「十月革命」の70周年を記念して、奇しくもソ連崩壊前夜の1987年に出版された。造本は、両観音開きの内側ポケットに上述の２冊を収納する設計になっている。リシツキーが『Dlja golosa \/ For the Voice（声のために）』のために世界ではじめてデザインした（と言われている）爪掛け式のインデックスも健在。マヤコフスキーによる13編の詩をもとに、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e詩とタイポグラフィを同等にあつかう画期的な装幀を試みた\u003c\/span\u003eリシツキーによると、造本設計のねらいは「大声で読むための本」にすることだった。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e余談だけれど、『Dlja golosa \/ For the Voice（声のために）』の編集を担当したリーリャ・ブリークは、マヤコフスキーが36歳でピストル自殺（とされている）するまでに何百通もラブレターをささげた最愛の人で、知人の人妻で、「ロシア・アバンギャルドのミューズ」とも「吸血鬼」とも言われた女性。革命後のロシアでは、自由な愛と女性の力の象徴とされた。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default 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REVOLUTION THROUGH BOOKS: IRAN 1979-1983","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e革命を知らないイラン人の\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e女性アーティストが\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e秘かにあつめた革命本。\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\nイラン出身でパリ在住のアーティスト、ハンナ・ダラビ（1981年生まれ）が蒐集したさまざまな”革命本”のビジュアル目録。とくにシャー政権末期からイスラム政権初期にかけて、イランに言論の自由がゆるされた1979年から1983年の\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e束の間に\u003c\/span\u003e発行されたイラン革命に関する本を拾いあつめた。革命維持を扇動するプロパガンダ写真集から、“白表紙”と呼ばれる違法な地下出版（例えば、政治に関する書籍や海外小説）まで、なかには一刻も早くメッセージを伝えたい緊急性から生まれたZINEのようなセルフパブリッシングも多数収録している。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eこの本に収められている本には、ポップとダークの両極端が溶け合っている。メキシコの壁画やストリートカルチャーのカリグラフィを感じさせる表紙からは想像もできないくらい悲劇的な内容。なかには、目を背けたくなる生々しい戦場写真も登場する。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e革命後にテヘランで生まれたダラビにとっては、取り繕われた歴史観ではなく、自分の目でリアルな革命体験をすることが目的だった。彼女は、それを追求するために、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eテヘランで\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e多くの書店が軒を連ねるエリアに足繁く通いつめ、少しづつ革命本を拾いあつめていった。その\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e書店街\u003c\/span\u003eのあるエリアの名が、本書のタイトル\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e「Enghelab Street（エンゲラブ・ストリート \/ 革命通り）」\u003c\/span\u003eになっている。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本編は３つのセクションで構成されている。第１部は、イランに特有の美意識と視覚的なトレンドをつたえる\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e写真集\u003c\/span\u003e。第２部は、政治的なプロパガンダをテーマに、急ごしらえの記録を伝えるさまざまな党派の本。第３部では、ダラビが「再構築（Reconstructions）」と呼んだ蒐集コレクション（日用品、文書、家族写真、視聴覚イメージ、絵葉書など）を展開する。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこの出版を後押ししたのは、2019年1月9日から2月11日までパリの「LE BAL」で開催された同名の展覧会『Hannah Darabi, Enghelab Street, A Revolution through Books: Iran 1979–1983』で、フランス国立造形センター（CNAP）と欧州研究機構（ERC）が助成金を支援している。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":43031879549096,"sku":"","price":11000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/Iran-1979-1983_001.jpg?v=1672587841"},{"product_id":"autograph-edition-of-kanashiki-gangu","title":"稿本 悲しき玩具 \/ 石川啄木","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e \u003cstrong\u003e人がみな\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e同じ方角に向いて行く。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eそれを横より見てゐる心。 \u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e啄木が「陰気なノート」と呼んだ手書きのノート原本をそのまま複製した一冊である。このノートに書かれた草稿から、『一握の砂』に次ぐ２冊目の歌集ができるはずだった。が、出版を待つことなく肺結核で夭逝。26歳と2ヵ月、あまりにも短い命だった。病床の啄木からこの手稿本を託された親友で歌人の土岐善麿（\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e哀果\u003c\/span\u003e）の手許にあってさいわいにも関東大震災をくぐりぬけ、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e300部の限定\u003c\/span\u003e肉筆本として\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e没後25年の節目に\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e書物展望社から\u003c\/span\u003e出版された。ちなみに、お正月の風物詩である「駅伝マラソン」\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eは、この土岐善麿が新聞記者時代に発案した「東海道駅伝徒歩競走」に由来する。\u003c\/span\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eそれにしても、この本に魅了されてしまうのは、その持ち触りから印刷の再現まで「きっとこんなノートだったのだろう」と感じさせるリアリティにある。見開きの右ページを空けるスタイル、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e一首を３行に分かち書きするクセ、句読点やエクスクラメーションマークの入れ方、字下げの\u003c\/span\u003eリズム。鉛筆で啄むように書いた筆跡はもちろん、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e余白や行間にいたるまで、そうとう\u003c\/span\u003e生々しく、草稿に意匠が宿っている。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eだからかどうかは分からないが、本書には、読みやすいように活字で組んだ現代文や脚注などはない。この本は編集もデザインも、余計なことを一切加えなかった。最初から最後まで、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e土岐がうけとった「灰色のラシャ紙の表紙をつけた中版のノート」のおもかげを守っている\u003c\/span\u003e。そのまっすぐな眼差しは、みずから詩篇を整理することも、訂正する機会もなく、書物になったのを手にすることもなく逝ってしまった亡き親友への敬意とも追憶ともとれる。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eよく見れば本文用紙には透かしが入っていて、「MOSES SUPER FINE」と「モーセの肖像」のウォーターマーク入り高級紙を使用している。粗末な紙にしたら、それこそたちまち劣化してしまうから、これ以上「陰気」にならないように願ったのかもしれない。編集者兼発行人でこの本の造本を手がけたのが斎藤昌三というのも、味わい深い。およそ本には使わない竹皮や番傘などを装幀に用いる風変わりな造本趣味で知られる斎藤昌三の、もっとも地味な出版物のひとつに挙げられるだろうけれど、そこがまたいい。こういう奇を衒わない仕事もできるんです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e圧巻なのは、本書のさいご。20ページを超える「書かれなかった空白のページ」がそのまま綴じられている。この一冊は、特別な技工を凝らした本ではないし、函の中の帙で包まれたノートは、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e質素で\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e弱々しい\u003c\/span\u003eけれど、これほど生々しく画期的な造本設計は類例がない。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":43032058233000,"sku":"","price":15000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/kanashiki_gangu_001.jpg?v=1672591137"},{"product_id":"under-the-umbrella","title":"傘下","description":"\u003ch1\u003e\u003cstrong\u003eかつて父親が製本していた\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e原爆死没者名簿をきっかけに、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e故郷の広島を撮り、製本した一冊。\u003cbr\u003e\u003c\/strong\u003e\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eツルツルした出版物が多い時代に、ザラザラした私家本を作り続けるアーティスト、立花文穂。そんな立花さんが生まれ故郷を舞台につくった本。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e広島の地下には「119冊の本」が\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e安置されている。\u003c\/span\u003e秘仏のようにふだん目に触れることのないそれらの本には、原爆で命を落とした32万4129人の名前と年齢と死亡日が毛筆で書かれている。毎年その年に死亡した人の名前が記帳されて、8月6日に平和記念公園の慰霊碑の下に納められるのだという。この原爆死没者名簿を製本していたのが、かつて広島市内で製本所を営んでいた立花文穂の父・英雄さんだったそうだ。鳥の子和紙を絹布張りの表紙で丁寧に綴じられたその風姿は、本書に収められている。写真は、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e立花文穂が広島と東京で撮ったもので、\u003c\/span\u003e巻末には、兄で\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e彫刻家\u003c\/span\u003eの立花英久による小説を収録。印刷は、シナノ書籍印刷。350部限定で、製本は立花文穂の手による。\u003c\/p\u003e\n\u003ch6\u003e\n\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #808080;\" data-mce-style=\"color: #808080;\"\u003e立花文穂　Fumio Tachibana\u003c\/span\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cspan style=\"color: #808080;\" data-mce-style=\"color: #808080;\"\u003e1968年、広島市生まれ。アーティスト。文字、紙、印刷、本を主な素材、テーマとして作品を制作。雑誌『球体』をはじめとした独自の本や印刷物をつくりだす一方で、美術作家として美術館やギャラリーでの展覧会も行っている。最新の写真集に『傘下』さんかがある。2020年12月13日まで群馬県立近代美術館での「佐賀町エキジビット・スペース1983-2000」展に参加している。\u003c\/span\u003e\n\u003c\/h6\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":43058105057448,"sku":"","price":12000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/20221227-3228_003.jpg?v=1672990066"},{"product_id":"reading-ed-ruscha","title":"Reading Ed Ruscha \/ エド・ルシェを読む","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e50年以上かけて\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eルシェが取り組んできた\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eブックプロジェクトの目録。\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\nエド・ルシェ（1937年生まれ）の「読むという行為」への関心と、彼が50年にわたり探求してきたアーティスト・ブックとの特別な関係に焦点をあてた一冊。ボーデン（コンスタンツ）湖畔にピーター・ズントー（ツムトア）が建築したブレゲンツ美術館（Kunsthaus Bregenz）で2012年に開催された『Reading Ed Ruscha』展にあわせて刊行された。展覧会やインスタレーションの様子を収めた図版など400点のカラー画像を掲載している。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e現在はカリフォルニア在住のルシェがパリで最初のワード・ペインティングを発表した1961年以来、言葉やフレーズはルシェの絵のシンボルやモチーフとしてたびたび登場してきた。オブジェとしての本もたくさん描かれてきた。ルシェが彼自身の方法で「読むという行為」を追い求める過程で、1962年から1978年のあいだに自主制作した16冊の小さなアーティスト・ブック（Twentysix Gasoline Stations \/ Various Small Fires…等）の存在は、アーティストブックの世界では伝説的ですらある。本書には、全16冊のすべてのページが収録されている。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e巻頭の序文では、カナダ人の小説家、劇作家、美術家のダグラス・クープランドが、文学や詩のレンズを通してルシェのテキストを覗き見て、美術史家のベアトリス・フォン・ビスマルクは、作品として、出版として、展示としての書物を再検証するエッセイを寄せている。本書で編集を担ったキュレーターのイルマズ・ズィエヴォル（Yilmaz Dziewior）は、彼の言葉やアーティスト・ブックとルシェの関係を概観している。ルシェを知るための本の本としては、もっともよくできた一冊に仕上がっている。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by  櫛田 理","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":43058514362536,"sku":"","price":110000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/Reading-EdRuscha_001.jpg?v=1672994571"},{"product_id":"book-design-collection-of-keisuke-serizawa","title":"芹沢銈介装幀集","description":"\u003ch1 class=\"p1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cstrong\u003e桐箱にそっとしまっておく\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eそんなブックデザインの仕事が\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eあるんです。\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp class=\"p1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e日本を代表する染色家、芹沢銈介（\u003cspan class=\"s1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e1895-1984\u003c\/span\u003e）の作品は幅広く、キモノや暖簾、カレンダーなど生活を彩るものから、屏風や軸などの鑑賞作品、商業デザインやインテリアデザインにいたるまで多岐にわたる。とりわけ特筆すべきは、本にまつわる仕事だろう。はじまりは柳宗悦の依頼を受けて\u003cspan class=\"s1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e1931\u003c\/span\u003e年（昭和\u003cspan class=\"s1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e6\u003c\/span\u003e年）に手がけた月刊誌『工藝』の表紙で、毎月\u003cspan class=\"s1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e500\u003c\/span\u003e部の型染表紙を\u003cspan class=\"s1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e1\u003c\/span\u003e年間にわたり制作した。\u003cspan class=\"s1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e20\u003c\/span\u003e年間で\u003cspan class=\"s1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e120\u003c\/span\u003e号を刊行した内\u003cspan class=\"s1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e27\u003c\/span\u003e号分で\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e芹沢の\u003c\/span\u003e型染布が表紙を飾った。以後、亡くなるまでの\u003cspan class=\"s1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e54\u003c\/span\u003e年間に、装幀から挿絵、芹沢自身の発案による私家本など、手がけた書物は\u003cspan class=\"s1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e850\u003c\/span\u003e冊を超えるといわれる。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこの桐箱入りの特装本は、そんな芹沢銈介が自選自装した\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e装幀図案を80点おさめた\u003c\/span\u003e愛蔵版になっている。実際に使用したマテリアルや技法を忠実に再現しながら、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e本人の\u003c\/span\u003e手で染め上げた表紙なども収録されている。いまとなっては入手困難な柳宗悦主宰の民藝雑誌『工芸』創刊号や、靖文社の『手仕事の日本』、川端康成『雪国』創元社などを収録する\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e完全保存版といえる\u003c\/span\u003e。じっさいの木版摺やオリジナル型絵染、手彩色による表紙図案は、印刷物とは比べようもなく美しく、アーティスト芹沢銈介によるマルチプル作品としてみれば、美術品に匹敵する価値がある。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p2\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":43058801279144,"sku":"","price":180000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/KeisukeSerizawa_057_97ea97cf-7236-41d5-8450-217f9b1b94ff.jpg?v=1673006134"},{"product_id":"shosai-no-gakujin","title":"書斎の岳人","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e斎藤昌三が\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eミノムシの蓑で包んだ\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eゲゲゲのゲテ装本。\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\nこの本は、内容こそ山岳のかたわら本に溺れてきたアルピニストの小島烏水が綴る愛書談義になっているが、古書マニアのあいだでは、ゲテ装本を代表する一冊として知られている。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e本書が初版刊行から90年近く経っているのに、いまだ燦然とあやしい光を放っているのは、発行人で装幀家の斎藤昌三がみずから山に入って採集した「ミノムシの蓑」で本の背が装幀されていることにある。驚くべきは、それを980部もこしらえたことだろう。狂気の沙汰である。\u003c\/span\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e手触りは\u003c\/span\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eふかふかで\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e、いきものの剥製のような一冊になっている。\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eゲテ装本（又は単にゲテ本、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e下手本\u003c\/span\u003e）とは、「本造りでは使わない酒ぶくろ、蚊帳、竹皮、風呂敷といった実物をそのまま装幀に使用した、風変わりな本」のことで、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e斎藤昌三の仕事の代名詞といえる。\u003c\/span\u003e言葉の由来は、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e番傘の油紙で装幀した斎藤の著書『書痴の散歩』を前に、民俗学者の\u003c\/span\u003e柳田国男が「下手もの趣味も爰まで来ては頂上だ」と評したことに由来する。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e現代のアートブックやブックアートの世界では、ふつうは本に使わない素材をあえて取り込むことに、上手がある。ヴェロニカ・シェパスが\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e「\u003ca href=\"https:\/\/www.fragile-books.com\/products\/solitude\"\u003eSolitude\u003c\/a\u003e」の本文用紙に\u003c\/span\u003e医療用の\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e濾紙をつかったり、秋山伸が『耕す家』をプラスチックのトタン屋根（波板）で包んだりすることは、いまでは喝采されるべき造本の工夫だけれど、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e1887年生まれの斎藤昌三は、すこし登場するのが早すぎたのかもしれない。しかし、たいていのことは杉浦康平がやっているとか、ブルーノ・ムナーリがやっていると言うのと同じように、斎藤昌三の仕事だってもっと評価されていい。\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田理","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":43059542130856,"sku":"","price":35000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/shosainogakuto_001.jpg?v=1673010687"},{"product_id":"shosou-vol-1-12","title":"書窓 vol.1-12","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e 戦前の小さな雑誌出版。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e美しい書物の周辺をかけめぐる\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e愛書家たちの夢のあと。 \u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e戦前のおよそ10年間にわたってアオイ書房が刊行した愛書誌「書窓」の創刊号（昭和10年4月10日発行）から12号までを合本した\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e２冊\u003c\/span\u003e。\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e「書窓」の\u003c\/span\u003e毎号の表紙は、恩地孝四郎による色刷り\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e図案\u003c\/span\u003eで、扉には限定番号（会員番号）を刻印。当時開発されたばかりの写植（写真植字）で本文を組版し、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eオフセット印刷した\u003c\/span\u003e本文用紙には紙幣や証券にも使われる上質な局紙を用いた。毎号異なる趣向で、印刷研究特集、夢二追悼号、絵本特集、蔵票特集など、当時の書物愛好家たちが\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e目を丸く\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eしそうな\u003c\/span\u003e特集を組んだ。連載コーナーでは、国内外の出版社のシンボルマークを紹介したり、会員が「この本を探してます」なんて情報を交換しあったり、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e手がけた本を\u003c\/span\u003e装幀家自身が語る「自著自感」コラムがあったりと、いま読んでもそうとう面白い。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eこの「書窓」を手がけたのは、詩人で版画家で装幀家の恩地孝四郎で、恩地の\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eエディターシップとアートディレクションがこの雑誌を普遍的な存在にしている\u003c\/span\u003e。のちに、亀倉雄策の「クリエイション」（発行：リクルート）や赤塚不二夫の「月刊まんがNO.1」（発行：\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e日本社\u003c\/span\u003e）、最近では\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e立花文穂の雑誌「球体」（発行：\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e六耀社）\u003c\/span\u003eなど、デザイナーや漫画家が自ら編集長ないし責任編集として腕をふるった雑誌出版はあるけれど、装幀家やデザイナー自身が\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e「本の雑誌」を\u003c\/span\u003e編集したものは、ほとんど類例がない。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eところで、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e雑誌なのに700部限定だった\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e「書窓」の\u003c\/span\u003e出版人で、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e恩地と二人三脚でこの愛書誌を\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e私信のように出し続けた\u003c\/span\u003e志茂太郎（1900-1980）という人に、わたしは惹かれている。岡山県の酒造家、県会議員の長男として明治33年（1900年）に生まれ、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e1924年に\u003c\/span\u003e北区王子に酒販店「伊勢元」を創業。1929年に中野区新井に伊勢元酒店を開店するのに転居した近所に、たまたま恩地孝四郎がいて意気投合した。1934年にアオイ書房を創業し、翌年35年には恩地孝四郎を編集者として\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e「書窓」を創刊。\u003c\/span\u003e創刊号のあとがき「雑用手帳」にこんな創刊の辞をのこしている。「『書窓』は読む雑誌であると同時に、眺めても楽しめる雑誌たらしめるべく、視的効果を高めるため、紙質印刷等には実に人知れぬ費用を投じておるのであります。（中略）アオイ書房は純粋に私の道楽仕事です。本を作って儲けようなどとは、私はかつて一度も考えて見たこともありません。」志茂太郎のような出版人はもういない。好きな\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e出版に投じられる財力はうらやましい限りだが、それ以上に活字と書物をこよなく愛していた。版元の経営者でありながら、文字の組版はもとより、執筆・編集・校正・渉外・通信販売の一切をやっていたのが、志茂太郎というひとだった。たんなる道楽者であろうはずがない。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e志茂太郎は、命がけで美しい本を守ろうともした。太平洋戦争の末期、いよいよ\u003c\/span\u003e戦況があやしくなり、政府は「変体活字廃棄運動」というもっともらしい名前をつけた国策を実行した。実態は、明朝体以外のあらゆる書体の活字を”変体活字”と称して、この”不要な”\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e活字鉛\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eを溶かして\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e兵器に使ってしまおうというのだった。これに激昂した\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e志茂は、\u003c\/span\u003e激烈な抗議文を\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e「書窓62号」に\u003c\/span\u003e掲載した。\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e政府の暗躍を\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e「許されざる極悪非道の暴挙」と罵り、出版界の決起をうながした。\u003c\/span\u003eこのあたりの事情と顛末は、片塩二朗『活字に憑かれた男たち』（朗文堂）に詳しい。この檄文は当時の出版・印刷界におおきな衝撃をあたえたが、危険人物として官憲に目をつけられ、昼夜つきまとわれて、ついにアオイ書房は廃業。生業である伊勢元も閉店し、郷里である岡山県の山の城へ引き上げざるをえなくなった。以降、二度とふたたび上京することはなかったという。その後、郷里で刊行した「愛書会通信」は戦後の蔵書票愛好家たちに引き継がれ「日本書票協会通信」として現在も刊行している。志茂は書票という小さな本の世界に遁世し、そのまま岡山で没した。この志茂太郎なくして「書窓」も\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eアオイ書房が発行した\u003c\/span\u003e恩地孝四郎のうつくしい書物の数々も生まれなかった。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e最後に、創刊号の巻頭に寄せられた北原白秋の詩文がとてもよいので、少し長いが原文をそのまま掲載する。最後の三行は、なんどでも反芻したい。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e雪と螢　ー「書窓」に寄す\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e北原白秋\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eそのむかし、わたしたちの書を読んだ窓には\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e（ああ、何とクラシックな）\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eあの螢のにほひがした、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e雪のあかりもさした。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eわたしは久留米絣の筒袖を着て、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e朗々と読んだ、少年のきばった声で。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eさうだ、さうだ、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eほやのくすんだランプも\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e紙の障子もなつかしかった、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e何でも読むものがおもしろくて、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e何でもよく暗記したものだ。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eあ、それでも\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eたったひとつわからない何かがあった、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e何かが。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e今、ちやうど、うちの子があの歳になる、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eちやうど、この父のあの頃のやうに\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e朗々と読んでゐる、きばった声で。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e何でも読むことがおもしろさうで、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eすっかり大人になったつもりでゐる、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eなるほど聡しいものだ、とは思ふが、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eそれでもちっともわかってはゐないのだ、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eあの一つの秘密だけは。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eかはいい奴、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eわからぬことはわからずとよい、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e今にわかって驚くのだ。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eこの父がさうだったが、考へて見ると\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eあの頃にわからなかったことはわかったやうでも、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eわかったやうに思へたものは却って\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eわからなくなって了った。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eこの子はと思ふ、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eこの子も中学の一年にはなったが、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eなんとまだ幼いことだ、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e何でもわかったやうな顔をして、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eその実、まるっきり子供なのだ。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e電燈があまりに明るいのだ、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e窓があまりに透明な硝子なのだ、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e外からあまりに見え過ぎるのだ。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"text-decoration: underline; color: #808080;\" data-mce-style=\"text-decoration: underline; color: #808080;\"\u003e※\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e「書窓」は103号の時点で、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e1944年6月に\u003c\/span\u003e休刊。\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":43059692896424,"sku":"","price":120000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/shoso_080.jpg?v=1673017155"},{"product_id":"the-books-of-anselm-kiefer","title":"The Books of Anselm Kiefer, 1969-90","description":"","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":43060060520616,"sku":"","price":53900.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/AnselmKiefer_000.jpg?v=1673018849"},{"product_id":"the-codices-of-the-masters","title":"The codices of the masters \/ 究極の本","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003eひとりの中国人美術商が\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e世界中から蒐集した\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e24冊のアーティストブック。\u003cbr\u003e\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n中国人アートコレクター、Wang Ji（ワン・ジー）のプライベートコレクションから、24冊の世にも珍しいアーティストブックを紹介する一冊。この本そのものが奇書といえるが、ここ数年のあいだに出た世界中の新刊のなかでは、もっとも美しい「本の本」の一つ、と断言できる。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e本書には、たとえばエド・ルシェに代表されるような簡易な印刷製本でできたアーティストブックは登場しない。イルマ・ボームや杉浦康平や呂敬人といった商業出版の中で異彩を放つブックデザインも登場しない。コレクターのWang Jiは、少ない部数だけ出版されたハンドメイドのナンバードエディション（限定番号の記された特装本）に焦点をしぼり、ブックアートの殿堂があれば入りそうな一級品ばかりを世界中から揃えた。\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e中国ではじめて包括的かつ体系的にアーティストブックの世界を紹介するにあたって、アメリカやフランスなど海外に活躍の場を移した中国人アーティストによるハンドメイドブックもいくつか登場する。\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e24冊のすべての造本と装幀は「仕立てのよい書物 \/ テーラード・ブック」と名づけたいほど。よくよく吟味して、セレクトしていることがよくわかる。共通する点は作者もしくは原作者の存在がことさら際立っていることか。常玉（SANYU）、アンディ・ウォーホル、井上有一、サルバドール・ダリ、ギュンター・グラス、アルナルド・ポモドーロ、ザオ・ウーキー（Zao Wou-Ki）、ワラス・ティン（Walasse Ting）、アンリ・マティス、ラウシェンバーグ、シャガール、エンリコ・バイ（Enrico Baj）、朱徳群、そして古代中国の詩人陶淵明。出生地も年代も職能もじつに多様。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e日本からは唯一『井上有一小品集 俎 1955-1978』（1981年 \/ UNAC TOKYO）が選抜されている。この一冊には、井上有一の「一字書」などの小品をほぼ原寸で忠実に複製した12点の図版プレートが収録されている。装幀は、一枚ずつ取り出して鑑賞できるように図版を綴じずに挟み込んだポートフォリオ仕立て。発行部数の500部はこの本で紹介されている他の本と比べれば多いくらいだ。FRAGILE BOOKSにも一冊コレクションがあり、近々公開したいと思う。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e600ページをこえる本編は、１冊ごとに本のディテールを撮り下ろした写真と、それぞれの「人物」をていねいに紹介するテキストで構成されている。序文には、約4000字の実在しない偽漢字を作品化した「天書（\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eBook from the Sky\u003c\/span\u003e）」で知られる中国人アーティスト徐冰（シュー・ビン  \/ XU Bing）やイタリア人アーティストAngela Occhipintiがテキストを寄せている。\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e徐冰に白羽の矢を立てる\u003c\/span\u003e用意周到さからは、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e書物とアートをむすびつけたい本気度がびしびし伝わってくる。\u003c\/span\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eほぼA3サイズのおおきな紙面を大胆に装幀したのは、気鋭の中国人デザイナー、パン・ヤンロン（pan yanrong）で、ほかにも彼の手がけた本には興味深いものがあるので、またの機会に紹介したい。印刷を担ったのは、北京に本社を置く世界最大の美術書籍印刷会社「Artron（アートロン）」で、この本のために、台湾、日本、ドイツから６種類の特殊な紙をわざわざ取り寄せたのだとか。ブックデザインや印刷製本においても、書名の「究極の本（书之极）』にふさわしい仕事をしているとおもう。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":43060131397800,"sku":"","price":82000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/THE-CODICES-OF-THE-MASTER_001.jpg?v=1674266256"},{"product_id":"whole-earth-catalog-spring-1969","title":"Whole Earth Catalog Spring 1969","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e二十世紀の「本の本」で\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eもっとも影響力があった出版物は\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eこれかもしれない。\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n1968年、スチュワート・ブランドがアメリカ西海岸で創刊した「ホールアースカタログ」は、創刊してすぐに爆発的な人気を博した。毎号の表紙は、宇宙からみた地球の写真で、これは写真の\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e公開を\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003eNASAにしつこくはたらきかけたブランドのチーム力を物語っている。\u003c\/span\u003e編集方針は、副題にもなっている\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e「access to tools」というコンセプトで、地上にくらす全地球人のために、役に立つツール（知恵や\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e道具）を紹介するという内容だった。これが当時のヒッピーコミューンやカウンターカルチャーの実践者、デザインや建築、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003eテクノロジーの分野の革新者に大当たりし、1971年の\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e最終号『The Last Whole Earth Catalog』は、なんと150万部を超えるベストセラーとなって、全米図書賞（National Book Awards）を受賞した。\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e創刊から50年以上が経ち、発行期間はたった３年だったのに、その影響力はさまざまな方面からいまもなお再評価されている。\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e2005年にはスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学で行なった有名なスピーチの中で『Whole Earth Epilog』（1974）から 「Stay hungry. Stay foolish.」 を引用して話題になった。20\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e11年には、ニューヨーク近代美術館（MoMA）で『\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003eホールアースカタログ』を題材にした「Access to Tools」展が開催されたことも記憶にあたらしい。それにしても\u003c\/span\u003e、わたしたちは、この雑誌が展開した「ツール」のほとんどが「書物」だったこと、この雑誌が「本の本」だったことに、あらためて驚嘆している。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこの雑誌は、まだインターネットがない時代に、「カタログ」というスタイルを採用し、自然科学、建築、アート、農業など、あらゆる場面でオルタナティブな生活環境をつくるために、DIYの道具などとともに「本（参考書籍）」を誌面いっぱいに展開した。ここに\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e掲載された本や商品は、カタログに挟み込まれた申込用紙で発売元から購入することもできて、紹介された本を媒介にしたコミュニティも次々に派生していった。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e編集部や読者が推薦していったオススメの本は、生活のなかですぐに使える実用書や指南書から建築やデザインの先駆的なビジョンまで、さまざまだった。バックミンスター・フラーやマーシャル・マクルーハンの哲学思想は「ホールアースカタログ」が広めたといってもいい。フラーに及んでは、カタログの最初のセクション「Understanding Whole Systems」にはっきりと「バックミンスター・フラーの洞察がこのカタログを始めた」という一行があるほどだ。ほかにも、ダーシー・トムソンの『生物のかたち』やノーバート・ウィナーの『人間機械論』が紹介されているあたりに、実用書ばかりではない「全地球カタログ」の奥行きがある。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":43061124268200,"sku":"","price":58000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/WHOLE-EARTH-CATALOG_001.jpg?v=1673049381"},{"product_id":"henshu-tehon","title":"編集手本 \/ 松岡正剛","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e幾千の書物から万物を読み解く\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e伝説のエディター。\u003cbr\u003e松岡正剛\u003c\/strong\u003e\u003cstrong\u003eの編集指南書。\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003eさまざまな道をゆく先人が「手本」としてきたことを肉筆で綴る「おてほん」シリーズ。その第一弾のために、松岡正剛が\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e筆を執った\u003c\/span\u003e。半世紀にわたり前人未到の編集世界を爆走してきた伝説のエディターが「ぼくが手本としてきたあれこれ」をこっそり教えてくれる、そんな仕立てになっている。松岡さんの傍でおよそ\u003c\/span\u003e\u003cspan class=\"s2\"\u003e10\u003c\/span\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e年ほど編集見習いをしていた当方が企画・編集・発行した。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e蛇腹のような製本は、このシリーズのために誂えたもの。「機械でつくる中世の本」を構想し、印刷会社と数ヶ月かけて共同開発した。大きな紙に切れ目を２本入れて折り畳むことで「継ぎ目のない蛇腹本」ができあがる設計になっている。「手本折（てほんおり）」と名づけた。\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e \u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e企画段階のわりと始めから「手書きの本」をつくることがイメージにあって、『葉隠』や『風姿花伝』、ダ・ヴィンチやパウル・クレーの手稿本がアタマにあった。だから、生生しい\u003c\/span\u003e校正赤字もそのまま印刷し、懐からそっと出てきそうな造本にした。それは、現代の\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e大量出版流通システムのなかで失われてしまった「本の香ばしさ」みたいなものに対するちょっとした挑戦でもあった。手稿本とはそうしたもので、手書きの本には、マジカルな読書が宿っている。それに、ぼくは、松岡さんの手書きが好きだった。\u003c\/span\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e本書のオモテ面は、およそ\u003c\/span\u003e\u003cspan class=\"s2\"\u003e3000\u003c\/span\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e字の書き下ろし原稿と本人による挿絵「戯画遊書（ギガユウショ）」で構成される。ウラ面は、十数本のアフォリズムとその脇にはさまざまな編集の舞台裏が垣間みえる写真が登場する。例えば、ワープロ専用機「書院」の前でいつも通り「千夜千冊」を執筆中のうしろ姿。例えば、照明家の藤本晴美さんとのリハーサルシーン。例えば、数寄屋造りの建築家・三浦史朗さんが設計した「井寸房（せいすんぼう）」で本を探しているところ、など。写真家は、十文字美信さんから当時のスタッフまで幅広く、松岡正剛事務所の協力で数千枚の写真アーカイブから厳選した。\u003c\/span\u003e\u003cspan class=\"s2\"\u003e\u003cbr\u003e \u003cbr\u003e \u003c\/span\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003eこの本ができたことを喜んでくれた、藤本晴美さん、三宅一生さん、ワダエミさんは、もういない。山本耀司さんは\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e \u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e「Yohji Yamamoto POUR HOMME」の春夏2021コレクションで、\u003c\/span\u003eこの本で初出した「松岡正剛の\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eアフォリズム\u003c\/span\u003e」を刺繍した\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e \u003ca href=\"https:\/\/seigowchannel-neo.com\/topic\/3795\" target=\"_blank\" rel=\"noopener noreferrer\"\u003e黒いジャケット\u003c\/a\u003eを発表してくれた。すこしはマジックが効いただろうか。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e※この本は、第\u003c\/span\u003e\u003cspan class=\"s2\"\u003e53\u003c\/span\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e回造本装幀コンクール「日本印刷産業連合会会長賞」を受賞しました。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e＜編集後記＞\u003cbr\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003e師である松岡正剛は、2000年にはじめた「\u003ca href=\"https:\/\/1000ya.isis.ne.jp\/\" data-mce-href=\"https:\/\/1000ya.isis.ne.jp\/\"\u003e千夜千冊\u003c\/a\u003e」を当時もいまも書きつづけている稀代の読書家として有名だけれど、それと同じくらいの熱量で「ノートする人」であることは、じつはあまり知られていない。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e読書中も「本はノートのように汚すもの」と言って、本文をマーキングしたり、余白に赤ペンや青ペンで走り書きする。スタッフとの打ち合わせ中には、アタマに浮かんだ「図解」を白紙の上にスケッチする。パウル・クレーの『造形思考』のように、脳と目と手がワンストロークでつながっている人なのだ。だから、社内の打ち合わせやディレクションの場は、いつもたのしみだった。今日は、どんな造形的編集感覚があらわれるだろうか、と白紙の束と筆記具を準備して、ワクワクしながらそれが現れるのを待っていた。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp class=\"p1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003eところで、夜な夜なうまれる「ノート」や「草稿」や「ドラフト」は、けっして印刷物になることはない。スタッフが保管するといっても、重要なドキュメントとして記録されるのはごくごく稀で、その場で生まれてはその場で消えていく、そういうものだった。\u003c\/span\u003e\u003cspan class=\"s2\"\u003e\u003cbr\u003e \u003cbr\u003e \u003c\/span\u003e\u003cspan class=\"s1\"\u003eある夜、20代〜30代の頃につけていたという「ノート」を見せてもらったことがある。スタッフのあいだでも、ほとんど知られていない秘密の手帖で、見せてほしいとお願いをしたら、書斎の奥から十数冊の古ぼけた大学ノートをひっぱり出して見せてくれた。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eそこには、ページごとに「鉱物」や「機械」といったキーワードがページ上部に置かれていて、その見出しに沿って短い文章や引用文が手書きされていた。驚いたのは、そのヘッドラインが空白ページにも書かれていたことだった。ヘッドラインが先なのである。まるで道標のように、思考の飛石のように。それがメモランダムなノートではなくて、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e備忘録ですらない、\u003c\/span\u003eと気づいた瞬間、なにかが氷解した。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e \u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e松岡さんがノートしていたのは「情報の景色」だった。編集とは過去を向いてする仕事が多いけれど、\u003c\/span\u003e既にあるものだけが編集者の領分ではない、という松岡さんの姿勢が、わたしを\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eずっと\u003c\/span\u003e支えてくれている。\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default 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data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e同人誌またはZINEとしてちょうどいい感じのネタ本に仕上がっている本書は、ネタあつめも「ザ・シンプソンズ」のファンサイトに協力してもらったそうだ。静止画の図版はすべて白黒で、書名のアルファベット順に１点ずつ並べられている。なお、この出版プロジェクトは、のべ４回のアップデートを繰り返し、本書はその３回目のアップデート版にあたる。2018年には最後の増補改訂版として「A Final Companion To Books From The Simpsons (Updated Version)」が刊行された。アニメを題材とした本の本は珍しく、この本はほとんど唯一の作品といえる。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e参考サイト：\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eウィキシンプソンズ\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003ehttps:\/\/simpsonswiki.com\/wiki\/Main_Page\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":43092328644776,"sku":"","price":22000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/thesimmpsons_001.jpg?v=1673955872"},{"product_id":"paper-cats-poster-kazunori-hattori","title":"Paper Cats Poster by Kazunari Hattori \/ 服部一成","description":"\u003cdiv data-mce-fragment=\"1\" class=\"page\" title=\"Page 1\"\u003e\n\u003cdiv data-mce-fragment=\"1\" class=\"layoutArea\"\u003e\n\u003cdiv data-mce-fragment=\"1\" class=\"column\" style=\"text-align: start;\" data-mce-style=\"text-align: start;\"\u003e\n\u003ch1 class=\"c-text l-spaceVertical\"\u003e\n\u003cstrong\u003e服部一成の「紙の猫」が\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eポスターになりました。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eB3サイズ、サイン入り。\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp class=\"c-text l-spaceVertical\"\u003e\u003cimg data-mce-fragment=\"1\" style=\"float: none;\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/Paper-Cats_poster_a001_1024x1024.jpg?v=1681441499\" data-mce-style=\"float: none;\" data-mce-src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/Paper-Cats_poster_a001_480x480.jpg?v=1681441499\"\u003e\u003cimg data-mce-fragment=\"1\" style=\"float: none;\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/Paper-Cats_poster_b001_1024x1024.jpg?v=1681441510\" data-mce-style=\"float: none;\" data-mce-src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/Paper-Cats_poster_b001_480x480.jpg?v=1681441510\"\u003e\u003cimg data-mce-fragment=\"1\" style=\"float: none;\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/Paper-Cats_poster_c001_1024x1024.jpg?v=1681441518\" data-mce-style=\"float: none;\" data-mce-src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/Paper-Cats_poster_c001_480x480.jpg?v=1681441518\"\u003e\u003cbr\u003eFRAGILE BOOKSのロゴやケアマークなどキーデザインの一切を引き受けてくださった服部一成さんの著書『\u003ca href=\"https:\/\/www.fragile-books.com\/products\/paper-cats\"\u003ePaper Cats\u003c\/a\u003e』から生まれた３種類のポスター。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eアートディレクターとして、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eグラフィックデザイナーとして、\u003c\/span\u003eやさしいのに鋭い独自のデザイン観をしぜんに展開している服部さんは、雑誌『流行通信』や『真夜中』や\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e『here and there』\u003c\/span\u003e、旺文社『プチ・ロワイヤル仏和辞典』や『仲條 NAKAJO』など、数多くのブックデザインを手がけてきたわりに、意外にも自著装丁本は一冊もなかったという。著書\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e『\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003ePaper Cats』\u003c\/span\u003eは、服部一成が企画、撮影、デザイン、執筆のいっさいを仕上げたアーティストブックになっている。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e『\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003ePaper Cats』\u003c\/span\u003eには、ハサミで切り抜いて、写真に撮った23匹の「紙の猫」が登場する。ワンテーマをシンプルに貫いた一冊で、だれでも真似ができそうで、なかなかこうは仕上げられない、いかにも服部さんらしい小品集といえる。48ページのハードカバーを青色の表紙で包んだその佇まいは、さながら洋菓子の包装のよう。発行元は、老舗印刷会社がはじめたBON BOOK出版レーベル。編集は当方が担当した。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e-\u003c\/p\u003e\n\u003ch6 class=\"c-text l-spaceVertical\"\u003e\n\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #404040;\" data-mce-style=\"color: #404040;\"\u003eProfile\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #404040;\" data-mce-style=\"color: #404040;\"\u003eはっとり・かずなり　グラフィックデザイナー。1964年東京生まれ。1988年東京芸術大学美術学部デザイン科卒。ライトパブリシティを経てフリーランス。主な仕事に「キユーピーハーフ」「JR東日本」の広告、雑誌『流行通信』『真夜中』のアートディレクション、エルメス「petit hのオブジェたち」の会場デザイン、「三菱一号館美術館」「弘前れんが倉庫美術館」のロゴタイプ、ロックバンド「くるり」のアートワーク、『プチ・ロワイヤル仏和辞典』『仲條 NAKAJO』の装丁など。主な書籍に『服部一成グラフィックス』『服部一成（世界のグラフィックデザイン）』。毎日デザイン賞、亀倉雄策賞、ADC賞、原弘賞、東京TDCグランプリなどを受賞。\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cimg data-mce-fragment=\"1\" alt=\"\" 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