{"title":"商品一覧","description":"","products":[{"product_id":"carbon-butterfly","title":"CARBON BUTTERFLY","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003eチェコの職人がつくった\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e触れたら壊れてしまいそうな\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e模型ヒコーキ。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eチェコの職人がつくっていたゴム動力飛行機。その名もカーボン・バタフライ。\u003cbr\u003eわずか1.8グラムの機体の両翼と尾翼には、薄いマイラーフィルムが張られていて、それが昆虫の翅のようにキラキラとかすかに明滅して、まことに美しい。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eもともと、リビングなどの室内や屋内ホールで遊ぶための\u003cbr\u003e「home flying」専用の模型飛行機として、チェコのIKARA社がつくっていました。\u003cbr\u003eぼくが最初に出会ったのは、岐阜の吉田飛行機で、10年ほど前のことです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e世界中の模型飛行機を見てきた吉田さんが「これほど繊細な模型飛行機が、しかも完成品の状態であることが、前代未聞」と唸ったほどの逸品なのに、FRAGILE BOOKSで紹介しようと企画を温めているあいだに、絶版に。先代が亡くなり、もうつくることはできないのだそう。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e吉田さんに「カーボン・バタフライ」を日本で復刻することができないか、再三、頼み込んでみたけれど、とくにカーボンの再現がなかなか難しいそうで、棚上げに。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eなので、残念ながら、おゆずりすることができません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":39797350465704,"sku":"","price":50000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/carbonbutterfly_02.jpg?v=1649661834"},{"product_id":"bloom","title":"Bloom","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e パリに\u003cspan data-mce-fragment=\"1\" style=\"outline: currentcolor none medium;\" class=\"s1\"\u003e\u003c\/span\u003e咲いた紙の花。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eたいせつな人へ\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e枯れない花の贈りもの。\u003cbr\u003e\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\" class=\"s1\"\u003e小さく折り畳まれた絵本かと思いきや、360度に花が広がる立体絵本。\u003c\/span\u003e文字のないサイレント絵本ながら、角度によって視覚的な印象が大きく異なる花々は、まるで人に語りかけているかのように豊かな表情を見せてくれます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp data-mce-fragment=\"1\" class=\"p1\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\" class=\"s1\"\u003eパリのエルメスでインスタレーションを行うほどの人気を博すフランス人女性クリエイター、ジュリー・サフィスタン(Julie Safirstein)は、鮮やかな色彩感覚と、紙をはじめとする様々な素材の可能性を広げつづけています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\" class=\"s1\"\u003e本書は「Artist Book for Children」をコンセプトに掲げるEdition du Livreから刊行されました。Edition du LivreのディレクターであるAlexandre Chezは、本書の制作について、印刷工程に最も神経を使ったそうで、白を５種類使い分けているそうです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\" class=\"s1\"\u003e手の中で花びらの広がる様子はとても美しく、開放的で、眺めているだけで明るい気持ちにさせてくれます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\" class=\"s1\"\u003e誕生日のお祝いや、ちょっとした贈りものにも喜ばれる本の花です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\" class=\"s1\"\u003e＞Julie Safirstein のオフィシャルサイトは\u003ca href=\"http:\/\/www.juliesafirstein.com\/\" title=\"http:\/\/www.juliesafirstein.com\/\" target=\"_blank\"\u003eコチラ\u003c\/a\u003e。\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":39797362327720,"sku":"","price":4180.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/bloom_04.jpg?v=1648612661"},{"product_id":"chair1","title":"Chair","description":"\u003ch1\u003e\u003cspan\u003e\u003cstrong\u003e寄りかかれる本。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e«Chair» \u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e2020\u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e\u003cspan\u003eもしもこの椅子に腰かけたら、丸みを帯びたこの紙の層が、背中をやさしく包み込んでくれるだろう。その姿はまるで、本が本であることを忘れ、椅子の一部として存在するこを自ら選び取った、という意思のようなものさえ感じます。\u003cbr\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eその重力ゆえに生まれた極めて美しい曲線を描く姿は、何の変哲もない椅子に豊かな表情を与えています。本来座る人の快適さを追求して計算された椅子の背の角度が、どうやら本の背にとっても、ちょうどよい角度のようです。角度がついていたからこそ、このように美しく見開かれた状態を自ら維持できるのですから。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e本紙には、絵も字も印刷されておらず、127帖、2023ページにもおよぶ本紙が、まっ白な紙をそのまま綴じ込んでおり、落ち着いた濃紺色の表紙には、「to rest your weight onyour bottom with your back wertical」という一節が三行に渡り金箔で刻印されています。本のタイトルが入るべき位置に、タイトルではなく詩的な言葉を配置するというのは、本の最も重要で不可欠とも言えるタイトルを付与しない、という選択はブックアートを追求する者の果敢な態度とも取れるのかも知れません。作品に刻印されるテキストは、常に、定義を示す辞書のような文章ではなく、鑑賞する人それぞれに異なる連想を呼び起こすような、含みを持たせた詩的な表現となっています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e構造上も理念上も「背」の存在が本作の芯を貫いていることは明白です。構造面では、既成の木製ダイニングチェアの背を、そのまま本の背として成立させており、綴じ糸で紡がれた繊細で緻密な背の景色は圧巻。フレンチリンクをベースに編み出したオリジナルの手法で入念に綴じられています。フレンチリンクは丸紐ではなく、平紐のような紐扁平状のものを支持体として、その上を通る綴じ糸を絡めながら、折り丁をかがり綴じる製本方法。« Chair 1 »では椅子の背を横に走る笠木や背貫が扁平状で安定性もあったことから、フレンチリンクの手法が生かされています。通常の本であれば、背は表装で隠れてしまい構造をうかがい知ることは出来ませんが、こうして芯材を突き出すかたちで綴じられた姿は、美しいものです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e「Book Para-Site」シリーズの誕生は、作者が大学時代に最も影響を受けたウィリアム・モリスの書き記した一節に由来しています。「〈芸術〉の最も重要な産物でありかつ最も望まれるべきものは何かと問われたならば、私は〈美しい家〉と答えよう。さらに、その次に重要な産物、その次に望まれるべきものは何かと問われたならば、〈美しい書物〉と答えよう。」（『理想の書物』ちくま学芸文庫より）\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cstrong\u003eBook Para-Siteシリーズのコンセプトについて、作者のメッセージ：\u003c\/strong\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e本と建築は似ている。本にも「扉」や「柱」と呼ばれるものがあるし、動線を考えながらレイアウトを作り込んでいく点もよく似ている。人間よりも小さく、手で持つことができるのが本で、人間よりも大きく、身体として入ることができるのが建築だ。大きさは異なるが、共に宇宙だ。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e「最も重要な『芸術』を問われたなら『美しい家』と答えよう、その次に重要なのは『美しい書物』と答えよう――。」私がブックアートの制作を始めた当時、大きな影響を受けたウィリアム・モリスの言葉にも、本と建築の関係性を読み取れる。建物の形に合わせて寄生するように存在する「本」が、新たな「本と建築の関係」を生み出す。\u003cbr\u003e2019年以降、私が制作するブックアートに、手に収まらないものが出てきている。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e2019年11月から、Brillia ART AWARD 2019 の入選作品として、東京・八重洲の東京建物八重洲ビルで展示をした作品「Book Para-Site」は、先のモリスの言葉をずっと意識してきた僕が、初めて〈本〉と〈建築〉の境界をスケール感で見つめてみたものだ。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e続く 2020年1月に開催された、上野の森美術館ギャラリーでの展覧会「Brillia Culture Spice」では、八重洲での「Book Para-Site」を経ての作品として、「Book Para-Site 2―betwixt boards」を展示した。このサイズの作品を制作する過程で、想像していなかった新しい発見があった。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e人間よりも明らかに大きな「Book Para-Site」を制作するときの気持ちは、多くの人が想像するであろう、そして僕も想像していた〈建てる〉感覚だ。（※ 感覚は想像通りでも、大変さは想像以上だった）\u003cbr\u003eそれが、「Book Para-Site 2―betwixt boards」を制作する中の、表紙の革を貼り込んでいく作業で、人に上着を着せる感覚を覚えたのだ。両手を目一杯広げて、右手と左手にそれぞれ革を掴み、本の周りに腕をまわすようにした動きが、まさにそれだった。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eその感覚が僕には新鮮で、スケール感を変えていった時の境界を追究していた〈本〉と〈建築〉という分け方は、もう少し細かく分けていくと、間に〈人間〉が入るように感じられた。これが「ポーラ ミュージアム アネックス展 2020」で発表した新作の Book Para-Site シリーズにつながっていった。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eそして、このような機会なので付け加えると、僕のスケッチブックには、家具に本が寄生した「ブック・パラサイト」という作品の構想が、2016年に描かれている。家具のスケール感から始まった「ブック・パラサイト」が、3年後に建築、4年後に展示台と経て、今回の展覧会でまた家具へと実現されていったことを、自分のことでありながら興味深く思う。 \u003cbr\u003e\u003cbr\u003e出典：2020年03月12日 \u003ca href=\"https:\/\/ota-bookarts.jp\/b-log\/2020\/03\/12\/bookartsjourney-2\/\" title=\"ota-bookarts.bookartsjourney-2\" target=\"_blank\"\u003e「ポーラ ミュージアム アネックス展 2020」に寄せて—— 太田泰友の Book Arts Journey（2）\u003c\/a\u003e【OTABOOKARTS BLOG】より\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":40419579363496,"sku":"","price":605000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_chair_02.jpg?v=1648605327"},{"product_id":"oneeveryone","title":"O N E E V E R Y O N E","description":"\u003ch1\u003e\u003cstrong\u003e触れるとピントが合い、\u003cbr\u003e離れるとボケけてしまう\u003cbr\u003e半透明の膜。\u003c\/strong\u003e\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eアン・ハミルトンの «O N E E V E R Y O N E» は、人間の「タッチ」が親密さとプライバシーを伝える重要な手段であり、わたしたちは手を伸ばして物に触れることで、世界を知ることができる、という考えにもとづいています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e2017年、テキサス州オースティンで一般市民およそ530人がアン・ハミルトンのもとに集結しました。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e参加者は無名のオースティン市民。これまでケアを受けたことがある人からケアを提供したことがある医療従事者まで、すべての人が歓迎されました。ハミルトンは、曇ったガラスのような、つや消しのプラスチックゴムの皮膜で撮影セットを組み、被写体となる全員をそのうしろに立たせました。触れると鋭くピントが合い、離れるとたちまち対象がぼやけてしまう半透明の膜の効果で、視覚と触覚をむすびつけ、プロジェクトのテーマである接触と思いやりのあいだに、あらたな関係を浮上させることが狙いでした。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cimg alt=\"\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/oneeveryone_landmarks_03_480x480.jpg?v=1649653214\" data-mce-fragment=\"1\" data-mce-src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/oneeveryone_landmarks_03_480x480.jpg?v=1649653214\"\u003e\u003cimg alt=\"\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/oneeveryone_landmarks_04_480x480.jpg?v=1649653205\" data-mce-fragment=\"1\" data-mce-src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/oneeveryone_landmarks_04_480x480.jpg?v=1649653205\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eのちに、ハミルトン自身が述懐しているように、この半透明の膜で仕切られた撮影現場は、見えないがために声の伝達だけが頼りになりました。まさに、医療の方法によく似ていたというのです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eこうして撮り下ろされた2万枚を越える市民の肖像は、参加者が少なくとも１回は登場するように分厚い900ページの本になりました。テキストはありません。新聞の用紙に印刷されたので、分厚いのに軽い、まるで少年ジャンプか電話帳のようなアートブックができあがりました。これがオースティン市民の手から手へ回覧され、のちに無料配布されたというのですから、驚くべきブックプロジェクトです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp style=\"text-align: center;\"\u003e\u003cimg src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/oneeveryone_landmarks_02_480x480.jpg?v=1649642023\" style=\"float: none; display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;\"\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp style=\"text-align: center;\"\u003e\u003cimg src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/oneeveryone_landmarks_01_480x480.jpg?v=1649642035\" style=\"float: none; display: block; margin-left: auto; margin-right: auto;\"\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp style=\"text-align: center;\"\u003e\u003ciframe src=\"https:\/\/player.vimeo.com\/video\/403075278?h=9159eff4bc\u0026amp;color=6d6d6d\u0026amp;title=0\u0026amp;byline=0\u0026amp;portrait=0\" allow=\"autoplay; fullscreen; picture-in-picture\" allowfullscreen=\"\" width=\"480\" height=\"270\" frameborder=\"0\"\u003e\u003c\/iframe\u003e\u003cbr\u003e\nオハイオ州立大学との\u003ca href=\"https:\/\/vimeo.com\/403075278\"\u003eO N E E V E R Y O N E • Ohio\u003c\/a\u003e\n\u003c\/p\u003e\u003cp\u003eちなみに、«O N E E V E R Y O N E» はパブリックアートプロジェクトとして、メディカルスクールの廊下にパネル展示されたり、詩人や哲学者や科学者の寄稿文エッセイが新聞発行されたり、写真を無料ダウンロードできるウェブサイトが開設されるなど、書籍以外にもさまざまに展開しました。 \u003cbr\u003e\u003cbr\u003eプロジェクトの直後に、コロナウイルスが世界に蔓延し、医療現場から市民生活まで、人との接触をこれほどまでに遠ざける社会がやってくるとは、だれも予想しないことだったはずです。奇しくも「接触」をテーマとした『O N E E V E R Y O N E』は、接触を禁じるコロナ時代の、象徴的なアートブックです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp style=\"text-align: center;\"\u003e\u003ciframe src=\"https:\/\/www.youtube.com\/embed\/W1wpt5SBJjk\" title=\"YouTube video player\" allow=\"accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture\" allowfullscreen=\"\" width=\"480\" height=\"270\" frameborder=\"0\"\u003e\u003c\/iframe\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":40419671507112,"sku":"","price":30000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/oneeveryone_01.jpg?v=1649434398"},{"product_id":"ushioda-tokuko-onion-skin-poster","title":"オニオンスキンポスター  \/ 潮田登久子","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e\u003cstrong\u003e厚さ0.04ミリ。\u003cbr\u003e写真家 潮田登久子による\u003cbr\u003e本のポスター。\u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\u003cspan\u003eFRAGILE BOOKS のオリジナルポスターは、厚さ0.04ミリの\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003eオニオンスキンポスター。そのまま壁に飾ったり、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e贈りものを包んだり、さまざまな場面でお使いいただけます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003eオニオンスキンポスターの第一弾として、\u003c\/span\u003e\u003cspan\u003e写真家の潮田登久子さん（1940-）が\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e20年以上にわたって撮りつづけている\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e「本の景色」\u003c\/span\u003e\u003cspan\u003eから、４種のモノクロ写真を\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003eプリントしました。\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003eふと、オブジェとして本を撮ってみたいと思ったことがきっかけで、これまで公立図書館や大学図書館、個人の書斎や出版社の編集室、師である大辻清司のアトリエなど、さまざまな場所を訪ねてきました。潮田さんのライフワークです。\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e４枚の写真ポスターをセットにしてお届けします。\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e1.  \u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e文藝倶楽部\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan\u003e\u003cspan\u003e金文字のある背を覆っていた革が、劣化破損して現れた下張りには新聞紙が使われており、そこには博文館から発行されていた明治時代の人気雑誌『文藝倶楽部』（1895-1933）の広告が覗いています。『文藝倶楽部』には樋口一葉、尾崎紅葉らが常連の作家として名を連ねていました。修復を終えると、この新聞広告は下張りの役目に戻り、もう二度と目にすることは出来なくなってしまった。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e2.  包帯\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e潮田さんの知り合いが図書館長になったことで、早稲田大学図書館から撮影許可が出た\u003c\/span\u003e\u003c\/span\u003e。大学の特別資料室の収蔵庫に入って先ず目に入ったのが、書架に包帯とも鉢巻きとも見てとれる格好の本で、整理ナンバーも無くボロボロに傷ついていて痛々しいとも、優しく手当してもらっているようでもあり、「これは面白い」と思った。何日もかけて撮影したものをプリントして報告がてら司書の人に見せると、「修復に手が回らないのを見られるのは恥ずかしい」というような微妙な反応だったそうです。\u003cspan\u003e\u003cspan\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e3.  あばら骨\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e潮田さんと中世装飾写本との出会いは、小さな出版社に勤める知人に「15世紀末にスペインの教会で使われていたすごい本があるから見に来たら？」と声をかけられ、出かけたのがきっかけだったそう。本が包まれていた濃いクリーム色の厚手の布を開いてひと目見るなり潮田さんはその存在感に圧倒された。その痛々しい姿に、夫の伸三さんはゴルゴタ（Golgotha）の丘の十字架上に貼付けにされたイエス・キリストのやせ細ったあばら骨を見ているような気になったそうです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e4.  ブロッコリー\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e2008年の秋。小学1年生から辞書を使い始める様子を紹介するテレビ番組を見ていた潮田さんは、その内容が気になったらしく、手紙を書き始めました。ブラウン管の青い光の中で、京都・立命館小学校の深谷圭助先生が、文字を習い始めた１年生に辞書の引き方を教えていました。子どもたちは身の回りの「モノ」や「コト」を手当たり次第に調べ、調べた言葉に次々と付箋を貼っていきます。その１年後の結果が付箋だらけでブロッコリーのようになった辞書でした。\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003chr\u003e\n\u003ch4\u003eMessage\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e様々な時代に多様な運命を辿ってきた「本」に触っていると、不思議な感慨が湧いてきます。 ヨーロッパのどこかの国の教会の祭壇で、王様のように座っていた、ひとかかえもある聖書が目の前にある不思議。鉄と木と麻縄と羊の皮で作られたそれは、長い歴史の中で、見るも無惨に変わり果てた姿をさらしています。わずかに残る羊の皮の上に印された赤色の四線譜の上で踊る四角い音符からは、はるか昔の人々の祈りが聞こえてくるではありませんか。 室町時代なのか、或いは江戸のものなのか、黄ばんだ和紙にかかれた屏風仕立ての経文に、一面星屑のように穿られた無数の穴は、小さな昆虫のシバンムシが、来る日も来る日も経を唱えるように食んでいた証ではないかと思ったりしています。 「本」をオブジェとして写真撮影を試みているうちに、情報の担い手という「本」自体が持っている役割を超えて、新たに「本」そのものの存在が魅力となって浮き立ってきて、興味がつきません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e潮田登久子\u003cbr\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e\n\u003c\/h4\u003e\n\u003ch4\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/h4\u003e\n\u003cdiv\u003e\n\u003chr\u003e\n\u003ch4\u003eProfile\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e潮田登久子 \/ Tokuko Ushioda\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e1940年東京生まれ。写真家。桑沢デザイン研究所で石元泰博氏、大辻清司氏に師事し、1963年に卒業。1966年から1978年まで桑沢デザイン研究所および東京造形大学講師を務める。1975年頃からフリーランスの写真家として活動、現在に至る。主な著書に『冷蔵庫／ICE BOX』（光村印刷株式会社）、『みすず書房旧社屋』（幻戯書房）、『先生のアトリエ』（幻戯書房）、『本の景色 BIBLIOTHECA』（幻戯書房）、『マイハズバンド』（torch press）がある。2018年には、第37回土門拳賞（毎日新聞社主催）、日本写真協会賞作家賞、第34回写真の町東川賞国内作家賞。2022年には、Paris Photo–Aperture PhotoBook Awards 審査員特別賞（写真集『マイハズバンド』）を受賞。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h4\u003e\n\u003c\/div\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":40419762798760,"sku":"100","price":2100.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ushioda_onionskinposter_01.jpg?v=1675752511"},{"product_id":"アルミの茶筒","title":"アルミの茶筒","description":"\u003cbr\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":40419901341864,"sku":"","price":25000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/sumikeiichi_01.jpg?v=1648614611"},{"product_id":"minasoko","title":"みなそこ","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e東インドの小さな出版社タラブックスが\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e日本を題材につくった手漉き、手製本の\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eハンドメイド絵本。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e紙漉きからシルクスクリーン印刷、糊を一切使わない手製本。本をつくるすべてのプロセスが、インドの小さな工房にいる職人たちの手しごとです。水面を彷彿とさせる表紙のマーブル柄も、一冊としておなじ模様はありません。原書は２０２０年にタラブックスが刊行した「The Deep」ですが、テキストのみを日本語に置き換えるこれまでの翻訳版とは異なり、製本からデザインまで原書と異なるいくつかの変化をお楽しみいただける仕様になっています。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e日本語版のタイトルは、万葉時代の古語から『みなそこ（水底）』と名づけました。物語の翻訳では原書の意図を汲みながら、原書には書かれていなかった細部や背景をワイエダ兄弟に直接取材し、大幅な意訳を試みています。装丁デザインは、原書のページ構成と大きく異なり、絵と物語を別々のページに配置することで、伝統的なワルリアートの在り方に立ちかえりました。浅瀬から深海へ向かう体験を、読書を通じて身体的に感じてもらうための工夫として、段々と海の底へ降りていくような、タテ読みの仕立てとなっています。原書とはサイズも用紙も製本方法も異なる、まったく新しい佇まいになりました。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e西インドの小さな村で育った二人の兄弟が紡ぐ自伝的絵物語は、タラブックス初の日本をテーマにした絵本です。ワイエダ兄弟が、故郷のガンジャード村から出発し、高層ビルがそびえ立つ大都市ムンバイでの大学生活を経て、海の彼方の日本は粟島へ旅したことをきっかけに、この絵本が生まれました。本書の最大の特徴である画面いっぱいに広がる繊細なワルリアートは、自給自足の生活を送るワルリ族の既婚女性たちが家々の壁や床に描いてきた伝統的な壁画芸術に由来します。本来は日々のくらしや信仰と表裏一体の民間芸術ですが、ワイエダ兄弟はその伝統を守りながらも、自らの実体験や現代的な要素を融合することに挑み続けています。インドのガンジャード村の川の生きものと、日本の粟島の海の生きもの、更には目に見えないほど小さなプランクトンや、空想上の生きものが渾然一体と描かれた最後のページでは、宇宙の神秘を感じさせられます。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e日本語版の巻末にだけ、特別に、ワイエダ兄弟によるガンジャード村の絵を書き加えています。動物も植物も人間も分け隔てなくいきいきと描かれた、ワルリ族のくらしのパノラマ。そこには、わたしたちが失ってしまったかもしれない、自然と生きる健やかな日々が静かに讃えられています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e一冊ずつ表紙の柄が異なり、シリアルナンバーの入った本書は、手工芸品のように美しく、大切な人への贈りものとしても喜ばれる一冊です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e＞TARA BOOKSのオフィシャルサイトは\u003ca title=\"https:\/\/tarabooks.com\/\" href=\"https:\/\/tarabooks.com\/\" target=\"_blank\"\u003eコチラ\u003c\/a\u003e。\u003cbr\u003e＞ワイエダ兄弟のオフィシャルサイトは\u003ca title=\"http:\/\/www.vayeda.in\/\" href=\"http:\/\/www.vayeda.in\/\" target=\"_blank\"\u003eコチラ\u003c\/a\u003e。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp style=\"text-align: center;\" data-mce-style=\"text-align: center;\"\u003e\u003cstrong\u003e刊行までのさざ波荒波：\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e『みなそこ』は、FRAGILE BOOKSチームと発行元である株式会社良品計画のMUJIBOOKS、そしてTARABOOKSで一緒につくった絵本です。2019年の師走にプロジェクトを立ち上げ、パンデミックの只中に、幾度もの修正や変更を重ね、実に2年間のときをかけ、2021年12月のクリスマス、5000冊の『みなそこ』が海を渡って日本に届けられました。インドのロックダウン、日本の緊急事態宣言、チェンナイの天候不良で手漉き紙が乾かない事件、船積み時にフォークリフトのフォークが輸送箱を貫通するなど、荒波に揉まれたプロジェクトでしたが、その分完成したときの感動もひとしおでした。\u003c\/p\u003e\n\u003cp style=\"text-align: center;\" data-mce-style=\"text-align: center;\"\u003e\u003ciframe height=\"360\" width=\"640\" src=\"https:\/\/player.vimeo.com\/video\/645741755?h=ca2a3647d0\u0026amp;title=0\u0026amp;byline=0\u0026amp;portrait=0\" frameborder=\"0\" allow=\"autoplay; fullscreen; picture-in-picture\" allowfullscreen=\"\"\u003e\u003c\/iframe\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003ca href=\"https:\/\/vimeo.com\/645741755\" target=\"_blank\"\u003eThe Deep ~ Reflections on Warli Art\u003c\/a\u003e from \u003ca href=\"https:\/\/vimeo.com\/tarabooks\" target=\"_blank\"\u003eTara Books\u003c\/a\u003e on \u003ca href=\"https:\/\/vimeo.com\" target=\"_blank\"\u003eVimeo\u003c\/a\u003e.\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp style=\"text-align: center;\"\u003e\u003cimg data-mce-fragment=\"1\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/119260272_10158625696137744_7710044760550882038_n_480x480.jpg?v=1649611037\" alt=\"\" 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data-mce-src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/236215240_4864976110195587_3091604814681740947_n_480x480.jpg?v=1649611433\"\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003ch6 style=\"text-align: center;\"\u003eガンジャード村では、いまも自給自足の生活が営まれています。\u003c\/h6\u003e\n\u003cp style=\"text-align: center;\"\u003e\u003cimg data-mce-fragment=\"1\" alt=\"\" src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/120813631_10158667699752744_6243464776885160595_n_480x480.jpg?v=1649611792\" data-mce-src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/120813631_10158667699752744_6243464776885160595_n_480x480.jpg?v=1649611792\"\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003ch6 style=\"text-align: center;\"\u003e最初のページに出てくるワイエダ兄弟が小さな頃から慣れ親しんだ川。\u003c\/h6\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":41937180852392,"sku":"","price":3850.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/minasoko_00.jpg?v=1648680460"},{"product_id":"solitude_veronika-schapers","title":"Solitude","description":"\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cstrong\u003eヘンリー・ソローの孤独を\u003c\/strong\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cstrong\u003e医療用素材で仕立てる\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eブックアートの金字塔。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e本書は、コロナウイルスが猛威をふるった2021年に、ドイツに暮らすブックアーティスト、ヴェロニカ・シェパスと、東京に暮らすジュエリーデザイナー、スーザン・ピーチのコラボレーションによって生まれた作品です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e箱の中に収められた真っ白な本。降り積もったばかりの粉雪のようにふわりと、清らかな印象です。ページを進めていくと驚くのは本文のページもすべて真っ白だということ。ただし、よ〜く目を凝らしてみると、ページ全体に穴文字のような繊細なエンボスの点の連続で、ソローの『ウォールデン 森の生活』の孤独の章のテキストが印刷されていることに気づきます。本を取り出すと、その下には円形のフィルターのような白い紙の層が出現します。取り出してみると、細い線や小さな円点などがエンボス加工で空押しされています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e«Solitude» に使用されている素材は、すべて医療分野で実際に使われるものが選ばれました。たとえば、丸いフィルターは、研究所で使用される綿繊維製の濾紙を使用しました。色彩を加えず、すべての要素を白い紙のみで構成したのは、クリアな無菌状態を表現するための意図的な行為です。全体が白い世界感に包まれますが、素材ごとに異なるテクスチャーと、白の色調にも少しずつ差があり、その繊細なマテリアルの重なりや交差が豊かな表情を添えてくれています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e作品の全体を通して重要な役割を果しているフォントは、東京の\u003ca title=\"https:\/\/so-ba.cc\/\" href=\"https:\/\/so-ba.cc\/\" rel=\"noopener noreferrer\" target=\"_blank\"\u003eso + ba\u003c\/a\u003eのAlex Sondereggerが« Solitude » のために特別にデザインしたフォントです。一見、穴文字のような印象を受けますが、透明インクを使い、やわらかい濾紙にエンボス加工を施しています。本文の各ページにも円の輪郭が、かすかに空押し印刷されています。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e円形のフィルターに、エンボス加工で浮き上がるグラフィックや抽象記号はすべて、WHOの公開している2020年春の世界的な\u003ca title=\"https:\/\/www.who.int\/emergencies\/diseases\/novel-coronavirus-2019\/interactive-timeline\" href=\"https:\/\/www.who.int\/emergencies\/diseases\/novel-coronavirus-2019\/interactive-timeline\" rel=\"noopener noreferrer\" target=\"_blank\"\u003eコロナウイルスに関連する数値やデータ\u003c\/a\u003eからの引用です。幾何学模様に見えたり、河川地図のように見えるものも、実はコロナウイルスの感染者数を示した線グラフや、タイムラインなどのデータを可視化したも。しかし、ソローの書いた自然と孤独、その文脈とこの円形フィルターを並べたとき、これらのグラフィックは、ソローが暮らしたウォールデン周辺の地図や風景にも見えてきます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eソローの『ウォールデン 森の生活』は1854年にアメリカで初版されて以来、現在に至るまで世界中で高い評価を得ています。ソローは1845年夏から2年間マサチューセッツ州コンコード郊外のウォールデンという沼のほとりで小屋を作り、自給自足の暮らしを通して、実験的なナチュラルライフを営みました。このときの体験の記録が、1854年に発表された『ウォールデン 森の生活』です。この物語が現代人に訴える強烈な力を湛えているのは「科学文明の行き着くところ、公害と自然破壊の中で生活する人類である」と自らの体験を以って示していることにあります。コロナ渦の只中に生きている私たちは、ソローの生活の中に何を見出すことが出来るでしょうか。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e医療用の素材で作られた、限りなく白く美しいこの本は、コロナで生命を落とされた人々への祈りと、残された私たちの向かう先を照らしてくれる、光のような本。見えないものを見せてくれる究極の一冊です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eヴェロニカ・シェパスのオフィシャルウェブサイトは\u003ca title=\"http:\/\/www.veronikaschaepers.net\/\" href=\"http:\/\/www.veronikaschaepers.net\/\" rel=\"noopener noreferrer\" target=\"_blank\"\u003eコチラ\u003c\/a\u003e （ドイツ語、英語のみ）\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42087784448168,"sku":"","price":228800.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/solitude_01.jpg?v=1649435189"},{"product_id":"die-forelle","title":"Die Forelle","description":"\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cstrong\u003eもしも、本が水だったら。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e« Die Forelle »\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e2014\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e「水」というコンセプトから生まれた、太田泰友の代表作。フランツ・シューベルト（Franz Peter Schubert, 1797年1月31日 - 1828年11月19日）の歌謡曲『鱒（Die Forelle、1817年）』の詞を題材とした作品です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e綴じられた背の部分を持って、左右に振ってみると、全体がしなやかにまるでさざ波のように揺れ、いまにも水滴とともに鱒が飛び出して来そうなほど。竹簡を模した白いページの上には、リノリウム版画で表現された鮮やかな鱒がページをめくる度に輝き、シューバルト（Christian Friedrich Daniel Schubart、1739年3月24日 - 1791年10月10日）の作詞した歌詞が、ドイツ語で作品全体に散りばめられています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e「水」の表現手法として作者が選んだのは、構造でした。古代中国で用いられていた竹簡と西洋の伝統的な本の形を連想させるコプティック製本の両方を用いて、これまでにない独自の構造を生み出すことに成功しています。紙を3枚貼り合わせることで、竹のように丈夫で竹よりも軽くしなやかな仕上がりを実現し、本来巻物状に収められる竹簡を、敢えて綴じることでまったく新しい書物のかたちを立ち上がらせました。一方の端を綴じたことで軸が発生し、安定して自立するため、ページごとに自由自在に角度を変え、その造形美をたのむことができます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e« Die Forelle »の制作工程で最も特徴的なのが、1枚の竹簡（短冊）の構造です。1枚のページの強度を保証するため、また、印刷の工程の問題を解決するためには、3枚の紙を貼り合わせる必要がありました。印刷工程では、8mm幅の短冊の中で、わずか1mmでも中心がずれると大きな影響が出てしまいます。特に、文字の入るページにおいては、小さい文字が必ず短冊の中心に合わなければ成立せず、それぞれの面を印刷した後に、自らの目と手をもって両面を合わせて貼る以外に方法はありません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本来、竹簡が示すのは中国や日本に代表される縦書きの方向性です。本作は、この規範に反して、ドイツ語で書かれたシューバルトの「鱒」の歌詞を、そのまま横書で採用しました。その結果、構造と内容の相互の進行方向が、文字通り戯れ、交差することで、新たな本とタイポグラフィのアプローチについて可能性を導き出しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eその構造と内容の交差から、文字の進行方向について思考させられる本作では、縦書き用のフォーマットに横書きのドイツ語を乗せることで、文字の進行方向を強く意識させられます。「鱒」の歌詞は、基本的には竹簡の短冊の中で下から上に向かって進行しており、中のページは左から右に向かって進みます。この方向性は、ドイツ語の本の背中にタイトルを縦長に入れる場合、一般的には下から上に向かって読むように配置されることに起因しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本作は、作者の最大の特徴とも言える、身体的な本の捉え方が最も突出している作品のひとつで、日本の繊細な感性や、精度の高い技術性をうかがい知ることが出来ます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003ciframe title=\"YouTube video player\" src=\"https:\/\/www.youtube.com\/embed\/knEiVGVWyPY\" width=\"560\" height=\"315\" allowfullscreen=\"\" allow=\"accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture\" frameborder=\"0\"\u003e\u003c\/iframe\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42113826881704,"sku":"","price":300000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_DieForelle_02.jpg?v=1648605453"},{"product_id":"vom-sinnvollen-abstand-und-dem-notwendigen-zusammenhalt","title":"理想の家","description":"\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cstrong\u003e本を書く、\u003cbr\u003e本を綴じる、\u003cbr\u003e本を建てる。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eフランスを代表する哲学者で作家のミシェル・セール（Michel Serres, 1930年9月1日 - 2019年6月1日）の著書、『アトラス（原著：Atlas,1994）』より、「家の中には多数の適切な距離が存在する」という一節を起点に制作された作品です。\u003cbr\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eクロス貼りされた箱に、アクリル製スライド式蓋がついており、蓋を最後まで閉めると、作品タイトルである『Vom sinnvollen Abstand und dem notwendigen Zusammenhalt（有意義な距離と不可欠な結合について）』の題字が現れます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e作品全体は『アトラス（原著：Atlas,1994）』を読んだ際に、想像した間取りを本として再現したものです。それぞれの部屋には一冊の本が配置され、家の入り口（Eingang）に配置された本の中には、作品の発端となった「家の中には多数の適切な距離が存在する」という一節のドイツ語が収められています。ここでは、例えば、「キッチンと食事をする部屋の距離は近く、そこからトイレは離れたところにある」、「手の届きやすい棚の距離について」など居住空間における適切な距離について、細かく書かれています。そのほかの部屋の本の中には、それぞれその部屋にふさわしい家具とその寸法が文字とイラストで表現されています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e本作で試みた手法は、ウィリアム・モリスにはじまる総合芸術としての本のあり方です。作者は、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e『理想の書物』の中の\u003c\/span\u003e「最も美しい芸術を問われたなら美しい家と答えよう。次に美しい本である」という一節に影響を受け、それ以来「家と本」ひいては、「建築と本」の関係性について思考と試作を続けています。本作では２次元の間取り図を基軸に、空間としての奥行き、３次元を「本」で体現。人の身体よりもはるかに小さなこの本の中に、人がくらす家の中を再現することは、すなわち家を建てるように、本を建てるという行為に等しいと言えます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本を書く、綴じる、つくる。本に続く動詞は、「建てる」をはじめとして、これからまだまだ増えていきそうな予感がしています。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003ciframe src=\"https:\/\/www.youtube.com\/embed\/WE6zZWBSHOE\" title=\"YouTube video 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data-mce-fragment=\"1\"\u003eこの本の長さはなんと66cm。サラブレットにしては少し短めな脚ですが、日本の在来馬の脚の長さとしてはちょうど平均値。馬の脚が入る本棚はありませんが、本作も本棚には収まりそうにありません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e芥川の『馬の脚』について、ごくごく簡単に解説をしておきます。『馬の脚』は、1925年（大正14年）初出の綺談で、「大人に読ませるお伽噺」という一節からはじまります。大正時代の北京在住の商社マンの「忍野半三郎」は、手違いの死で幽冥界に来てしまったため蘇生されたものの、そのとき既に脚が腐っていたので、自分の脚の替わりに馬の脚をつけてこの世に送り返される羽目に。移植された馬の脚は主人公の意志と関係なく、本能のままに駆け回り、遂には白いズボンの下から覗く毛だらけの馬の脚を妻に見られてしまい、やがて彼は姿を消します。フランツ・カフカの『変身』を彷彿とさせる奇想天外なストーリーです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e真っ白な表紙なのに、表情、或いは体温のような生きものを手触りを感じます。中のページを開いて驚くのは、本文の配置。ズボンの型紙の輪郭にそって日本語とドイツ語のテキストが流れていきますが、とても不思議な景色です。そしてテキストの下を駆け抜ける蹉跌の跡。視覚的なそのイメージから、鑑賞する人は馬の足音や馬が蹴った土埃を連想せずにはいられません。大きく、物語性に富んだ本だけに、ページをめくる度に本の中に吸い込まれそうな錯覚に囚われます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e表紙と蹄鉄のグラフィックに用いた白い紙は、主人公「忍野半三郎」が履いている白いズボンから構想を得て選択されました。一見普通の紙に見えますが、実際に触ってみると毛のような、動物の皮のような人肌のようにも感じられる特殊な手触りの紙です。表紙には、紙の質感を強調するように、日本語とドイツ語のタイトルが、強めに空押しされています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本文は、ズボンの型紙の形に文字が配置されています。作中で、天国からこの世へ送り返される際に移植された馬の脚が、主人公の太ももから下に接続されていることから、テキストは型紙上方の日本語に、型紙下方のドイツ語が接続されるように組まれています。また、二重折になって印刷されている和紙の中には、蹄鉄にインキをつけて直接押してできたグラフィックを挿入しているため、一冊として同じ本はありません。型紙というモチーフに和紙を組み合わせることで、実際に型紙として用いられることもある和紙という素材の可能性にも迫っています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cstrong\u003e『馬の脚』について：\u003c\/strong\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e発表は大正十四年。芥川龍之介が自ら命を絶つわずか二年前のことです。『馬の脚』は中年男性が馬の脚を自分の太ももから先に移植されてしまう奇想天外な物語。蘇生や移植といった出来事は「再生」を、自分の意思と関係なく本能のままに駆け回る馬の脚は「狂気」を象徴しています。この頃、芥川龍之介は既に精神を病んでいました。主人公「忍野半三郎」は、芥川龍之介自身だったのかもしれません。\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42113861419176,"sku":"","price":180000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_PFERDEBEINE_02.jpg?v=1648608123"},{"product_id":"buch-elemente-von-a-bis-z","title":"Buch-Elemente von A bis Z","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e \u003cstrong\u003e 本に関するA to Z。\u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e\u003cstrong\u003e« Buch-Elemente von A bis Z »\u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e\u003cstrong\u003e2014\u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e落ち着いた赤色の紙が四方を囲み、現在本として認識される要素の中で不可欠と思われる「直線と垂直」の美しさが際立つ１冊。作者の作品群の中でも特に正統派と呼ぶにふさわしい仕上がり。ドイツに脈々と伝わる正統な製本・印刷技術を余すところなく味わうことができます。\u003cbr\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eタイトルを日本語に訳すと「本に関する A to Z」、内容はタイトルの示す通り、本づくりや本に関連する言葉を集め、AからZまで頭文字で分類したもの。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e例えば、Dには「刻印」を表す「Druckvemerk」、Eには「蔵書票」を意味する「Exlibris」などが印刷されています。Yのページは一風変わってドイツ時代の太田泰友のニックネーム「Yashi」が印刷されています。本づくりに本人は不可欠ですから。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e編み目が美しい背の景色は、精巧な糸綴じの技術によるもの。コプティック製本の発展型で、昔からある綴じ方ですが、名称は定かではありません。開きも良く、耐久性に優れているため、太田泰友作品ではたびたび登場します。本人曰く、折丁を綴じるのではなく、一枚の紙に穴を開けて綴じ込むその行為自体が直感的で好きなのだとか。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e本作は作者がドイツのミュンヘンにある\u003ca title=\"活版工房フリーゲンコプフ\" href=\"https:\/\/www.fliegenkopf-muenchen.de\/\" target=\"_blank\"\u003e活版印刷工房フリーゲンコプフ\u003c\/a\u003eで制作した数少ない作品の内のひとつでもあります。活字は木活字と鉛活字の二種類を使用しており、木活字で印刷したのは、大きなアルファベットの大文字、そのまわりに配置された複数の概念やキーワードを鉛活字で組んで印刷しています。それぞれのページが、構成されるタイポグラフィー表現としても成立しています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003e作品を構成する1枚1枚のページには、重さのある芯材を用い、物体としてずっしりと重みのある作品に仕上がっています。手に持ってみると、まるで石のような重さを感じること、そしてシンプルに文字のみで構成された内容は書物の歴史を遡るという観点に立った場合、この一冊は本の歴史が刻まれた紙の石碑とも言えそうです。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42113896087720,"sku":"","price":197120.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_elemente_02.jpg?v=1648605530"},{"product_id":"frucht-i","title":"Frucht Ⅰ","description":"\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e \u003cstrong\u003e まるごとレモン１個分。\u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e\u003cstrong\u003e«Frucht Ⅰ»\u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e\u003cspan style=\"color: #808080;\"\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e2017\u003c\/span\u003e \u003c\/span\u003e \u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e見るだけでビタミンＣを摂取した気分になるような、レモン色のキューブには、レモンが丸ごと入っています。三方の小口に現れるレモンの輪郭は、作家自ら購入し2mmずつにスライスしたその個体そのものの輪郭が映し出されたもの。近づいてみると、その輪郭を浮き上がらせているのは、わずか2mmの幅に書き出されたドイツ語の文字。そこには個体の情報、レモンの概要、そしてレモンを使用したレシピが、一面ごとに記されています。ページを開くと紙の厚み2mmと同じ厚みにスライスされたレモンの断面図が現れ、ページを進めるごとに直径をわずかに変えながら展開していきます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e黄色の表層は、実は白い紙に黄色の印刷を施しています。テクスチャを含め、あくまでもレモンらしさにこだわったアプローチ。経年変化で、小口側の縁の黄色が剥げ、一部だけ白っぽく色褪せるのも、少し皮の削げたレモンの様です。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e«Frucht Ⅰ»は、本以外のものを本の中に移し替えるという行為的直感性と、薄い層状のものの積み重なりが、本というオブジェクトを想像させるという視覚的効果の二面性を結実させた作品となっています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong data-mce-fragment=\"1\"\u003eFruchtシリーズについて、作家はこのように説明しています：\u003c\/strong\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e「\u003cem\u003eひとつのオブジェクトを薄い層状に切ると、たくさんのスライスができあがる。そのスライスをまた積み重ねると元のオブジェクトの形が立ち現れる。スライスとオブジェクトの関係が、私には折丁と本の関係に見える。また、一つのオブジェクトの詳細を観察する方法であるCTは、物体の断面を見ることによってその目的を達成している。私は、オブジェクトの詳細を観察するために、折丁一枚と同じ厚さにスライスしてみた\u003c\/em\u003e」\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e「\u003cem\u003e2mmというのは、私が本づくりにおいて頻繁に使う単位だ。ぺらぺらとした紙を使う時、もっと言うと、紙に印刷をするとき、平面で捉えることが多いが、実際には紙は\"厚み\"を持っている。このプロジェクトでは、通常複数枚の紙が重ねられ折られてできている折丁を、ボール紙から作った一枚で構成することによって\"厚み\"が強く意識させられる。私は2mmという厚みの中に宇宙の広がりを感じる。フルーツのスライスの2mmの中にもたくさんの興味深いことが起きているし、本を作る過程においても、2mmの中に本当にたくさんのドラマがある。2mmともっと付き合いたくて、2mmの可能性をもっと知りたくて、このプロジェクトでは一枚の折丁の厚みの中に文字としての情報を入れた\u003c\/em\u003e」と作者は語っています。\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e本作はドイツ時代に制作した最後の作品で、2017年に日本に拠点を移し、新たな創作へ向かうことになりましたが、本作を通じて「対象物に近づく」、「身近なものを本にする」、「本を身近なものに寄生させる」という意識がより高まり、これらの思考は現在に至るまで創作の大きなテーマとなっています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003ciframe src=\"https:\/\/www.youtube.com\/embed\/sCIlDKJnobU\" title=\"YouTube video player\" width=\"560\" height=\"315\"\u003e\u003c\/iframe\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42113900544168,"sku":"","price":215600.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota2201_041.jpg?v=1647498477"},{"product_id":"frucht-iii","title":"Frucht Ⅲ","description":"\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e まるごとトマト１個分。\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e« Frucht Ⅲ »\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e2017 \u003c\/span\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eトマト色のキューブには、トマトが丸ごと入っています。三方の小口に現れるトマトの輪郭は、作家自ら購入し2mmずつにスライスした個体そのものの輪郭が映し出されたもの。近づいてみると、その輪郭を浮き上がらせているのは、わずか2mmの幅に書き出されたドイツ語の文字。そこには個体の情報、トマトの概要、そしてトマトを使用したレシピが１面ごとに記されています。ページを開くと紙の厚み2mmと同じ厚みにスライスされたトマトの断面が現れ、ページをめくるごとに直径をわずかに変えながら展開していきます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e一見、赤単色の表層は、実はパール地で光沢のある白い紙に赤色の印刷を施しています。テクスチャを含め、あくまでもトマトらしさにこだわったアプローチです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e«Frucht Ⅲ»は、本以外のものを本の中に移し替えるという行為的直感性と、薄い層状のものの積み重なりが、本というオブジェクトを想像させるという視覚的効果の二面性を結実させた作品です。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eFruchtシリーズについて、作家はこのように説明しています：\u003c\/strong\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e「\u003cem\u003eひとつのオブジェクトを薄い層状に切ると、たくさんのスライスができあがる。そのスライスをまた積み重ねると元のオブジェクトの形が立ち現れる。スライスとオブジェクトの関係が、私には折丁と本の関係に見える。また、一つのオブジェクトの詳細を観察する方法であるCTは、物体の断面を見ることによってその目的を達成している。私は、オブジェクトの詳細を観察するために、折丁一枚と同じ厚さにスライスしてみた\u003c\/em\u003e」というその言葉通り、作家は驚くべき偉業を成し遂げています。その表現方法もさることながら、実物のトマトを2mm厚に均等に端から端までスライスするのは、至難の技です。我こそは、と思った方は是非挑戦してみていただきたい。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e「\u003cem\u003e2mmというのは、私が本づくりにおいて頻繁に使う単位だ。ぺらぺらとした紙を使う時、もっと言うと、紙に印刷をするとき、平面で捉えることが多いが、実際には紙は「厚さ」を持っている。このプロジェクトでは、通常複数枚の紙が重ねられ折られてできている折丁を、ボール紙から作った一枚で構成することによって\"厚み\"が強く意識させられる。私は2mmという厚みの中に宇宙の広がりを感じる。フルーツのスライスの2mmの中にもたくさんの興味深いことが起きているし、本を作る過程においても、2mmの中に本当にたくさんのドラマがある。2mmともっと付き合いたくて、2mmの可能性をもっと知りたくて、このプロジェクトでは一枚の折丁の厚みの中に文字としての情報を入れた\u003c\/em\u003e」と作家は語っています。\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e本作はドイツ時代に制作した最後の作品で、2017年に日本に拠点を移し、新たな創作へ向かうことになりましたが、本作を通じて「対象物に近づく」、「身近なものを本にする」、「本を身近なものに寄生させる」という意識がより高まり、これらの思考は現在に至るまで創作に欠かせない大きなテーマとなっています。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42114335146152,"sku":"","price":215600.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_Frucht3_02.jpg?v=1648606807"},{"product_id":"frucht-ii","title":"Frucht Ⅱ","description":"\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cstrong\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e まるごとキウイ１個分。\u003c\/span\u003e\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e« Frucht Ⅱ »\u003c\/span\u003e\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e2017\u003c\/span\u003e\u003c\/strong\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e鈍い薄緑色のキューブには、キウイが丸ごと入っています。三方の小口に現れるキウイの輪郭は、作家自身が購入し2mmずつにスライスしたその個体そのものの輪郭が映し出されたもの。近づいてみると、その輪郭を浮き上がらせているのは、わずか2mmの幅に書き出されたドイツ語の文字。そこには、個体の情報、キウイの概要、そしてキウイを使用したレシピが一面ごとに記されています。ページを開くと紙の厚み2mmと同じ厚みにスライスされたキウイの断面が現れ、ページをめくるごとに直径をわずかに変えながら展開していきます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e薄緑色の表層は、キウイの果実の色をイメージして選定した既成の洋紙。テクスチャを含め、探し回った挙げ句に見つけた紙の名前には「キウイ」が含まれていました。綴じに使用した糸は、皮が茶色く毛状の繊維に覆われていることから、薄茶色の蝋引き紐を使用しています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e« Frucht Ⅱ »は、本以外のものを本の中に移し替えるという行為的直感性と、薄い層状のものの積み重なりが、本というオブジェクトを想像させるという視覚的効果の二面性を結実させた作品です。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cstrong data-mce-fragment=\"1\"\u003eFruchtシリーズについて、作家はこのように説明しています：\u003c\/strong\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e「\u003cem\u003eひとつのオブジェクトを薄い層状に切ると、たくさんのスライスができあがる。そのスライスをまた積み重ねると元のオブジェクトの形が立ち現れる。スライスとオブジェクトの関係が、私には折丁と本の関係に見える。また、一つのオブジェクトの詳細を観察する方法であるCTは、物体の断面を見ることによってその目的を達成している。私は、オブジェクトの詳細を観察するために、折丁一枚と同じ厚さにスライスしてみた\u003c\/em\u003e」\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e「\u003cem\u003e2mmというのは、私が本づくりにおいて頻繁に使う単位だ。ぺらぺらとした紙を使う時、もっと言うと、紙に印刷をするとき、平面で捉えることが多いが、実際には紙は「厚さ」を持っている。このプロジェクトでは、通常複数枚の紙が重ねられ折られてできている折丁を、ボール紙から作った一枚で構成することによって\"厚み\"が強く意識させられる。私は2mmという厚みの中に宇宙の広がりを感じる。フルーツのスライスの2mmの中にもたくさんの興味深いことが起きているし、本を作る過程においても、2mmの中に本当にたくさんのドラマがある。2mmともっと付き合いたくて、2mmの可能性をもっと知りたくて、このプロジェクトでは一枚の折丁の厚みの中に文字としての情報を入れた\u003c\/em\u003e」と作家は語っています。\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e本作はドイツ時代に制作した最後の作品で、2017年に日本に拠点を移し、新たな創作へ向かうことになりましたが、本作を通じて「対象物に近づく」、「身近なものを本にする」、「本を身近なものに寄生させる」という意識がより高まり、これらの思考は現在に至るまで創作の重要なテーマとなっています。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42114353561768,"sku":"","price":215600.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_Frucht1_08.jpg?v=1649316756"},{"product_id":"abc-symbole","title":"ABC SYMBOLE","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e \u003cstrong\u003e活字がうたう\u003cbr\u003e紙上のアルファベット。\u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e\u003cstrong\u003e«ABC SYMBOLE» \u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003cspan style=\"color: #000000;\"\u003e\u003cstrong\u003e2014\u003c\/strong\u003e \u003c\/span\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eアルファベット文字が持つシンボル性をテーマにした作品です。\u003cbr\u003e手のひらにしっくりと馴染む大きさとクロス布の質感、どこかやわらかさを帯びた表題のABCのかたちが、親しみを感じさせます。中を開くと、パタパタと子供のしかけ絵本のように軽やかな展開に、心躍ります。木活字のやわらかな印象と、版画の示す味わいのあるシンボルは、大人の絵本のような世界観をつくり出しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e中身に記されているのは、 AからZまで全てのアルファベットにそれぞれ「シンボル性に合わせた版画」「シンボルとしての働き」「アルファベット文字」「そのアルファベットが表す単語」の4つの要素。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e表紙を捲り、まず最初に見開きで左側のページに見えてくる「版画」を捉え、すぐ右側のページに「シンボルとしての働き」を見ます。次に、見開き中央に向かって折れているページをめくると、木活字で印刷された力強い「アルファベット」と「そのアルファベットが表す単語」が現れます。例えば「C」のページでは、最初の見開きで「版画」そして「温もりを感じるために」という文章が配置され、更に折れているページを開くと、アルファベットの「C」と「セ氏温度」という単語が現れます。それぞれのシンボルとしての働きを記述した短いテキストは、明確に定義づける辞書のような説明的な文章ではなく、「C」の例のように、人それぞれに異なる景色を連想できるような、含みを持たせた詩的な表現を用いています。この構造から、次の展開を推測しながら順にページを開く、という読む側の思考的たのしみを自然、且つ円滑に誘導することに成功した作品と言えます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e大きなアルファベットの活字は木活字、そのほかのテキストは鉛活字、版画はリノリウム版画を採用しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本作で重要な機能を担う製本方法は、胡蝶装（「胡蝶装／こちょうそう」、別名「粘葉装／でっちょうそう」 。本文用紙の字面を中に折って谷折りに重ね、用紙の折り目の部分で糊付けしたもの）１枚ずつ開くと蝶が羽を開いたようになる構造をベースに作家自身がアレンジたものです。ページをパタパタと開く度にどこか羽のような軽快さを感じるのは偶然ではなさそうです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e一冊の本の厚み、そしてその大きさというのは、本の外側を形づくる最も重要な要素です。本書はその構造故に生まれた必然的な厚みと、歴史の一端を担ってきた木活字の大きさ故に100mm × 100mmという文庫本よりもう一回り小さな本になりました。限りなく機能美という言葉に近づいた一冊といえるのではないでしょうか。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42114460287144,"sku":"","price":154880.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_abc_02.jpg?v=1648605050"},{"product_id":"the-world-through-lenses","title":"THE WORLD THROUGH LENSES","description":"\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cstrong data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/strong\u003e\u003cstrong data-mce-fragment=\"1\"\u003e大丸百貨店\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e11\u003c\/span\u003e代当主\u003cbr\u003e下村正太郎の世界一周旅行\u003cbr\u003e\u003c\/strong\u003e\u003cstrong data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e1934-1935\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n手彫りのレリーフをあしらった立派な木箱に収まる写真のオリジナル・プリント\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e36\u003c\/span\u003e枚。箱の蓋の内側に貼り付けてあるラベルにはタイトルと「\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eSOUVENIR PHOTO SKETCHES OF SHOTARO SHIMOMURA'S TOUR ROUND THE WORLD 1934-1935\u003c\/span\u003e」というサブタイトルの記載があります。下村正太郎は明治\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e16(1883)\u003c\/span\u003e年生まれで後に大丸百貨店の当主となる第\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e11\u003c\/span\u003e代下村正太郎その人と見てよさそうです。 \u003cbr\u003e\u003cbr\u003eオリジナル・プリント\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e36\u003c\/span\u003e枚から成るこの写真集は、昭和\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e9\u003c\/span\u003e～\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e10(1934\u003c\/span\u003e～\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e1935)\u003c\/span\u003e年に視察も兼ねて世界一周の旅に出た下村が、自ら撮影してきた写真をおみやげがわりにして、きみー国挨拶の際などに関係者に配ったものとみられます。\n\u003cp data-mce-fragment=\"1\"\u003eタイトル題箋を全く同じくしながら木箱をタトウ紙へと軽量化し、写真点数を\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e12\u003c\/span\u003e点まで絞り込んだ別ヴァージョンも存在するようで、今回入荷した木箱ヴァージョンは、より限られた重要な関係者にのみ配られたものではないかと思います。\u003c\/p\u003e\n\u003cp data-mce-fragment=\"1\"\u003e写真には全点、地名と被写体とを記載した薄紙がかけられており、少なくともフランス、イギリス、スコットランド、フランス、イタリア、オーストリア、スイス、オランダ、デンマーク、北米各地、エジプト、インド各地と、広汎な国々へと赴いたことが分かります。\u003c\/p\u003e\n\u003cp data-mce-fragment=\"1\"\u003e写真の腕はなかなかのもの。画像では質感まで伝わらないので大変残念なのですが、風景の切り取り方と構図、白と黒とのコントラスト、視線を向けた先の対象物など、確かな写真の腕と優れたセンスが光ります。店舗や私邸の建築にヴォリーズを起用したのは下村の意向だったとされますが、なるほどそれも充分頷けるお話し。\u003c\/p\u003e\n\u003cp data-mce-fragment=\"1\"\u003eアメリカのメーシーやワナメーカー、パリのボンマルシェなど、百貨店の写真でさえ － 記念品・おみやげとして写真を選んだ結果なのかも知れませんが －いかにも説明的な視察写真といった体のものが\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e1\u003c\/span\u003e点もないのは見事。百貨店関係資料を離れ、昭和初期のアマチュア写真家の作品集、或いはモダニズム関係資料として、或いは福原信三との比較や実業家の渡航体験などなど、さまざまな捉え方が可能な写真ではないかと思います。\u003c\/p\u003e\n\u003cp data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003eText by \u003ca href=\"https:\/\/www.fragile-books.com\/collections\/%E4%BD%90%E8%97%A4%E7%9C%9F%E7%A0%82\" title=\"佐藤真砂\"\u003e佐藤眞砂\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/a\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42115877568680,"sku":"","price":120000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/theworldthroughlenses_01.jpg?v=1648614246"},{"product_id":"いろは引紋帳","title":"いろは引紋帳","description":"\u003cbr\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default 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BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42147310534824,"sku":"","price":1.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_pupal_02.jpg?v=1648608277"},{"product_id":"imagine-1","title":"Imagine","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e名前のない本。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e« Imagine »\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e2020\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e杉材、木製パネル、アクリル絵具。本作の素材には、本の制作に不可欠と思われる紙も糸も含まれていません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e白い壁を背景に、厚みのある一冊の本が浮かび上がります。青い表紙は革製でしょうか、ほんの少しのチリが見て取れます。分厚い辞典のようにも見えてきます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e« Imagine »は、本の背を題材とした« Book-Composition »とは反対に本の小口だけを切り出した作品です。素材に用いた杉材は、縦方向に伸びる木目の流れが、本の小口のように見えてくるから不思議です木目パターンは素材のまま、素材を最大限に生かし、必要最低限の彫り込みや着色などの加工を施したのみで、本の佇まいが浮き上がります。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eダイナミックな素材ながらも、本のチリの部分に視覚的に捉えられないほど薄っすらと筋を入れたり、小口からノドに向かうに連れて天面の彫りを強めたり、と本を身体的に把握している作者にしか再現することができない、本らしさが細部に宿っています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e本作について作者は次のようなメッセージを残しています：\u003c\/strong\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e本で様々な物事を表現するのと同様に、様々な物事が本であることを想像する。その想像を機に、本の新たな一面を発見する。今なお、本は無限だと感じる。\u003cbr\u003e——個展 2020年 “Imagine something to be a book” より\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e \u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42147443343528,"sku":"","price":172000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_imagine1_01c.jpg?v=1649889643"},{"product_id":"book-composition-2","title":"Book-Composition 2","description":"\u003ch1\u003e人も書物も、背中が語ります。\u003cbr\u003e«Book-Composition 2»\u003cbr\u003e2016\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e表紙こそが顔と思われがちな本ですが、実は図書館でも、自宅の本棚でも私たちが頻繁に向き合って見つめているのは、本の背であるという視点が本作の起点です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e精巧な綴じの技術によって生み出される編み目が美しい背の景色は、距離を置いてみるよりも、間近で或いは虫眼鏡で覗いてみて欲しいほど。綴じ方は、コプティック製本からの派生と考えられている手法で、作者のオリジナルではないものの、名称は定かではありません。開きも良く、耐久性に優れ、現在に至るまでこの綴じ方を気に入って採用しています。本人曰く、折丁を綴じるのではなく、一枚の紙に穴を開けて綴じ込むその行為自体が直感的で好きなのだとか。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e«Book-Composition 2»も制作面では、一冊の本をつくるときと全く同じ過程を経ています。大きさを決め、ページ数を決め、紙を裁断し、貼り合わせ、糸を通すための穴を開け、糸で丹念にそれらを綴じていくのです。綴じの工程が完了した後に、地となる厚紙に、先に綴じた本がぴったりと嵌め込める長方形の穴を切り抜き、そこに本を差し込み、固定します。地の白い紙と本との間には寸分の隙間もなく、見た目はまるで本が壁から生えているように見えます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eそもそもの発端は、本棚やテーブルを使わずに、本を美しく展示するためには何をすべきか、この問題に真正面から向き合った作者がまず取り掛かったのがこの「Book-Composition」シリーズでした。壁、すなわち垂直面を使える本の展示方法です。壁を使ったブックアートの挑戦は現在進行形で、2022年3月に発表した「MEDIUM」シリーズにも派生しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eBook Compositionシリーズについて、作者は下記のように語っています：\u003c\/strong\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e一枚の紙があっても、それは紙でしかなく、私はそれを＜本＞だと認識しません。複数枚の紙が重なっていても、まだそれは紙の重なりであり、＜本＞ではありません。紙を折ってできた折丁が複数積み重なった状態で、折られた部分の積み重なりを見たときに、私はそれをはじめて＜本＞だと認識します。どうやら＜背＞によって＜本＞という物体を捉えているようです。\u003cbr\u003e書店で本を選ぶときも、図書館で大量の本の中から目的の本を探し出すときも、自分の部屋の本棚を眺めるときも、他人の本棚の様子を見るときも、本の＜背＞から情報を読み取り、そこに見えるもの以上のことを想像します。自分の人生に大きな影響を与えた本も、その中身を読んだ時間よりも、その＜背＞の姿を見た時間の方が長いかもしれません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e2019年\u003ca title=\"https:\/\/8book.jp\/bookcenter\/2164\/\" href=\"https:\/\/8book.jp\/bookcenter\/2164\/\" rel=\"noopener noreferrer\" target=\"_blank\"\u003e八戸ブックセンター ギャラリー展「太田泰友ブックアート展　背を見て育つ」\u003c\/a\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default 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data-mce-fragment=\"1\"\u003e精巧な綴じの技術によって生み出される編み目が美しい背の景色は、距離を置いてみるよりも、間近で或いは虫眼鏡で覗いてみて欲しいほど。綴じ方は、コプティック製本からの派生と考えられている手法で、オリジナルではないのですが、その名称は定かではありません。開きも良く、耐久性に優れ、現在に至るまでこの綴じ方を気に入って採用しています。本人曰く、折丁を綴じるのではなく、一枚の紙に穴を開けて綴じ込むその行為自体が直感的で好きなのだとか。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eそもそもの発端は、本棚やテーブルを使わずに、本を美しく展示するためには何をすべきか、この問題に真正面から向き合った作者がまず取り掛かったのがこの「Book-Composition」シリーズでした。壁、すなわち垂直面を使える本の展示方法です。壁を使ったブックアートの挑戦は現在進行形で、2022年3月に発表した「MEDIUM」シリーズにも派生しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eBook Compositionシリーズについて、作者は下記のように語っています：\u003c\/strong\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e一枚の紙があっても、それは紙でしかなく、私はそれを＜本＞だと認識しません。複数枚の紙が重なっていても、まだそれは紙の重なりであり、＜本＞ではありません。紙を折ってできた折丁が複数積み重なった状態で、折られた部分の積み重なりを見たときに、私はそれをはじめて＜本＞だと認識します。どうやら＜背＞によって＜本＞という物体を捉えているようです。\u003cbr\u003e\n\u003cp\u003e書店で本を選ぶときも、図書館で大量の本の中から目的の本を探し出すときも、自分の部屋の本棚を眺めるときも、他人の本棚の様子を見るときも、本の＜背＞から情報を読み取り、そこに見えるもの以上のことを想像します。自分の人生に大きな影響を与えた本も、その中身を読んだ時間よりも、その＜背＞の姿を見た時間の方が長いかもしれません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e2019年八戸ブックセンター ギャラリー展\u003ca href=\"https:\/\/8book.jp\/bookcenter\/2164\/\" title=\"https:\/\/8book.jp\/bookcenter\/2164\/\" rel=\"noopener noreferrer\" target=\"_blank\"\u003e「太田泰友ブックアート展　背を見て育つ」\u003c\/a\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42147489513640,"sku":"","price":176000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_frontback3_02.jpg?v=1648605783"},{"product_id":"インキュナブラ零本","title":"インキュナブラ零本","description":"\u003cbr\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42147560718504,"sku":"ASK","price":250000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/20230606_001.jpg?v=1690855153"},{"product_id":"table","title":"Table","description":"\u003ch1\u003e十二単衣を装釘しました。\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e« Table »\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e2020\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eIKEAがアートになるとき。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e色とりどりの紙が見事に重なり、まるで宮中の十二単衣を見ているような錯覚に囚われます。テーブルとしての機能は維持しているものの、せっかくの絶景が見下ろせるガラス製の天面には何も置きたくありません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e« Table »は、竹製の35cm角のベッドサイドテーブルを、紙と糸を巧みに操り、アート作品へと変貌させました。テーブルの脚を横に渡る板の上には、板幅ぴったりに収まる大きさに紙の芯材を裁断し、十二単衣のごとく、色とりどりテクスチャもさまざまな紙を貼り合わせて、幾重にも積み重ねています。色鮮やかな紙層は一冊の本でもあり、その厚み故に複数の本の表層の集合体にも見えます。テーブルの貫（ぬき）と幕板には小さな穴を開けて糸を通し、直線と平面の世界にわずかなほころびを添えることで、本の有機的な要素が家具に寄生している状態を表しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e太田泰友が「Book Para-Site」シリーズをつくることになった最大の動機は、日常の中で身近なものに本を綴じ付ける、本を寄生させる行為そのものへの関心からでした。家具の価値に囚われない作者が素材を探しに向かった先は、まさかのIKEA。既に展示の開催が決定しており、一括で素材を購入できて、同時にあらゆる種類のものを比較できる場として選んだのがIKEAだったとか。日常がアートになる。そんな可能性を感じさせてくれるシリーズです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこの作品を発表した「ポーラ ミュージアム アネックス展 2020」の展示では、作品をただ整然と展示するのではなく、鑑賞する人に身近に感じてもらいたいという考えから、会場全体を「本好きの大人がくらす部屋」として細部まで手を施し、まるでついさっきまでその人物がそこにいたかのような気配を演出しました。小売の現場では重要視されるペルソナですが、架空のペルソナを設定したブックアートの展示というのは、類例のないものでした。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cstrong\u003eBook Para-Siteシリーズのコンセプトについて、作者のメッセージ：\u003c\/strong\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e本と建築は似ている。本にも「扉」や「柱」と呼ばれるものがあるし、動線を考えながらレイアウトを作り込んでいく点もよく似ている。人間よりも小さく、手で持つことができるのが本で、人間よりも大きく、身体として入ることができるのが建築だ。大きさは異なるが、共に宇宙だ。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n「最も重要な『芸術』を問われたなら『美しい家』と答えよう、その次に重要なのは『美しい書物』と答えよう――。」私がブックアートの制作を始めた当時、大きな影響を受けたウィリアム・モリスの言葉にも、本と建築の関係性を読み取れる。建物の形に合わせて寄生するように存在する「本」が、新たな「本と建築の関係」を生み出す。    2019年以降、私が制作するブックアートに、手に収まらないものが出てきている。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e2019年11月から、Brillia ART AWARD 2019 の入選作品として、東京・八重洲の東京建物八重洲ビルで展示をした作品「Book Para-Site」は、先のモリスの言葉をずっと意識してきた僕が、初めて〈本〉と〈建築〉の境界をスケール感で見つめてみたものだ。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e続く 2020年1月に開催された、上野の森美術館ギャラリーでの展覧会「Brillia Culture Spice」では、八重洲での「Book Para-Site」を経ての作品として、「Book Para-Site 2―betwixt boards」を展示した。このサイズの作品を制作する過程で、想像していなかった新しい発見があった。人間よりも明らかに大きな「Book Para-Site」を制作するときの気持ちは、多くの人が想像するであろう、そして僕も想像していた〈建てる〉感覚だ。（※ 感覚は想像通りでも、大変さは想像以上だった）\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eそれが、「Book Para-Site 2―betwixt boards」を制作する中の、表紙の革を貼り込んでいく作業で、人に上着を着せる感覚を覚えたのだ。両手を目一杯広げて、右手と左手にそれぞれ革を掴み、本の周りに腕をまわすようにした動きが、まさにそれだった。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eその感覚が僕には新鮮で、スケール感を変えていった時の境界を追究していた〈本〉と〈建築〉という分け方は、もう少し細かく分けていくと、間に〈人間〉が入るように感じられた。これが「ポーラ ミュージアム アネックス展 2020」で発表した新作の Book Para-Site シリーズにつながっていった。そして、このような機会なので付け加えると、僕のスケッチブックには、家具に本が寄生した「ブック・パラサイト」という作品の構想が、2016年に描かれている。家具のスケール感から始まった「ブック・パラサイト」が、3年後に建築、4年後に展示台と経て、今回の展覧会でまた家具へと実現されていったことを、自分のことでありながら興味深く思う。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e出典：\u003ca title=\"ota-bookarts\/bookartsjourney-2\" href=\"https:\/\/ota-bookarts.jp\/b-log\/2020\/03\/12\/bookartsjourney-2\/\" rel=\"noopener noreferrer\" target=\"_blank\"\u003e2020年03月12日 「ポーラ ミュージアム アネックス展 2020」に寄せて—— 太田泰友の Book Arts Journey（2）\u003c\/a\u003e【OTABOOKARTS BLOG】より\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e \u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42147598270632,"sku":"","price":462000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_cabinet_02.jpg?v=1648605151"},{"product_id":"book-para-site-19-rug","title":"Rug","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e本に擬態するラグ。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e«Rug»\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e2020\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e頬ずりしたくなるほどやわらかいラグ、その中に大切そうに包まれた中身は、本なのか。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e細部へのこだわりに妥協を許さない作者が、意外にもお気に入りだという«Rug»。積み重なる紙の層も、繊細な糸綴じもないこのふんわりした本に、どんな魅力があるのだろう。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e大切そうに包まれているのは、大雑把に言えば紙製の平板。そこに、シャギーが長めのラグがふわりと覆いかぶさることで、上装本の肝とも言える見事な「チリ」が出現するのです。この「チリ」によって、ラグは手触りのよく装幀された本表紙に、平板は本へと姿を変えます。小口には、黒色で刻印された\"the state of being physically relaxed and free from pain.（身体がリラックスして、痛みのない状態）\"の一節。まるで背表紙に刻印されたタイトルのように見えます。マットな金色地に黒の刻印、そして余裕のあるチリ、それぞれが程よい重厚感を演出しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e小口側に少し巻き込むように見えているチリは、この«Rug»ならではの味わい。「チリ」（漢字で「散り」と書きます）とは、製本で本を包んで仕上げるときに、天、地、小口からそれぞれひとまわり大きくはみ出させた表紙の内側の部分のことを言います。また、製本用語以外に、建築用語として古くから存在しており、この二つは現象としてはほぼ同じ内容を指しています。建築用語の「散り」は、部材などの取合いにできる小さな段差、\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e二つの材面がわずかにずれた部分\u003c\/span\u003eわずかにずれた部分のこと。このズレ（散り）を浅くしたり深くしたりすることで、空間的な重厚さや軽快さを表現するのだとか。このことからも、建築と本を比較研究し続けている作者ならではの表現手法だということがおわかりいただけると思います。本は細部に宿るのです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e«Rug»の面白さを一言で表すならば、その最たる特徴は、最小限の工程で本をつくり出すことに成功している、という点に尽きます。既成品のラグは二つ折りに包んだのみ、本体も紙の層は使わずにボール紙で成形しており、筋押しも、糸綴じも、していません。素材をそのまま活かして、素材同士が互いに本らしさを引き出す状況を作り出したのです。偶然の大発見とも言えるこの«Rug»は、Book Para-Siteシリーズの中でも異色の作品と言えます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eBook Para-Siteシリーズの誕生は、作者が大学時代に最も影響を受けたウィリアム・モリスの書き記した一節に由来しています。「〈芸術〉の最も重要な産物でありかつ最も望まれるべきものは何かと問われたならば、私は〈美しい家〉と答えよう。さらに、その次に重要な産物、その次に望まれるべきものは何かと問われたならば、〈美しい書物〉と答えよう。」（『理想の書物』ちくま学芸文庫より）\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cstrong\u003eBook Para-Siteシリーズのコンセプトについて、作者のメッセージ：\u003c\/strong\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e本と建築は似ている。本にも「扉」や「柱」と呼ばれるものがあるし、動線を考えながらレイアウトを作り込んでいく点もよく似ている。人間よりも小さく、手で持つことができるのが本で、人間よりも大きく、身体として入ることができるのが建築だ。大きさは異なるが、共に宇宙だ。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e「最も重要な『芸術』を問われたなら『美しい家』と答えよう、その次に重要なのは『美しい書物』と答えよう――。」私がブックアートの制作を始めた当時、大きな影響を受けたウィリアム・モリスの言葉にも、本と建築の関係性を読み取れる。建物の形に合わせて寄生するように存在する「本」が、新たな「本と建築の関係」を生み出す。\u003cbr\u003e    2019年以降、私が制作するブックアートに、手に収まらないものが出てきている。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e2019年11月から、Brillia ART AWARD 2019 の入選作品として、東京・八重洲の東京建物八重洲ビルで展示をした作品「Book Para-Site」は、先のモリスの言葉をずっと意識してきた僕が、初めて〈本〉と〈建築〉の境界をスケール感で見つめてみたものだ。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e続く 2020年1月に開催された、上野の森美術館ギャラリーでの展覧会「Brillia Culture Spice」では、八重洲での「Book Para-Site」を経ての作品として、「Book Para-Site 2―betwixt boards」を展示した。このサイズの作品を制作する過程で、想像していなかった新しい発見があった。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e人間よりも明らかに大きな「Book Para-Site」を制作するときの気持ちは、多くの人が想像するであろう、そして僕も想像していた〈建てる〉感覚だ。（※ 感覚は想像通りでも、大変さは想像以上だった）\u003cbr\u003e    それが、「Book Para-Site 2―betwixt boards」を制作する中の、表紙の革を貼り込んでいく作業で、人に上着を着せる感覚を覚えたのだ。両手を目一杯広げて、右手と左手にそれぞれ革を掴み、本の周りに腕をまわすようにした動きが、まさにそれだった。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e その感覚が僕には新鮮で、スケール感を変えていった時の境界を追究していた〈本〉と〈建築〉という分け方は、もう少し細かく分けていくと、間に〈人間〉が入るように感じられた。これが「ポーラ ミュージアム アネックス展 2020」で発表した新作の Book Para-Site シリーズにつながっていった。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eそして、このような機会なので付け加えると、僕のスケッチブックには、家具に本が寄生した「ブック・パラサイト」という作品の構想が、2016年に描かれている。家具のスケール感から始まった「ブック・パラサイト」が、3年後に建築、4年後に展示台と経て、今回の展覧会でまた家具へと実現されていったことを、自分のことでありながら興味深く思う。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e出典：2020年03月12日 \u003ca title=\"ota-bookarts\/bookartsjourney-2\" href=\"https:\/\/ota-bookarts.jp\/b-log\/2020\/03\/12\/bookartsjourney-2\/\" target=\"_blank\"\u003e「ポーラ ミュージアム アネックス展 2020」に寄せて—— 太田泰友の Book Arts Journey（2）\u003c\/a\u003e【OTABOOKARTS BLOG】より\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42147618816168,"sku":"","price":247500.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/ota_yasutomo_rug_02.jpg?v=1648608494"},{"product_id":"土木工要録","title":"土木工要録","description":"\u003ch1 style=\"text-align: left;\" data-mce-fragment=\"1\" data-mce-style=\"text-align: left;\"\u003e\n\u003cstrong\u003e 150年前の名もなき人が\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e水害から守るために考案した\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e３次元の本。 \u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eいたって簡素な表紙。しかもテーマが「土木」。外側も内側もこの上なく地味。市場でなぜまた手にとる気になったのか、いまでは全く思い出せないのですが、しかしとりあえず開いてみて、驚いたのがこの本との最初の出会いでした。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e何にそんなに驚いたかと云えば、その解説図のつくりです。要は完成した段階では隠れてしまう構造をどのようにすれば伝えられるかという一点で、果敢に攻めた本とでもいいましょうか、一番上に貼り付けた完成図をめくると一段階前の状態が図示され、その図をめくればさらにそのひとつ前の段階が現れるという、透視図のようなつくりとなっています。現在であればパソコンのソフトでレイヤーを分けて作図するところを、約150年前の人は、紙と筆という最低限（当時の最大限）の道具で工夫を凝らし、なんとか完成させたのです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e     \u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e「江戸時代の幕府普請方の技術にお雇い外国人から学んだ洋式工法を加味した，土木施工便覧である。工事の基礎から仕上がりまで幾枚もの絵図を積み上げ，透視図風に貼り込んだ手作りの労作として評価が高い。」（\u003ca href=\"https:\/\/www.lib.muroran-it.ac.jp\/kityou\/dosen\/syomei\/dobokukouyouroku.html\" title=\"https:\/\/www.lib.muroran-it.ac.jp\/kityou\/dosen\/syomei\/dobokukouyouroku.html\" target=\"_blank\" rel=\"noopener noreferrer\"\u003e室蘭工業大学付属図書館サイト\u003c\/a\u003eより）\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e『土木工要録』は治水に関連した土木技術書です。天・地・人の本文に全ページ解説図で構成される附録2巻がついた全５巻からなるもので、ここでご紹介するのは附録のうちの1冊です。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e３次元の事物をどのように２次元のツールで伝えるか。ITの飛躍的な発展以前、視覚文化のテーマには、長らくこの課題がついて回っていたものです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e江戸時代の「茶室起こし絵」という立体絵本があります。「起こし絵」はひろげて、また折りたためるという点は驚異的ではあるものの、あくまで模型。２次元の平面内に留まりながら、正しい情報の伝達を志したこの『土木工要録』 の方が、なんだか潔いようにも思えてきます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e21世紀の今日でさえ、河川のもたらす災害をみずにすむ年はありません。治水は日本の宿命ともいうべき永遠の課題です。この1冊におさめられたギミックは、水によって奪われる人・モノ・コトと真摯に向き合った、いまは名もなき人たちの叡智の結晶でもあるのです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e『土木工要録』は土木学会附属土木図書館による「戦前土木名著100書」にも選ばれています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e※下記の通り\u003ca href=\"http:\/\/library.jsce.or.jp\/Image_DB\/s_book\/jsce100\/pdf\/24084\/24084_01.pdf\" title=\"大聖牛之圖- 中聖牛右淮木品重蛇籠寸間見 - 土木学会\" target=\"_blank\" rel=\"noopener noreferrer\"\u003e土木学会附属土木図書館デジタルアーカイブス\u003c\/a\u003eと異なる点があります。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e枠出之図=貼込1図欠、腹籠之図=貼込2点有(アーカイブは貼込なし)、 地杭打タル図=3図欠 \u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 佐藤真砂\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42147732848808,"sku":"","price":55000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/dobokukoyouroku_00.jpg?v=1649219966"},{"product_id":"水貼りシール","title":"百貨店の水貼りシール","description":"\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cstrong\u003e絶滅した小さな紙片、\u003cbr\u003e百貨店の水貼りシール。\u003cbr\u003e戦前〜1960 年\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e丸形、四角形、菱形など、目にたのしいこれらの小さな紙片は、戦前から1960年頃まで、主にお店先で包装紙の端を止めるために使われていたシールです。今回は、大切にファイルに収められていたこの上ない状態のコレクションをご紹介します。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eエンボス加工や型抜きなど、小さな紙片にしてはデザインに工夫を凝らしたものが多く、人気のある紙モノのひとつ。還暦前後の人間が実際に使われているのを記憶している最後の世代ではないでしょうか。百貨店からチェーン店ばかりか個人商店まで使っていた水貼りシールですが、便利な印刷セロテープにとってかわられ、残念ながら、現在ではまったく見かけなくなった、正真正銘の絶滅危惧種です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e意外に縁が深いのが古本屋で、水貼りシール仕様の値札用のストックがいまも残っているというお店の話もちらほらあるようです。また、古本屋で販売している本の後ろ表紙に貼りついている水貼りシールを目当てに、古書を求める方も居るとか。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e水貼りシールは、切手と同様、裏側に糊が敷いてあり、水をつけて使います。現在では、どの店もセロファンテープを惜しみなく使って商品を包むようですが、その昔は、大切な手紙に似合う切手をそっと貼り付けたように、用途や催事、店舗によって多くの種類が使い分けられていたようです。包みの最後にポンとひとつ貼ることで、贈る気持ちを託したのでしょう。それが証拠に、老舗百貨店の高島屋が34種、三越24種、大丸25種など、１つの店舗でも実にたくさんの種類の水貼りシールを準備していたことがわかります。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e数多ある水貼りシールの中でも百貨店のものはナショナル・ブランドとしての格にふさわしく、図版の細かさ、エンボスの高低など、細部にわたり精度の高いもの多数。包装を解く際に、破損して捨てられる運命にあるので、昔のものはほぼ残っていないのですが、今回出品するのはすべて未使用の希少品です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e水貼りシールの名称について：\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e比較的目にする紙モノですが、実は正式名称が定かではありません。「シタダシレッテル」ではないのかと云うお客さまもいらっしゃいましたが、それは例えば「亀の子たわし」のようにメーカー名で呼ぶことになるような気もします。商標レッテル、商標ラベルと呼べそうですが、こちらはもっぱらマッチラベルや瓶・缶・函などに直に貼ったり商品に添えたりするものに使われます。こうした他のラベル類とするため、日月堂では水貼りシールと呼ぶことにしています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eText by 佐藤真砂\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42148154278056,"sku":"","price":66000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/DSC_6351.jpg?v=1648553746"},{"product_id":"cartes-peinte","title":"CARTES PEINTE","description":"\u003ch1\u003e\u003cstrong\u003e27人のアーティストが参加した\u003cbr\u003eトランプのかたちをした\u003cbr\u003e小さな作品集。\u003cbr\u003e\u003c\/strong\u003e\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e使えないトランプカードを見つけました。もともと使うために作られていません（と推測します）。54枚のカードは図柄がすべて違います。一般的なトランプのように、数字とマークがきちんと描かれているものもありますが、それはほんの一部。本当にすべてのカードが揃っているのか、売り主の責任として照合を試みたものの、これが骨の折れる作業でした。結論として清水晃と中西夏之の絵面はちょっと無理があるので、このカードで神経衰弱でもしようものなら、身体が衰弱する恐れがありますのでご注意ください。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eタイトルの« CARTES PEINTE »（カルト・パント）は絵札を表すフランス語で、当品では「現代美術の第一線で活躍中のアーティスト27名の作品によるオリジナル・トランプ」(冊子より)を指すのだそうです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eそんなトランプづくりに参加したのは、現代美術の第一線で活躍中の日本人アーティスト。高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之、中村宏、菊畑茂久馬、横尾忠則、田名網敬一、村上善男、宇佐美圭司、加納光於、池田満寿夫、野中ユリ、元永定正、谷川晃一等。付属の冊子にはカード×作家の一覧と、美術評論家・石崎浩一郎による作家紹介が掲載されています。アーティスト27名・2点ずつの作品を絵柄として使用、トランプの格好をした作品集とも言えます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこの無謀とも画期的とも言える企画を実現したのは、1980年頃に表参道のハナエモリビルにあったアンティーク・ナンシー内エディション・ナンシー。発行人は現代舞踏家として知られている三浦一壮です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eトランプカード本体以外に、当時並行して開催されたとみられる「カルト・パント展」(銀座 \u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eGALLERY505\u003c\/span\u003e代表・永松磨里央)の案内状及び専用封筒が付いています。が、しかし、トランプの刊行と展覧会開催が何年だったのかが分かりません。参加アーティストである須賀啓の年譜によれば1981年、清水晃の年譜では1982年とされていて、一体どちらなんだか。そもそもトランプ発行と展覧会が同じ年だとも限らない。そのため、正確な時期が特定出来ておりません、その真相は謎のままです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e調べたところ、商品としては同じ «CARTES PEINTE» で、単品と２つセット入の２種類が存在しているようです。今回出品するのは２つセットで内１つは未使用の極美品。もう二度と出会えないかもしれない、そんな逸品です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eブックハンター佐藤真砂のつぶやき：\u003c\/strong\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eあまり知られていないことかも知れませんが、ギャラリーのDMには年記のないものが驚くほど多く、一方で、インターネットでは今回同様情報が食い違うケースに度々見舞われて、画廊で開催された展覧会がいつのことだか特定するのは、エフェメラ屋の頭痛の種のひとつです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eアーティストの年譜から拾えた今回は(といっても食い違っているわけですが)まだラッキー。例えば郵便番号が7桁になったのはいつからだっけ?とか、電話番号が10桁になったのはいつからよ!とか、この人何者? に始まり この建物竣工はいつなんだ? などなど、調べても調べても何のヒントも得られない徒労感を避けるためにも、お願いです画廊のみなさん、DMには必ず年度を入れて下さい。いまからたかだか40年ほど前のことでも、正しく記録されないかぎり、実に簡単にあっけなくその消息は分からなくなってしまうものです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 佐藤真砂\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42173367713960,"sku":"","price":33000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/cartespeintes_01.jpg?v=1649219393"},{"product_id":"shochikuza-news-1926-1931","title":"松竹座ニュース 1926~1931","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e 彗星のように消えた\u003cbr\u003eプラトン社の\u003c\/strong\u003e\u003cstrong\u003e映画パンフレット\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e«松竹座ニュース»\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eデザイン性の高さが目を引くパンフレット、最近はめっきり減りましたね。しかし、大阪が大大阪と呼ばれていた華やかな時代には、既にあったのです。タイポグラフィもグラフィックデザインも優れた、なんとしても手に入れたいと思わせるパンフレットがあったのです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e戦前の映画館では、館ごとに上映中の映画と翌週かかる映画の情報を提供する「週報」を発行していました。なかでも表紙のデザインで目をひくのが「松竹座」の週報です。表紙のデザインを手がけたプラトン社は、大阪の化粧品会社「中山太陽堂」（現\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eクラブコスメチックス\u003c\/span\u003e）が設立した伝説のモダニズム出版社。1922年に創業し1928年に廃業するまでのたった6年間のあいだに、フランスの高級モード誌『ガゼット・デュ・ボン・トン』のファッションプレートを参考にした文芸\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e雑誌『女性』や高級家庭娯楽誌『苦楽』を創刊し、挿絵や装幀に手腕を発揮した\u003c\/span\u003e山六郎や、のちに資生堂で勇名をはせる山名文夫などを輩出しました。もちろん、裏表紙のクラブ化粧品の広告も優れたデザイン揃い。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e特に「メトロポリス」のパンフレットは、フリッツ・ラング監督によるドイツ無声映画の傑作であるせいか、前衛芸術の影響を受けた斬新な表紙デザインの相乗効果か、海外にも熱心なコレクターが存在するほどです。「メトロポリス」のパンフレットはヴァリエーションも多く、デザイン的にも力作揃いで、一時は集めてみようかと思い6～7種程度集めたこともありますが、その後も異種を目にするなど実際に何種類存在するのかは、いまもって分かっていません。ご存知の方いらっしゃいましたら、是非ご教示いただきたいと思います。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cstrong\u003e佐藤真砂のエフェメラエピソード：\u003c\/strong\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e近年時々ヤフオクで話題となる「メトロポリス」のパンフレットを初めて手にしたのは2001年のことで、2002年1月の百貨店即売会のオークション企画に出品しました。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e当時、日月堂にとっては驚異の価格35,000円也で落札され、その時の落札価格を以後長らく「メトロポリス」の売値としていました。落札した「メトロポリス」を引き取りに百貨店に現れたのがまだ年若い男性二人で、興奮気味だったことも印象深く覚えています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e紙一枚に数万円! それでも探している人が居る! \u003cbr\u003e－紙モノのもつ可能性を教えてくれたのが松竹座ニュースでした。\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003eText by 佐藤真砂\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42176395772072,"sku":"","price":84000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/shochikunews_01.jpg?v=1649436209"},{"product_id":"日比野孝三の絵葉書","title":"日比野孝三の絵葉書","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e 時は、1900年代。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eアメリカ西海岸のポートランドに\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e«古屋商店» というヨロズヤがあった。\u003c\/strong\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e明治40(1907)年～大正1(1912)年頃の和洋折中絵葉書コレクション、その数125点を一挙にご紹介します。図柄も実にさまざまで、観光地の記念ハガキや洒落た年賀状、趣向を凝らした私製絵葉書まで、その種類の多さから、郵便が最たる通信手段だった当時の様子をうかがい知ることができます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e使用済の宛名面から、所有者は当時のアメリカのヨロズヤ「古屋商店」支店長日比野孝三と特定できました。絵葉書は日比野宛51枚、その他日本人宛11枚、白木屋関係4枚と、私製絵葉書20枚、アラスカ・ユーコン太平洋博覧会(シアトル)公式ポストカード未使用8枚など。使用済みのものはアメリカ国内郵便が多く、各地にいた同朋との交流をうかがわせる。業務に関連する連絡関係が少ないことが惜しまれますが、状態は良く、絵柄や写真はもちろん、切手や消印などのディテールも、グラフィック的な要素としてたのしむことが出来そうです。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003cem\u003e「ヨロズヤとは、北米に移住した日本人移民が食品を中心として日本から様々な雑貨を輸入し販売した食品雑貨店のことを指す。ただし、事業は食に限らず広範にわたり、現在の総合商社のような業務を行っていたところが多く、まさにヨロズである。(中略)海外へ移住した日本人移民は、すでに19世紀末から食品や雑貨を輸入しており、(中略)その頃ポートランドには、古屋商店や伴商店、松島商店などがあった。」\u003c\/em\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e2016年\u003ca href=\"https:\/\/www.kikkoman.co.jp\/kiifc\/info\/rp20160326.html\" title=\"https:\/\/www.kikkoman.co.jp\/kiifc\/info\/rp20160326.html\" data-mce-href=\"https:\/\/www.kikkoman.co.jp\/kiifc\/info\/rp20160326.html\" target=\"_blank\"\u003eキッコーマン食文化講座「ヨロズヤの世界と日系人の食」\u003c\/a\u003e2016年3月26日 小嶋茂 \u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003cp\u003eたった一枚の絵葉書から、送り主と受取人の関係、その時代や地点、生きた人間の確かな存在を知ることが出来ます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e私が初めて市場で落札した紙モノは絵葉書でした。当時はまだ古い絵葉書にはあまり人気がなく、市場でも会場隅の陳列台のその下に押し込まれているなど冷遇ぶりは一目瞭然でした。そんな絵葉書を初めて仕入れたのは大岡山で店をやっている当時のことで、店頭の100円均一の本でさえさっぱり売れない状況打開にならないかと仕入れてみたのがきっかけです。落札したみかん箱1つ分の絵葉書はほとんどが海外の観光地の写真絵葉書で、モンサンミッシェルだけで10枚ほどあり、それを店内に目立ところに貼り出してみると1枚300円で面白いように売れます。絵葉書は売れると味をしめました。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e主に日本人が海外で買って帰ったものを仕入れていたのですが、戦前のしゃれた絵柄のものに手を出し始めると、日本人が海外から留守宅に送った絵葉書がまじることが増えました。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e例えば単身で長らく海外赴任しいるお父さんが日本に残してきた幼い子どもたちに宛てた絵葉書(たいてい全文カタカナで書かれています)などにはとくに心情がこもっていて、絵葉書を読むことの面白さに気付きました。一枚の紙の上、寂しさをおし隠して面白おかしく子どもをあやすような文面の向こうに、人間が立ち上がってきます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eエフェメラを扱う面白さ・奥深さを初めて教えてくれたのもまた絵葉書だったように思います。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eText by 佐藤真砂\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42176396165288,"sku":"","price":33000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/yorozuya_01.jpg?v=1649436385"},{"product_id":"trees","title":"Trees","description":"\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cstrong data-mce-fragment=\"1\"\u003e輪島の杉皮紙と\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eニューヨークのカエデの\u003cbr\u003eオートクチュール。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/strong\u003e\u003c\/h1\u003e\n\u003cp class=\"p1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e世界でもっとも優れたアートブックを作る出版社の一つ、ニューヨークのカルドウェイ・プレスが1988年に発表した力作。著者は、ガンナー・カルドウェイ本人。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e書名が「Trees」と複数形で表記されているように、この本は、なにか特定の樹木を取り上げているのではない。「樹木たち」が置かれている状況、「樹木たち」の姿かたちについての普遍的なまなざしが大胆な版画とともに詩作されている。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e図版の素材となっているのは、カエデの木。マンハッタンから車で3時間ほど離れたニューヨーク州ポエステンキルに自生していた樹齢200年以上の巨木だ。印刷は、カルドウェイ本人の手による活版印刷（レタープレス）。活字は、30ポイントのFutura（と奥書にある）。そして用紙は、遠見周作の杉皮紙。これを世界で40部だけ作った。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこの一冊に価値は、遠見周作の杉皮紙をまとっていることにあります。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e遠見周作は、能登半島の輪島に漉き場をかまえたペーパーメイカー。もともと和紙の産地ではなかった能登半島のはじっこの仁行に単身移り住み、輪島合鹿椀のつつみ紙などを漉いて糊口をしのぎながら、1949年頃から本格的に和紙づくりを始めます。楮にたよらず、土や草など身の回りの自然を漉きこんだ独特の和紙は、能登仁行和紙（のとにぎょうわし）と称され、世界各地から注文が入るようになります。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e杉皮紙は、名前のとおり、杉の皮からつくった和紙で、遠見周作が創案しました。きっかけは、終戦後、楮が手に入らなくて困っていたとき、製材所のすみっこで踏まれるがままに捨てられていた杉の皮をみかけたこと。雨に打たれてしっとりと黄金色に映った杉の皮が目に焼きついていた。それで勢い、楮から和紙をつくるのをやめたものの、はじめのうちはうまくいかない。粗くて太い杉の繊維はとてもじゃないけどあつかいにくく、能登ヒバの繊維をまぜるなどして試行錯誤しながら、ついに完成させます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本書が刊行された1988年は、遠見周作の没年にあたる。本書の奥書に「Paper by Shusaku Tomi, Wajima, Japan」と遠見周作の紙（杉皮紙）だと書かれているので、そうであれば、ひょっとしたら最後の仕事だったのかもしれません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこうして、ガンナー・カルドウェイは「樹木たち」というコンセプトを完遂するために、自然を漉きこむ輪島の遠見周作に白羽の矢を立て、杉皮紙をオーダーし、ポエステンキルまで出向いて樹齢200年のカエデ（メープル）から図版を起こし、じぶんのプライベートプレスであるカルドウェイ・プレスから限定数のみ発表した。いやはや、これはやはり、かなりの力作です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田理\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42180747133096,"sku":"","price":200000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/Trees_KaldeweyPress_01.jpg?v=1649441111"},{"product_id":"nederlandse-postzegels-1987-88","title":"Nederlandse postzegels 1987+88","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e 天才イルマ・ボームの\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e書物史上まれにみる\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003eうつくしい失敗作。 \u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eイルマがオランダ国立印刷出版部門（Staatsdrukkerij en）に勤めていた会社員時代に手がけた本です。お相手は、オランダ国営郵便会社（PTT）で、Karel Martensなどダッチデザインのパイオニアたちが1920年から毎年のように担ってきた、歴史ある切手年鑑のしごとでした。まだ無名だったイルマが、1987年と1988年の2冊の年鑑を、手がけることになったのです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eイルマのデザイン方針は、その年に発行したデザイン切手やその年に使われた消印スタンプをもれなく収録しながら、切手図案やモチーフと関係づけられる別のイメージも連想的に並べることで、切手デザインをたくさんのイメージの上に、浮上させる試みでした。\u003cbr\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e切手デザインを多重多層に浮上させるしかけは、印刷と製本の方法に如実にあらわれています。なんといっても袋綴じの製本に、最大の特徴があります。カットされることを前提としないので、アンカットや仮綴じの製本とは違います。はじめて手にしたときは、このしかけに心底おどろきました。光に透かすと内側に印刷されたイメージが、ウォーターマークのごとく、浮かび上がってくるんです。イメージのおばけみたいに。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eイルマは、開けて見ることのない袋綴じの内側に、表とはちがうイメージを印刷しました。表に見えているページは、オフセットリソグラフィ4色で、袋の内側はスミ１色。で、カラーページを透かすと、過去の亡霊が浮かび上がるかのような効果を発揮するわけです。当時は、日本でいえば昭和のバブル崩壊前。コンピューターでデザインするよりも前の時代なので、あつめてきた膨大なイメージの素材を、ハサミで切って貼って、ゼロックスプリンターを駆使したそうです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003eこうして出来上がった２冊の年鑑は、”Brilliant Failure (素晴らしい失敗作)”と酷評され、切手コレクターからは返本と苦情が山のように返ってきたそうです。たしかに、切手を見やすく並べたカタログを求めていた人には、期待はずれだったかもしれません。これは、カタログというより、紙上の展覧会のようなものですから。しかし、イルマボームの最初の商業出版が失敗作だったとは、おもしろいことです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eとにもかくにも、この本が、世界でもっとも有名なブックデザイナーになる前の若干27才のイルマ・ボームが最初に出版したブックデザインで、受賞歴のある最初のブックデザインです。その後、イルマ・ボームが数々の名作ブックデザインを世に送り出し、「Queen of Books」と称賛されるようになった現在も、この香ばしい”失敗作”は燦然と輝いています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e最後に、ブックデザインと向き合うイルマ・ボームの姿勢がよくわかるインタビューを抜粋して終わります。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003ch3\u003e\n\u003cspan style=\"color: #000666;\" data-mce-style=\"color: #000666;\"\u003e「自分の仕事を建築と比較するとしたら、わたしは別荘を建てるのではなく、公営住宅を建てています。書物は工業的に作られるので、とても上手につくる必要があります。わたしはいわば工業的な生産のためにいます。だから、１冊だけの本というのは嫌いです。 １冊なら、何でもできてしまう。けれど、大量に印刷するには、つねに挑戦しなければならない。それはけっして芸術ではありません。決して、決して、決して。」\u003c\/span\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cspan style=\"color: #000666;\" data-mce-style=\"color: #000666;\"\u003e“I compare my work to architecture. I don’t build villas, I build social housing. The books are industrially made and they need to be made very well. I am all for industrial production. I hate one-offs. On one book you can do anything, but if you do a print run, that is a challenge. It’s never art. Never, never, never.”\u003c\/span\u003e\n\u003c\/h3\u003e\n\u003cp\u003e出典：\u003ca href=\"https:\/\/www.printmag.com\/design-books\/8-snippets-of-design-wisdom-from-book-designer-irma-boom\/\" target=\"_blank\" rel=\"noopener noreferrer\"\u003e「PRINT」2018年7月31日より\u003c\/a\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田理\u003cbr\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42180762992808,"sku":"","price":55000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/postzegels_01.jpg?v=1649434101"},{"product_id":"golf-flicker-book","title":"Golf Flicker Book","description":"\u003ch1 data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cstrong data-mce-fragment=\"1\"\u003eハロッズ社が発行していた\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eゴルフを教えるための\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eパラパラ漫画。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/strong\u003e\u003c\/h1\u003e\n\u003cp class=\"p1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cspan class=\"s1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/span\u003e\u003cspan class=\"s1\" data-mce-fragment=\"1\"\u003e高級百貨店のハロッズ社が発行していた珍しいフリッカー・ブックです。\u003cbr\u003eこのパラパラ漫画は、いまからおよそ100年前の英国で、スポーツと百貨店と映画の揺籃期に誕生した、手のひらの上で動く教材でした。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本の内容は、当時の英国アマチュアゴルフのチャンピオン、シリル・トーリー（C.J.H.Tolley）が「ドライバー」と「アイアン」をスイングするお手本を、まるで動画教材を見ているように見せてくれるというもの。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e現在のようにオンラインの無料動画もなければ、DVDやVHSもなく、映像を複製して誰かとシェアすることが困難だった時代のアイデアです。これがヒットした。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e当時の習慣だったのか、長袖の白いシャツを着て、ネクタイをしめたシリル・トーリー本人が実際に「ドライバー」と「アイアン」をスイングしている数秒間のシークエンスです。定点撮影した数十枚の写真がコマ送りのように印刷されていて、両面印刷なので、パラパラする方向によって「ドライバー」と「アイアン」のどちらかを楽しめるしかけになっています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこの本を制作した会社が、その名もずばり「Flicker Productions」というロンドンの会社。1920年代に「FLICKERS Teach the Game」のスローガンを掲げて、フリッカーブックをつくりはじめた。狙いははっきりしている。各分野を代表するトッププレーヤーたちの一挙手一投足をコマ送りで自由に再生させることができたら、それは国境をこえて、すべてのスポーツ愛好家がほしがるはずだ、と考えたわけです。それで、ハロッズを巻き込んで出版事業としても成立させるわけですから、サイズは小さくても、スケールの大きな本です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eシリーズの最初はクリケットで、その次はテニス、そして次にゴルフでした。本書は、12冊目のフリッカーブックにあたります。その後も、ラクロス、サッカー、水泳、ホッケー、ビリヤード、グレイハウンドレースなど、イギリスで当時人気のあったスポーツが続々と登場します。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eラインナップを見ると「フォーム」が大切なスポーツばかり。トップ・オブ・トップのプロと同じように体が動けば、かならず上達するというわけです。しかも、「理想のフォーム」だけに着目した企画力は理にかなっています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこのシリーズを仕掛けた張本人が、のちのイギリス映画産業の大立者であることは、愉快な偶然です。このフリッカーブックシリーズの背景で、撮影しているカメラマンでもあるその人が、スコットランドの実業家、ノーマン・ルードン（Norman Loudon）です。彼は当時珍しかった高速度写真を実験的に試して、フリッカーブックを実現させました。そして、この本のシリーズが大ヒットしたからかどうかは分かりませんが、直後の1931年に、サリー州シェパートンの貴族から広大な敷地を購入し、撮影スタジオ「シェパートン・スタジオ」（Shepperton Studios）を設立します。ここで、のちのち「時計じかけのオレンジ」から「エイリアン」まで、20世紀を代表する数々の映画が撮影されることになるのです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eホッチキス留めの小さな本で、とりわけ「使う本」だったので、状態のよいものはほとんど見かけません。それでも、20世紀初頭の英国でうなりをあげた珍書として、興味深い一冊です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e※※「Flickers teach the game」シリーズのタイトル一覧\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eCricket\u003cbr\u003e└By Don Bradman\u003cbr\u003e　 No.1 Drives\u003cbr\u003e　 No.2 Cuts\u003cbr\u003e　 No.3 Pull\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e└By C.V. Grimmett\u003cbr\u003e　 No.4 Leg Break\u003cbr\u003e　 No.5 Googley\u003cbr\u003e　 No.6 Overspin\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eTennis\u003cbr\u003e　By Miss Betty Nuthall\u003cbr\u003e　 No.7 Drives\u003cbr\u003e　 No.8 Service and Volley\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e　By H.W. Austin\u003cbr\u003e　 No.9 Drives\u003cbr\u003e　 No.10 Service and Smash\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eGolf\u003cbr\u003e　By Bobby Jones\u003cbr\u003e　 No.11a Drive and Mashie\u003cbr\u003e　 No.11b Brassie and Iron\u003cbr\u003e　 No.11c Out the Rough and Putt\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e　By C.J.H. Tolley\u003cbr\u003e　 No.12 Drive and Iron Shots\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eFootball\u003cbr\u003e　By Gallacher and Cheyne\u003cbr\u003e　 No.14 Goal and Header\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eSwimming\u003cbr\u003e　By AMERICAN GIRL CHAMPIONS\u003cbr\u003e　 No.15 High Dives\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eHockey\u003cbr\u003e　By Miss K. Doman\u003cbr\u003e　 No.16 Fielding, etc.\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eGreyhound Racing\u003cbr\u003e　 No.20 Hurdling\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eBadminton\u003cbr\u003e　By Mr. J.F.Devlin\u003cbr\u003e　 No.21 Smash and Drop Shot\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eSkating\u003cbr\u003e　By Miss Sonja Henie\u003cbr\u003e　 No.22 Spreadeagle Jump\u003cbr\u003e　 No.23 One Foot Spin\u003cbr\u003e　 No.24 Spin and Jump\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eShooting\u003cbr\u003eMr. R. Churchill\u003cbr\u003e　 No.25 Shooting\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eJUNIOR SERIES\u003cbr\u003e　 No.31 Monkeys\u003cbr\u003e　 No.32 Pelicans\u003cbr\u003e　 No.33 Polar Bears\u003cbr\u003e　 No.34 Eagles\u003cbr\u003e　 No.35 Flip the Frog\u003cbr\u003e　 No.36 Mickey Mouse - Cheese-Trap\u003cbr\u003e　 No.37 Mickey Mouse - Cat-Catcher\u003cbr\u003e　 No.38 Greyhounds\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42180768268456,"sku":"","price":24000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/golf_01.jpg?v=1649434325"},{"product_id":"only-box-lonely-scombroid","title":"only-box «Lonely Scombroid»","description":"\u003ch1\u003e空のまま投函し、\u003cbr\u003eスレやキズや消印によって\u003cbr\u003e空中で完成するアート。\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003eonly-boxシリーズは、詩人の平出隆がさまざまな切手やシール、ときにはスタンプ類をレイアウトして作る「本の箱」です。中身が空のまま投函し、スレやキズや消印によって完成します。同一のものはありません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこの«Lonely Scombroid» は、国産魚の古い切手を貼って、消印で仕上げた本箱です。活字は、Jean-Luc。2016年にトロントで開催された「平出隆展」のために国際交流基金トロント日本文化センターへ宛てて投函したもの。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e平出隆は、詩人で作家、そして装幀家です。『胡桃の戦意のために』など数々の詩書を刊行するものの、そうそうに詩壇や出版界に見切りをつけ、本に切手を貼って送る «via wwalnuts» 叢書を主宰するなど、みずから版行する別の可能性を探求しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこのonly-boxシリーズは、窯のなかで作品が予想外の窯変をとげるように、赤いポストに投函してからの偶然のキズや郵便局員さんの消印によって、完成します。実際に届いてみないと、分からない。そこが面白いところです。箱のおもてにはあらかじめテキストが刻印されていて、ここでも郵便＝出版としての版行を重ねているのかもしれません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cimg src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/only-box-01a-h-624x416_480x480.jpg?v=1649683493\" alt=\"\" data-mce-fragment=\"1\" data-mce-src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/only-box-01a-h-624x416_480x480.jpg?v=1649683493\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eonly-box «Lonely Scombroid» \u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003ebox for 9 brochures of via wwalnuts.\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003elimited to 1.\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003etype: Jean-Luc\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003especially designed with semi-old Japanese stamps of fishes \u0026amp; the postal cancellation mark.\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003efirst sent to Japan Foundation Toronto for TH's exhibition in Autumn of 2016.\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003ethen to you as a book post in crystal parcel after the exhibition.\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田理\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42180776689832,"sku":"","price":44440.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/onlybox_01.jpg?v=1649434695"},{"product_id":"onlybox-b","title":"only-box «Homage to Shiki Masaoka»","description":"\u003ch2 data-mce-fragment=\"1\"\u003e空のまま投函し、\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eスレやキズや消印によって\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e空中で完成するアート。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003c\/h2\u003e\n\u003cp data-mce-fragment=\"1\"\u003eonly-boxシリーズは、詩人の平出隆が各種の切手やシール、ときにはスタンプ類をレイアウトして作る「箱」のプロジェクト。つぶれ防止の処置をして、中身が空のまま投函することで、消印やスレやキズをともなった箱として一個ずつ完成するため、同一のものはない。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eこの«Homage to Shiki Masaoka» は、すこし昔の鳥と正岡子規の切手を貼って、消印で仕上げた箱。活字は、Garamond。2016年にトロントで開催された「平出隆展」のために国際交流基金「トロント日本文化センター」宛に投函したもの、だった。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e平出隆は、詩人で作家、そして装幀家でもある。『胡桃の戦意のために』など数々の詩書がある一方、既存の詩壇や出版界にはそうそうに見切りをつけて、みずから本に切手を貼って送る «via wwalnuts» 叢書を主宰している。このonly-boxシリーズがおもしろいのは、それが空中で完成することだろう。偶然のキズや消印の入り方など、投函してからのことは、予測ができない。おもてにテキストが刻印されることで、郵便＝出版と見立てる版行を重ねているのかもしれない。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cimg src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/only-box-01a-h-624x416_480x480.jpg?v=1649683493\" alt=\"\" data-mce-fragment=\"1\" data-mce-src=\"https:\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/files\/only-box-01a-h-624x416_480x480.jpg?v=1649683493\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eonly-box «Homage to Shiki Masaoka» \u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003ebox for 9 brochures of via wwalnuts.\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003elimited to 1.\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003etype: Garamond\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003especially designed with semi-old Japanese stamps of poet \u0026amp; bird. the postal cancellation marked.\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003efirst sent to Japan Foundation Toronto for TH's exhibition in Autumn of 2016.\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003ethen to you as a book post in crystal parcel after the exhibition.\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003esale prices for hard damage.\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eText by 櫛田理\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42180779344040,"sku":"","price":44440.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/onlybox_b_01.jpg?v=1649434839"},{"product_id":"sent-a-letter","title":"SENT A LETTER \/ ダヤニータ・シン","description":"","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default 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lullaby（リュートの子守唄）」とも呼ばれていて、もともとはリュートの伴奏がつくソロ曲でした。リュートというのは、中近東ではウード、日本では琵琶にそっくりなかたちをした、卵を輪切りにしたような楽器で、おなじように弓を使わず、弦をはじいて音を出す撥弦楽器です。このリュートの子守唄は、17世紀初頭にリュート奏者のウィリアム・バレエによって編集されて定着し、現在はキリストの誕生日に歌われることもある古曲です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e歌詞にはいろいろなバージョンがあるようですが、参考までに一例をあげておきます。この歌詞もベンシャーンは楽譜とあわせて図案化しています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eSweet was the song the Virgin sung,\u003cbr\u003eWhen she, when she to Bethlem Juda came,\u003cbr\u003eAnd was deliver'd of a Son,\u003cbr\u003eThat blessed Jesus hath to name.\u003cbr\u003eLulla, lulla, lula, lullaby,\u003cbr\u003eLula, lula, lula, lullaby, sweet Babe, sung she,\u003cbr\u003eMy Son, and eke a Saviour born,\u003cbr\u003eWho hast vouchsafed from on high\u003cbr\u003eTo visit us that were forlorn;\u003cbr\u003eLalula, lalula, lalulaby, sweet babe, sang she,\u003cbr\u003eAnd rockt Him sweetly on her knee.\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eところで、ベン・シャーンの画業には、みずからの体験に根ざした、弱さへのまなざしが、通奏低音のように響いています。アーティストとして自立するまでに、いろいろな苦難がありました。リトアニアのカウナス（旧ロシア帝国コヴノ）で貧しい木彫職人の子どもとして生まれ、ユダヤ人迫害を逃れるために家族全員でニューヨークに移住。故郷を追いやられて移り住んだブルックリンでは、移民の肉体労働者や失業者がわんさかあふれていて、自らもそのうちの一人として泥水をすするような底辺を生きた。石版画工房で働きながら、独学で美術を学んで、やっとのおもいで、好きな絵を描いて生活ができるようになっていく。そりゃ、線もふるえます。視線の先にいる弱者の内なる声がバイブレーションとなって彼の指先に伝わっているんですから。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e本書は、MOMA（ニューヨーク近代美術館）から1956年に発表された限定275部のうちの一冊。ちょうどその年、ベン・シャーンはMOMAで開催された「アメリカ近代美術：絵画、彫刻、版画」に出品しているけれど、この本との関連はわかっていません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eそれにしても、うつくしい小品です。\u003cbr\u003e今後も、晩年にムルロー工房でつくられたリルケ『マルテの手記』リトグラフ作品や第五福竜丸をテーマに描いた「ラッキードラゴン」シリーズなど、折をみてベン・シャーンは、取り上げてみたい作家です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田理\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default 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data-mce-fragment=\"1\"\u003e1912年生まれなので、ジョン・ケージやジャクソン・ポロックと同じ年です。\u003c\/span\u003e30歳になる頃、たまたま訪れた日本民藝館で芹沢銈介の型染絵と出会い、衝撃を受けます。ほどなくして、芹沢銈介の門を叩き、なんと当時蒲田にあった芹沢家の隣に引っ越してきてしまいます。隣家に住み込み、芹沢銈介の愛弟子として工房で汗をながしながら、民藝運動家たちと深く関わっていきました。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eこのような環境にいれば、日本の産地、日本の風土、日本の民藝モチーフこそが自らの染色スタイルとして発酵していくようなものですが、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e \u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e悳次郎の場合は、ちょっと違いました。同門の兄弟子だった岡村吉右衛門が日本の技で日本の心を染め上げていったのに比べ、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e悳次郎は、\u003c\/span\u003e生来惹かれてきたグレゴリオ聖歌の楽譜や中世祈祷書のミニチュアールを染め変えていきました。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e \u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e悳次郎の\u003c\/span\u003e師匠の芹沢銈介は、人間国宝の染色家であると同時に古物の蒐集家でした。世界各地の民具や骨董や古道具に注目して、アジアからアフリカまで全方位で珍しいものを蒐集していました。他人に見せるためではなくて、黙々と、無造作に、机辺や部屋の一隅に放って置いたようです。ただし、そのものを見る眼は、白洲正子が「へんぺんたるブリキ絵一枚、スプーンの一本にも、桃山時代の屏風を見るのと同じ眼が光っている」と唸るほどでした。世界からの蒐集品でごったがえした\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e \u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e芹沢邸\u003c\/span\u003eの異様な空気は、染織家小島悳次郎が独自の染色世界をつくりだす養分になっていきます。\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\" class=\"s1\"\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e悳次郎は\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e音楽も好きでした。その執心ぶりは、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e戦時下の疎開先に大きな蓄音機を抱えていくほど、生活に欠かせないものでした。\u003c\/span\u003e特に好きだったというヴェルディのオペラとシューベルトのリート（芸術歌曲）は、アトリエの室内でラジオのようにいつも流していたといいます。そうした自然の流れで、音符を型染めするようになり、77歳のときに手がけたのが本書\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eです。\u003c\/span\u003e最晩年の大仕事で、最後の型染版画集。限定80部だけを\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e \u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e自ら染め上げた帙に包みました。\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e \u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e本書「\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003eDie Krähe Winterreise」\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eは、シューベルト「冬の旅 - 第15番 鴉」が題材です。「冬の旅」は\u003c\/span\u003eフランツ・シューベルトが1827年に作曲した代表作です。ウィーンに生まれ、わずか31歳で夭折する短い生涯で、シューベルトはほとんど旅に出ることがありませんでした。そんな\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eシューベルト\u003c\/span\u003eが、後期ロマン派の詩人ヴィルヘルム・ミュラー（Wilhelm Müller）と出会い、ミュラーの詩に付曲して生まれたのが連作歌曲集「冬の旅」です。友人たちからは「こんなの暗すぎて好きになれない」と不評をかっても、シューベルト本人だけは気に入っていました。亡くなった原因は、腸チフスとも梅毒治療のための水銀中毒ともいわれていますが、死の直前まで「冬の旅」の楽譜に校正を入れていたというエピソードは、だれよりも完成を待ち望んでいたことを物語っています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e \u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e本書の型染め楽譜には、カラスと旅人が登場します。\u003c\/span\u003e西洋でカラスは\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e \u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e「\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\" class=\"ILfuVd\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\" class=\"hgKElc\"\u003eあの世とこの世をつなぐ\u003c\/span\u003e\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e」象徴で、その\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003eカラスが旅人にまとわりついて離れないという歌曲\u003c\/span\u003eです。シューベルトの友人たちが忌み嫌った「暗さ」をまさに象徴しているシーンです。ところが、\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e \u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e小島悳次郎の作品をよく見ると、\u003c\/span\u003e12枚の型染め楽譜はどれも彩りが豊かで、死を連想させる\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\" class=\"s1\"\u003e暗澹たる光景はどこにも見当たりません。墓場のカラス、不吉なカラス、はどこにいったのか。むしろ、共に旅をする「旅ガラス」として描かれているです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eここからはわたしの仮説です。悳次郎はシューベルトのカラスを、日本のカラスに翻案したのではないか。厄介者として疎まれる現代のカラスではなくて、太陽神の象徴である「八咫烏」として。つまり、本書\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e「\u003c\/span\u003e\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e \u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eDie Krähe Winterreise」に\u003c\/span\u003e描かれているカラスは、記紀神話の神武東征で、カムヤマトイワレビコ（のちの神武天皇）を熊野から大和へ道案内した伝説のカラス「八咫烏」なのです。そうすると、旅人はカムヤマトイワレビコで、この旅の道中は、熊野から大和へむかう険しい森のなか、ということになる。日本と世界のあいだで、型染めを探求した\u003cmeta charset=\"utf-8\"\u003e \u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e小島悳次郎がそんな換骨奪胎を秘かに企んでいたとしても不思議ではない。\u003c\/span\u003eやっぱり「旅ガラス」でよかったんだ、とひとり合点がいきました。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e型染絵という日本の染色技法で、世界に視線を注いだ小島悳次郎の異才は、まだまだ知られていません。民藝運動が再び注目されている現在の日本でも、だれもきちんと紹介していないと言っていい。それでも、彼が成し遂げようとしたことは、たとえば、文楽の人形遣いがギニョールを操ったり、歌舞伎役者がシェイクスピアを演じるようなことだったのではないか。\u003c\/span\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003e日本と世界のあいだで揺れ動いた民藝の詩魂が、しまいにはカラスを染め変えてしまったのではないか。\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp data-mce-fragment=\"1\" class=\"p1\"\u003e\u003cspan data-mce-fragment=\"1\" class=\"s1\"\u003eシューベルト自身は「冬の旅」の旅人がだれで、どこを旅しているのか、明らかにしないまま早逝してしまった。それでも、小島悳次郎の「冬の旅 カラス」の型染絵は、生の讃歌にあふれています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e「Die Krähe」\u003cbr\u003e作詞：Wilhelm Müller（ヴィルヘルム・ミュラー）\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eEine Krähe war mit mir \u003cbr\u003eAus der Stadt gezogen,\u003cbr\u003eIst bis heute für und für \u003cbr\u003eUm mein Haupt geflogen.\u003cbr\u003eKrähe, wunderliches Tier, \u003cbr\u003eWillst mich nicht verlassen? \u003cbr\u003eMeinst wohl bald als Beute hier \u003cbr\u003eMeinen Leib zu fassen?\u003cbr\u003eNun, es wird nicht weit mehr gehen \u003cbr\u003eAn dem Wanderstabe.\u003cbr\u003eKrähe, lass mich endlich sehn \u003cbr\u003eTreue bis zum Grabe!\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e一羽の烏があの街から\u003cbr\u003e僕のあとについて来た\u003cbr\u003e今日まで絶えることなく\u003cbr\u003e頭の上を舞っていた\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e烏よ、おかしな奴め\u003cbr\u003e僕を見捨てる気はないのか\u003cbr\u003e多分もうじきここで\u003cbr\u003e僕の体を餌にするつもりだな\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eまあいい、いくら杖にすがっても\u003cbr\u003eもうこれ以上進めはしまい\u003cbr\u003e烏よ、最期に僕に見せてくれ\u003cbr\u003e墓まで続く誠実というものを\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eText by 櫛田 理\u003cbr\u003e\u003c\/span\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default 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data-mce-fragment=\"1\"\u003e丈夫な外箱の表と裏面には、庫淑蘭が自分の化身として創作した剪紙の神様「剪花娘子」と、生命樹の２つの作品が印刷されています。庫淑蘭の代表作ともいえる、色鮮やかで滋味深いそのイメージに、圧倒される人は数知れず。スリーブ式の箱の中には、ソフトカバーの本が２冊入っています。１冊目は、庫淑蘭独自の剪紙創作プロセスを解説。まずは作品からモチーフや文様を抽出し、分類。密着取材で捉えた創作工程を図解にしたり、１つのモチーフにも多様な表現手法、技法があることなど、実例を挙げながら提示してくれる内容です。２冊目の前半は、庫淑蘭自身の物語、黄土高原の文化風俗をテキストで伝え、後半は晩年に制作した作品とそれぞれの作品に関連する歌の歌詞を紹介しています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e剪紙とは、中国に古くから伝わる切絵のことで、庫淑蘭が暮らした黄土高原では、農業の合間に女性たちが剪紙を切る伝統があります。祝いの剪紙、弔いの剪紙、治療の剪紙など、年間行事から人生の節目まで、黄土高原の人々にとって、剪紙は暮らしに不可欠な要素でした。悠久の歴史を経て、中国全土で地域ごとにさまざまな発展を遂げた剪紙は、「１枚の紙から図像を切り出す」、「単色の紙のみを使う」あるいは「白い紙を切り出した後に筆で彩色を施す」、「モチーフは縁起が良いとされる限られた動物やシンボル」など、大きな概念はどの地域でも共通しています。しかし、庫淑蘭だけは例外でした。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e制作面では、色紙を多様し、それぞれのパーツごとに切り分け、重ねたり、自家製の糊で貼り合わせたりしながら、それまで誰も見たことのない彼女だけの剪紙世界を築き上げました。取り上げるモチーフも、縁起の良し悪しや伝統に則らず、日常に在る食器や家具、庭木や果実、自分の夢告体験や宗教画まで、自分が切り出したいものをひたすら切りつづけたのです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eもうひとつ、特記すべきなのは、彼女はいつも歌を歌いながら剪紙を切っていたこと。本書中、黄土高原の民謡から、自分でアレンジを加えたあそび歌まで、その歌詞が紹介されています。貧しい暮らしの中で、その現実から逃避するように、幻想が現実に化けるように、剪紙を切つづける行為は、彼女の祈りを捧げるひとつの手法だったのかもしれません。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e初版は、1997年に台湾で刊行された繁体字中国語版。本書は2019年に刊行された繁体字の第二版です。2009年には中国本土で中国語簡体字版が刊行されています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u2028\u003cstrong\u003e漢聲について：\u003c\/strong\u003e　\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e台湾で生まれた漢聲雑誌は、世界に類例のない刊行物です。粘り強い編集力と創意あふれるブックデザイン。取り組む主題は中国民衆のエネルギーに支えられた民間文化。「漢聲」の試みは、中国文化の枠を超え、アジア全域の心ある人びとに強い衝撃を与えています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42182056083624,"sku":"","price":12000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/Hangsheng_a_01.jpg?v=1649478359"},{"product_id":"漢聲雑誌116-117-曹雪芹風箏圖譜","title":"曹雪芹紮燕風箏圖譜","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e弱きもののために\u003cbr\u003e«紅楼夢» の曹雪芹が伝えた\u003c\/strong\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cstrong\u003e幻の燕凧指南書。\u003c\/strong\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e箱は燕凧の輪郭が型抜きされ、表紙で虹色の空に燕型の凧が泳ぎ、73種もの鮮やかな燕型凧が、ページを捲る度に現れる様子は迫力満点。中国独自のエキゾチックな魅力と大胆な民族性を感じさせることから、海外からの評価も高く、2007年にはドイツ・ライプツィヒで行われた世界で最も美しい本コンクール(\u003ca href=\"https:\/\/www.stiftung-buchkunst.de\/en\/best-book-design-from-all-over-the-world\/the-competition\/\" title=\"https:\/\/www.stiftung-buchkunst.de\/en\/best-book-design-from-all-over-the-world\/the-competition\/\" rel=\"noopener noreferrer\" target=\"_blank\"\u003eBEST BOOK DESIGN FROM ALL OVER THE WORLD\u003c\/a\u003e)にて大賞を受賞しています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e『曹雪芹紮燕風箏圖譜』は、視覚的な美しさが際立つ本ですが、実は奥深い精神的な美しさを持ち合わています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e２冊セットの１冊目は『曹雪芹紮燕風箏圖譜』。名前の通り絵図を軸に全73点の燕凧を彩色で紹介、構造やつくり方のコツはもちろん、凧の系譜（家系図のようなもの）まで記された内容の豊富さは、ほかに類例がありません。本来玩具である凧を擬人化させ、老若男女や体型、相互関係から系譜を編み出している点から、曹雪芹自身が燕凧を大切にしていたことが伺えます。２冊目は『曹雪芹扎燕风筝考工志』。考工誌とは、中国最古の技術書の名称で、現在でも楽器の製造や都市計画など、構造・規格・製作技術に関する専門書に用いられる言葉です。この本では主に燕凧づくりに欠かせない「歌訣（がけつ）」すなわち「うた」を紹介。１冊目が視覚的な美しさとすれば、２冊目がこの本の精神的な美しさの源泉と言えます。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eそもそも、曹雪芹は当時（刊行年不明、そもそも刊行されていない可能性がある）原著『南鹞北鳶考工記』を全８シリーズ『廃藝斋集稿』の内の１冊として刊行しました、全シリーズに共通したコンセプトは、生活弱者のための職業指南。障害を持った人や貧しくて教育を受けられない青少年、高齢者など、社会的に弱い立場の人に向けて、同情よりも技術を託し、自活力を養うことこそが、彼等の生活環境の改善につながる、という志のもと書かれた実用書だったのです。同シリーズは、ほかに調理や造園、篆刻や染織などそのテーマは多岐に渡ります。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eテーマの1つに燕凧づくりを選んだきっかけは、曹雪芹の友人が脚を患い、生活が立ち行かなくなり、曹雪芹に助言を求めたことでした。曹雪芹は手に職を持つことが根本的な改善になると考え、もともと手の器用だった友人に燕凧のつくり方を伝授し、富裕層に売りに行くように指導しました。計画は見事に成功し、翌年この友人はたくさんの御礼の品を携えて曹雪芹を訪ね、感謝の意を伝えました。この出来事をきっかけに、曹雪芹は自分も得意だった燕凧づくりの基本とコツを絵と歌にまとめ、一冊の本として綴じたのです。本書の発行者であるHuang Yongsongは、特にこのきっかけを突き止めたことで、本書の刊行を決意したのだと、熱っぽく話してくれました。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eシリーズを通して特筆すべきは「歌（歌訣）」にあります。シリーズ中、説明、解説はすべて歌として記されているのです。これは、文字の読めない人でも、目の悪い人でも、子供でも、歌を口ずさむことで、その技術を自然と習得することができるように、という曹雪芹のやさしさ、配慮でした。この歌は、日本の短歌や和歌に似て、ドレミのような音階はなく、中国語独自のリズムや韻を踏む詩歌のようなものです。\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cstrong\u003e底本『南鹞北鳶考工記』と『廃藝斋集稿』シリーズについて：\u003c\/strong\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eつい数年前まで著者が曹雪芹なのかさえ確証がなかった底本は謎多き幻の本です。正式に刊行された記録は残されておらず、実物を見たことがあるのは、戦時中に現中国美术学院の前身、国立芸術院及び国立芸術専科学校で教鞭をとっていた日本人教師、高見嘉十と、その生徒数名、そして原著の所有者とされる金田という日本人のみ。高見嘉十たっての希望で、金田に燕凧づくりの原著の貸し出しと写本の許可を申し込み、１ヶ月という限られた時間の中で写し終えた一部が、『曹雪芹紮燕風箏圖譜』の底本です。残念ながら同シリーズのほか７冊については、わずかな記録も残されていません。更に悔やまれることに、1945年終戦と同時に金田は原著を持って日本へ帰国、その後の行方はわかないまま、幻の本となってしまいました。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42182064636072,"sku":"","price":12000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/Hangsheng_b_01.jpg?v=1649478606"},{"product_id":"漢聲雑誌87-88-美哉漢字","title":"美哉漢字","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e 美しい字は、字にあらず、\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e文化をうつす人である。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e中国の漢字民藝。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e中国を中心に日本や韓国を含めた漢字文化圏に残る「美術字」をテーマにまとめた本。デザインに興味のある方、書が趣味という方、民芸好き、何より若い世代や子どもたちに是非手にとって欲しい一冊です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e漢字は、日本人にとっても身近なもの。美術字というとピンときませんが、たとえば、ヘノヘノモヘジに代表される文字絵（もじえ）は、文字を組み合わせて絵を作る江戸時代の遊びでした。染織工芸家であり、民藝運動の中心的人物の１人でもあった、芹沢銈介（1895-1984）も文字絵を独自に展開し、グラフィカルな作品へと昇華させています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e漢聲の刊行物にしては地味に感じる黒を基調とした外箱の蓋を開けると、吉祥紋である雲紋の型抜きが現れます。箱から本体を取り出すと、黄色地に龍の頭を持つ「龍」の字と、裏表紙には龍と対になる「鳳」の字がそれぞれ画面いっぱいに描かれています。ページを捲っていくと、一枚の絵に見えて、実は漢字が隠れているだまし絵のような作品や、カリグラフィーのように漢字でモチーフの輪郭を描いているもの、漢字そのものが縁起の良い草花として描かれる花文字まで、あらゆる漢字のアートが所狭しと配置されています。合計230ページの本体はずっしりと重く、気軽には持ち歩けないほどです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e漢聲のHuang Yongsong（黄永松）編集長曰く、美術字は「百姓の字」であり、学校に通えず字の読めない子どもから知識人まで、中国人ならば誰もが理解できるシンボルなのだだとか。本書では、美術字研究の第一人者である張一道教授を中心に「字と図から派生した美術字」という筋道を辿りながら、膨大な文献と図版を根拠に美術字の美しさを伝えています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e民族や地域によっても美術字に異なる趣向が反映されており、『美哉漢字』に於ける独自の分類については、中国の漢字文化史にとっても貴重な資料として評価されています。効率化、デジタル化の波に呑み込まれ、統制のとれた無機質な漢字ばかりが飛び交う現代中国で、美術字の持つ人格的な美しさは過去のもの。中国国内でも失われつつある美術字は、本書の刊行をきっかけに、各地が行政主体で後継者を育てる試みが始まっているようです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e日本も、文字絵を過去の産物として邪険に扱わず、デザインに興味のある学生や、書道に精通する先生方、文字の概念を学んでいる最中の子どもたちなど、さまざまな観点から現在の文字絵を描いてみると、面白いのではないかと勝手に想像してみたりしています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42182070436008,"sku":"","price":12000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/Hangsheng_c_01.jpg?v=1649478905"},{"product_id":"citas","title":"Citas","description":"","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default 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PAMPLONA","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e1972年、スペイン北部の街に\u003cbr\u003e350人の前衛芸術家が\u003cbr\u003e結集しました。\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e牛追い祭り「サン・フェルミン祭」や\u003cspan data-mce-fragment=\"1\"\u003eヘミングウェイの長編小説『日はまた昇る』の舞台としても知られる\u003c\/span\u003eスペイン北部の小さな街パンプローナで、1972年に開催された芸術祭の図録です。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eイべントに招聘された前衛芸術家は350人。ボルタンスキー、ルイス・ブニュエル、ジョン・ケージ、オーギュスト・デ・カンポス、フェルナン・レジェ、マン・レイ、マンゾーニ、ブルース・ナウマン、ウォルフ・ヴォステル、ヤニス・クセナキス、荒川修作、河原温など。コンセプチュアルアート、ビデオアート、コンピュータアート、造形美術、電子音楽、ミニマリズム、アクションミュージック、実験映画など、多様な作品が集められました。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eデザインはスペインのアーティストでパンプローナを主催した電子音響音楽研究所「アレア(ALEA)」のメンバーだったホセ・ルイス・アレクサンコ。J.L.アレクサンコによるデザインで、アーティストによる作品のコンセプトや構想、設計やシステムなどをビジュアライズ。作家、グループ、作品ごとに本体の2.5倍サイズのページ(袖折込み)と2分の1のページを挿入したユニークな造本となっています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eナバラ出身の建築家一家で、音楽と造形美術の分野で社会文化活動を推進するフアルテ家の支援により、アレアが主催したイヴェントは、1972年6月26日より7月3日にかけ8日間にわたり開催されました。この試みは、アーティストと市民が共に生活し、街を大きく変貌させることに成功した好例として高く評価されています。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eとくに1970年代以降、美術の潮流がタブローからインスタレーション、ハプニングやパフォーマンスへと軸足を移していく中で、展覧会につきものであるはずの図録の方はと云えば、それほどラディカルな変化は見られなかったように思います。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e例外として良く知られているのが、ドイツのヴァルラフ・リヒャルツ美術館で開催された展覧会『アート・オブ・ザ・シックスティーズ』(“Art of the Sixties”  Wallraf-Richartz Museum 1969年初版刊行)の図録。作品を別刷して貼り込んだり金属製のボルトを使って綴じたり、ユニークなデザインで知られていますが、当書もこれと並ぶ数少ない事例のひとつと云えるのではないでしょうか。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e『アート・オブ・ザ・シックスティーズ』の方であれば小店でも一再ならず扱ってきましたが、流通量の違いか当書を手にしたのは今回が初めてです。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003eデザインを担当したホセ・ルイス・アレクサンコは、マドリッド大学とIBMの合意で1966年に設立されたコンピューティングセンター(Centro de Cálculo de la Universidad de Madrid)のメンバー。アレクサンコによるアーティスト・ブックとみることも可能ではないかと思います。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e尚、国立ソフィア王妃芸術センターは、1997年に「パンプローナの出会い 25年後」と題する展覧会を開催しており、戦後スペインにおける文化イヴェントとしての重要性を物語ります。\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e「公共空間へアートをという明確な目的のもとに組み立てられたエンカウンターズはスペインで行われた最大のパブリックアートイベントといえるだろう。(中略)芸術的なものもすべてイデオロギー的な出来事として解釈されるスペインにおいて、60年代の最も前衛的な芸術運動を俯瞰する機会を提供したのである。」\u003ca title=\"https:\/\/www.museoreinasofia.es\/en\/exhibitions\/pamplona-encounters-1972-end-party-experimental-art\" href=\"https:\/\/www.museoreinasofia.es\/en\/exhibitions\/pamplona-encounters-1972-end-party-experimental-art\" target=\"_blank\"\u003eソフィア王妃芸術センター\u003c\/a\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003cbr data-mce-fragment=\"1\"\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eText by 佐藤真砂\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE BOOKS","offers":[{"title":"Default Title","offer_id":42246487277736,"sku":"","price":154000.0,"currency_code":"JPY","in_stock":false}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0559\/0050\/4232\/products\/panplona_03.jpg?v=1651282067"},{"product_id":"エド-エフェメラ-1","title":"エド・エフェメラ I","description":"\u003ch1\u003e\n\u003cstrong\u003e江戸時代に\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e謎の絵師が描いた\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong\u003e金色の絵画。\u003c\/strong\u003e\n\u003c\/h1\u003e\n\u003cp\u003e最初に目にとまったのが、顔の表情を白で隠してしまったかのような1点でした。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e目にした瞬間「これはコンテンポラリー・アートではあるまいか!?」と思ってしまったのが運の尽きです。念のため、近くにいた古典籍を扱う若い同業者に時代を尋ねてみました。「詳しいことは何とも云えないけど、まあ江戸はあるでしょ」。主に近現代を扱うエフェメラ屋には「江戸はあるでしょ。」なんてなかなか言えないセリフです。格好いいぞ。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eかなりざっくりとした捉え方ですが、エフェメラには ①美しいもの・面白いもの、②重要な意味をもつもの、③その両方を併せもつもの、があります。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e西洋アンティークのお店などであれば、例えば「素敵なグリーティングカード」であるといった①の理由があれば店に置く資格は充分です。ところがいったん古本屋という場に移した途端、「何年の何のグリーティングカードなのか」といった内容や意味が問われるようになるから不思議です。①より②の方がむしろ重視されるのが従来の古本屋です。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e古本屋としてエフェメラを扱う私が探すべきものはさらに条件厳しく③のレベル、つまり「美しく、かつまた意味のあるエフェメラ」が求められます。というか、求められている気がしています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e実にこれが手ごわい。そう簡単に転がっているものではありません。加えて、大抵のものに既視感を覚えてしまう近年はとくに、市場にどれだけ通っても買うべきものを見つけられなという事態に見舞われています。一言でいえば、煮詰まってる。そんな時には、理屈抜きに／単純に感覚だけで／いいな欲しいなと思うものを／無性に買いたくなってきます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e今回お目にかける12人・12点の人物図は、このように煮詰まりきった時にたまたま市場で出くわしてしまったものです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e「江戸はある。」以外何もわからないまま我が物にしたからには、あとはひたすらブツと対峙し対話し、どれだけ説明可能なのか探求あるのみということになりました。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eさて、こまかく見ていきましょう。\u003cbr\u003e先ず明瞭なのは、12点全て、草花や山水、賛など一切描かれておらず、人物を描くことに焦点を絞っていることです。シンプルな構成要素と、背景色の上に人物像を切り抜いてのせたかのようなフラットな表現が、現代美術やモダンデザインの印象に近づける結果となっています。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e人物像だけで成立する絵画として、第一に想起されるのが歌仙図です。歌仙図の名品のなかにも賛がない作品があることは確認できましたが、しかし12人それぞれ人物の特定には至りませんでした。従って歌仙図であるとの断言は避けねばなりません。ただ、高名な歌仙図や絵師の作風で近似した作品が出てこなかったことで、むしろ贋作の疑いを排除することはできそうです。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eもちろん、世に名を残す歌仙図などとは比ぶるべくもなく表現は単調で、どこかおとなしさを感じさせる一方、人物の表情や毛髪の線などに、繊細な筆致を見ることができます。しかし女人像2点の毛髪の描写には他の図像に見られない生硬な線描が認められ、また、顔料ののり方から受ける印象などから、上塗りされている可能性があります。男性像と女人像とで別の絵師が担当したという推測、或いは寄合描きという可能性も捨てられません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e大きさは12点すべて同じ縦21cm・横18cm。サイズが揃っていること、紙質が同一であることから、”屏風はがし”だと仮定しても、元々は同一の料紙に描かれていたのではないかと考えました。調べてみると室町時代の料紙の規定に「大色紙」縦19.4cm・横17cm、「小色紙」縦18.2cm・横16.1cmとあり、どうやら最もサイズが近い「小色紙」に描かれたものと思われます。ちなみに現在流通している「小色紙」の大きさは縦21.2・横18.2cmとさらにサイズが近づきます。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eと、推測できることはここまで。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e絵師を特定できるかと思っていた落款からの探索は空振りに終わりました。相変わらず描かれた人物についても何もいえないままです。年代を絞り込むこともできず、どこまでもアノニマスなエフェメラです。細かく見ていけばそれぞれに手柄もあれば瑕疵もある12点です。それでもわざわざ補修の手を入れてもらい、人の生命などよりよほど長くこの世に存在し続けてきた12点でもあります。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003eもしかしたらそのこと自体が最も雄弁に、この12点がもつ魅力を物語っているのかもしれません。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003cspan style=\"text-decoration: underline;\"\u003e\u003cstrong\u003e佐藤真砂のOne Point Lesson\u003c\/strong\u003e\u003c\/span\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cem\u003e現在では、主に寄せ書きや、サインなどに使用される色紙ですが、その歴史は古く、日本大百科には、「もともとは白紙に対して染紙一般の意に用い、すでに奈良時代の正倉院文書(もんじょ)にもみえ、現に正倉院に伝存している。」と記載されていました。『源氏物語』や『枕草子』には「白き色紙」の用例もあり、色の紙を表しています。一方、平安時代の中期から鎌倉時代にかけて、障子や屏風に書かれた風景画、寺院の壁画や扉絵に描かれた山水画や肖像画などの中に、その絵画にちなんだ詩歌を書く「色紙形」とよばれる形態が用いられるようになり、料紙として色紙を転用したことが、現在の源流とされていました。\u003c\/em\u003e\u003cbr\u003e　\u003cstrong data-mce-fragment=\"1\"\u003e帝国データバンク史料館「\u003ca title=\"https:\/\/www.tdb-muse.jp\/webmagazine\/2019\/09\/post-1023.html\" href=\"https:\/\/www.tdb-muse.jp\/webmagazine\/2019\/09\/post-1023.html\" data-mce-fragment=\"1\" target=\"_blank\" data-mce-href=\"https:\/\/www.tdb-muse.jp\/webmagazine\/2019\/09\/post-1023.html\"\u003e色紙がつなぐ世界\u003c\/a\u003e」\u003c\/strong\u003eより一部抜粋\u003cbr\u003e\n\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cbr\u003e\n\u003cblockquote\u003e\n\u003cem\u003e和歌を書くべき料紙として使われた色紙が、盛んに使われるようになったのは、室町時代。その頃、しだいに色紙の寸法が決められ、さらにその書式も定められた。大色紙は、縦約19.4cm、横が17cm。小色紙は縦18.2cm、横16.1cmが規定のサイズとなり、書式については、歌の散らし方や、古歌を書く場合には作者の名前を入れるといった細かい約束事が決められた。最も多く使われたのは三十六歌仙で、三十六人の歌人の秀歌を1枚1首ずつ書いて、三十六枚を屏風に貼ったり、歌合せ式に左右に分けて、一双の屏風に貼りこむということが行われている。江戸時代に入ると、本阿弥光悦が嵯峨の角倉素庵の工房で、華麗な色紙をつくり、現在まで「嵯峨本」によって伝えられている。\u003c\/em\u003e\u003cbr\u003e\u003cstrong data-mce-fragment=\"1\"\u003e　色紙屋「\u003ca title=\"https:\/\/sikisiya.ocnk.net\/page\/7\" href=\"https:\/\/sikisiya.ocnk.net\/page\/7\" data-mce-fragment=\"1\" target=\"_blank\" data-mce-href=\"https:\/\/sikisiya.ocnk.net\/page\/7\"\u003e色紙の歴史\u003c\/a\u003e」\u003c\/strong\u003eより要約\u003c\/blockquote\u003e\n\u003cp\u003e \u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eText by 佐藤真砂\u003c\/p\u003e","brand":"FRAGILE 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